ハクビシン・アライグマの糞害と追い出し方|天井裏の物音の正体と、鳥獣保護法・外来種のルール【北海道】

ハクビシン・アライグマの糞害と駆除【北海道】

「夜になると、天井裏でドスンドスンと足音がする」「ベランダの隅に、種の混じった糞が山盛りになっている」——。心当たりがあるなら、それはハクビシンか、アライグマかもしれません。

まず、お伝えしたいことがあります。天井裏の物音や糞は、放っておくと悪臭・天井のシミ・感染症へとつながる「警告サイン」です。

そして、もうひとつ大切なこと。ハクビシンもアライグマも、見つけても、勝手に捕まえてはいけません。法律で守られている(あるいは規制されている)動物だからです。

 

この記事の要点は、3つです。

  1. まず「何の動物か」を糞・足音・時間帯で見分ける。ここで、正しい対処が決まります
  2. 糞には病原体がいます。素手で触らない・掃除機で吸わない。掃除には手順があります
  3. ハクビシン(鳥獣保護管理法)もアライグマ(特定外来生物)も、素人の捕獲は法律でNG。追い出し・侵入口ふさぎと、専門業者への相談が現実的な道です

 

必要なところから読めます。

  • 天井裏の物音の正体を知りたい方 → 「見分け方」の章へ
  • 糞の掃除の仕方を知りたい方 → 「糞害と掃除」の章へ
  • 自分で捕まえていいのか気になる方 → 「法律のルール」の章へ
  • 北海道でよく出るのは?という方 → 「北海道の事情」の章へ

私たち「くらしの味方 開拓札幌」は、札幌の暮らしの困りごとの相談窓口です。

害獣の被害についても、ご相談を承っています。この記事では、正しい見分け方と、法律に沿った安全な進め方をお伝えします。法律や北海道の情報は、環境省・北海道・札幌市の公式情報で裏を取りました。

代表 成田
「天井裏に何かいる」という不安は、じっとしていると、どんどん大きくなります。でも、正体さえ分かれば、次にやることはシンプルです。まずは「何がいるのか」を、いっしょに突き止めていきましょう。
目次

天井裏の物音の正体は? 害獣の見分け方【糞・足音・時間帯】

天井裏の物音の正体の見分け(ハクビシン/アライグマ/イタチ/ネズミ)

天井裏から物音がしても、正体が分からなければ、正しい手は打てません。ネズミ用の対策をしても、相手がハクビシンなら、まったく効きません。まずは、残された「証拠」から、犯人を絞り込みましょう。決め手になるのは、糞・足音・鳴き声・出る時間帯の4つです。

まずは「糞」で見分ける(いちばんの手がかり)

天井裏や軒下、ベランダの隅に残された糞は、いちばん確実な手がかりです。動物ごとに、大きさ・形・中身・においが違います。ひと目で比べられるよう、表にまとめました。

動物糞の大きさ・形特徴・中身におい
ハクビシン長さ5〜10cm・直径2cm前後の細長い形同じ場所にためる「ためフン」。果物の種や皮が混じることが多い果物のような甘い臭いがすることも
アライグマ長さ5〜15cm・直径2〜3cmと太めハクビシンより太くがっしり。動物の骨や昆虫の殻が混じる。同じくためフン強い悪臭
イタチ・テン長さ4〜8cm・非常に細長いねじれて、水分を含みベチャッとしている。小動物の骨や鳥の羽根が混じるとくに強い悪臭
タヌキ長さ2〜3cmの丸みのある形屋外の決まった場所にためる(ためフン)。土に近い場所に多い強い悪臭
ネズミ長さ0.5〜1cmと小さい米粒〜細長い形あちこちに散らばって落ちている(ためフンではない)特有のにおい

ポイントは2つ。「大きくて、同じ場所にためてある」ならハクビシン・アライグマ・タヌキ、「小さくて、あちこちに散らばっている」ならネズミ、と大きく分けられます。そのうえで、果物の種が混じっていればハクビシンの可能性が高い、と考えてください。

足音・鳴き声・出る時間帯で絞り込む

糞が見つからないときは、音と時間帯が手がかりになります。

  • ハクビシン:夜行性。日が暮れてから、天井裏を「ドスンドスン」と重めの足音で歩き回る。体長50〜70cmと大きく、猫くらいの重さがあります
  • アライグマ:同じく夜行性。ハクビシンよりがっしりして重い足音。「クルルル」という鳴き声や、金属的な物音を立てることも
  • イタチ・テン:胴が細長く、動きが素早い。「カサカサ」「タタタッ」と軽く速い足音。昼間に動くこともあります
  • ネズミ:「カサカサ」「チューチュー」と軽く小刻みな音。壁の中や、天井のあちこちを走り回ります

「重くて大きい音」ならハクビシンかアライグマ、「軽くて素早い音」ならイタチかネズミ、というのが、おおまかな目安です。イタチの疑いが強いときは、イタチの駆除・追い出し方もあわせてご覧ください。

侵入口の大きさでも見当がつく

どこから入っているかも、正体のヒントになります。ハクビシンやアライグマは、直径8〜9cmほど(頭が入る大きさ)のすき間があれば侵入します。屋根と壁のすき間、軒下、換気口、通風口などが入り口になりやすい場所です。一方、ネズミは1.5cm(500円玉ほど)のすき間でも通り抜けます。「こんな小さなすき間から?」という場所なら、ネズミの可能性が高くなります。

正体が分かった方へ|すでに糞が山になっているなら、掃除より先にやることがあります

ハクビシンもアライグマも、決まった場所に糞をためる「ためフン」をします。そしてそのにおいを頼りに、戻ってきます。だから、糞を掃除するだけでも、追い出すだけでも終わりません。糞尿の除去・消毒・侵入口の封鎖まで、ひとつながりです。しかも、あとで詳しくお伝えしますが、この2種は、あなたが自分で捕まえると法律違反になります。害獣駆除110番なら現地調査0円・24時間365日受付で、いまどこまで進んでいるかを見てもらえます(※対応エリア・加盟店・現場状況により費用が発生する場合あり)。

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代表 成田
正体探しは、名探偵になったつもりで。糞の大きさ・音の重さ・出る時間。この3つを組み合わせると、かなり絞り込めます。無理に天井裏へ上がって確かめる必要はありません。危ないですし、まずは見える範囲の手がかりで十分ですよ。

ハクビシン・アライグマとは? どんな動物か

正体を絞り込めたら、相手の「くせ」を知っておきましょう。習性が分かると、なぜ被害が起きるのか、どうすれば防げるのかが見えてきます。

ハクビシン|額の白い線が目印の、夜行性の雑食動物

ハクビシンは、ジャコウネコ科の動物です。名前のとおり、額から鼻にかけて、1本の白い線が入っているのが最大の目印です。体長は50〜70cmほどで、猫より少し大きいくらい。長いしっぽを持ちます。

夜行性で、日中は天井裏や軒下に潜み、夜になると動き回ります。雑食ですが、とくに甘い果物が大好物。柿・ブドウ・ミカンなどを好み、庭の果実や生ごみを求めて住宅街にも出てきます。木登りが得意で、電線やブロック塀を伝って、屋根から侵入します。

アライグマ|見た目はかわいいが、気性は荒い外来種

アライグマは、北アメリカ原産の外来種です。目のまわりの黒い模様と、しっぽの黒い横しま模様が特徴。ハクビシンと違い、しっぽに縞があります。前足が器用で、ものをつかんだり、簡単な仕掛けを開けたりできます。

見た目はかわいらしいのですが、気性は荒く、追い詰められると攻撃してくることがあります。雑食で、果物・野菜・魚・小動物まで何でも食べます。後で述べるとおり、日本では特定外来生物に指定されており、扱いには法律のルールがあります。

共通する「ためフン」と「帰巣本能」

両者に共通する、やっかいな習性が2つあります。

  • ためフン:決まった場所に、糞と尿を集中的にためます。天井裏の一か所に山盛りになり、シミ・悪臭・害虫のもとになります
  • 帰巣本能とマーキング:一度すみついた場所に強く執着します。自分の糞尿のにおいを頼りに戻ってくるため、追い出しても、においが残っていると再び戻りやすいのです

この2つの習性が、「掃除しただけでは解決しない」理由になります。

代表 成田
ハクビシンとアライグマ、見分けの決め手は「しっぽ」です。しま模様があればアライグマ、なければハクビシン。顔の白い線もヒントになります。どちらも、見た目のかわいさで油断は禁物。とくにアライグマは気が荒いので、絶対に素手で近づかないでくださいね。

糞害の実態と、糞を見つけたときの正しい掃除の仕方

ハクビシンやアライグマの糞は、「臭い」「汚い」だけでは済みません。放っておくと、住宅と健康の両方に、実害が出ます。まず被害を知り、そのうえで安全な掃除の手順を押さえましょう。

糞尿を放置すると起きる、3つの被害

  • 天井のシミ・建物の腐食:ためフンの尿が天井板にしみ込み、大きなシミになります。腐食が進むと、最悪の場合、天井が抜けて糞尿が落ちてくることもあります
  • 害虫の発生:糞にウジ・ハエ・ゴキブリ・ダニ・ノミが群がり、家全体の衛生環境が悪化します
  • 感染症・アレルギー:糞には細菌やウイルスなどの病原体がいることがあります。乾いた糞の微粒子を吸い込むと、アレルギーやぜんそくの原因にもなります

掃除の前に|「絶対にやってはいけない」2つのこと

糞を見つけたとき、やりがちだけれど危険なのが、次の2つです。

  • 素手で触る:多くの健康被害は、糞に直接触れることで起きます。必ず手袋を
  • 掃除機で吸う:排気で病原体が部屋中に舞い散り、吸い込んでしまいます。掃除機は使いません

安全な掃除の手順

どうしても自分で応急処置をする場合は、次の手順で、身を守りながら行ってください。

  1. 完全防備する:使い捨て手袋・マスク(できればN95などの防じんマスク)・ゴーグル・捨ててよい長袖長ズボンを着ます
  2. 乾かさずに拭き取る:糞が乾くと粒子が飛びます。霧吹きで軽く湿らせ、新聞紙やペーパータオルでそっと拭き取り、ビニール袋へ入れて固く縛ります
  3. 周辺を消毒する:糞のあった場所とその周りを、消毒用アルコール(エタノール)か、薄めた塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒します
  4. 使った道具も捨てる:手袋・マスク・雑巾・着ていた服も、袋に密封して処分します

ただし、これはあくまで「見えている糞」への応急処置です。天井裏に大量にたまった糞や、高所での作業は、家庭では手に負えません。無理をせず、後の章の「専門業者への相談」を検討してください。

代表 成田
糞の掃除で、いちばん怖いのは「乾いた糞を吸い込むこと」です。だから、掃除機は使わず、湿らせて拭き取る。手袋とマスクは必ず。健康を守ることが、何より優先です。無理は、絶対にしないでくださいね。

自分で捕まえていい? ハクビシン・アライグマと法律のルール

「捕まえて、追い払ってしまいたい」——お気持ちは分かります。ですが、ここがこの記事でいちばん大切な注意点です。ハクビシンもアライグマも、勝手に捕獲することは、法律で禁じられています。知らずに捕まえると、あなたが罰せられる側になりかねません。

ハクビシン|鳥獣保護管理法で守られている

ハクビシンは、環境省の説明によると、鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)の対象です。この法律では、野生鳥獣は原則として捕獲・殺傷が禁止されています。(ベランダに来る鳩(ハト)も同じ対象で、卵やヒナのいる巣は勝手に撤去できません。)

被害が出ている場合に捕獲するには、お住まいの市区町村や都道府県の許可が必要です。ワナで捕まえるには、狩猟免許も要ります。つまり、「見つけたから捕まえる」は、許可なしにはできません。追い出しと侵入口ふさぎは自分でできますが、捕獲・処分は、許可を持つ人・業者の仕事だと考えてください。

アライグマ|特定外来生物・外来生物法でさらに厳しい

アライグマは、さらに厳しい扱いになります。アライグマは「特定外来生物」に指定されており、外来生物法(環境省・特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)で、次のことが原則禁止されています。

  • 飼う・保管する
  • 生きたまま運ぶ
  • 野外に放す
  • ほかの人に譲る・売る

とくに注意したいのが、「生きたまま運ぶ」ことも禁止という点です。「かわいそうだから、捕まえて山に放そう」と考えても、生きたまま運ぶ・放すこと自体が違反になります。環境省が示す罰則は重く、無許可で野外に放した場合、個人で3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金(法人は1億円以下)にもなり得ます。

では、どうすればいいのか

法律で捕獲がしばられている以上、住民ができるのは、次の3つです。

  1. 追い出す:忌避剤(くん煙式の殺虫剤など)や光・音で、いったん出ていってもらう
  2. 侵入口をふさぐ:出ていったすきに、入り口になっているすき間を金網などで封鎖する
  3. 捕獲は、行政か専門業者に任せる:市区町村へ相談し、許可のもとで捕獲してもらう

なお、東京都の案内でも指摘されているとおり、忌避剤での追い出しは「その場から動かす」だけで、逃げた個体が別の家に移るだけのことも多く、根本的な解決にはなりにくいとされています。侵入口ふさぎと、行政・専門業者の力を借りるのが現実的です。

代表 成田
「良かれと思ってやったことが、法律違反だった」——これが、いちばん避けたいことです。とくにアライグマは、生きたまま運ぶだけでもアウト。捕獲は、行政か、法律に沿って対応できる業者に任せる。これが、あなたを守る一番の方法です。

北海道でとくに注意|アライグマの急増と、エキノコックス

ここからは、北海道・札幌にお住まいの方にこそ知ってほしい事情です。全国向けの情報だけでは見落としがちな、北海道ならではのポイントがあります。

アライグマは、ほぼ道内全域に広がっている

「アライグマは本州の話」と思われがちですが、それは誤解です。北海道の資料によると、道内のアライグマは、1979年に恵庭市でペットの10頭が逃げ出したことが野生化の始まりとされ、現在はほぼ道内全域で目撃されています。

農業被害も深刻です。同じ資料によれば、2020年度には、約1億2千万円もの農業被害が報告されています。トウモロコシ・メロン・スイカなどが食べられる被害です。札幌近郊でも、住宅への侵入や庭の被害は、めずらしくなくなっています。

札幌・北海道の「エキノコックス」への衛生注意

北海道には、道外ではあまり知られていないエキノコックス症という病気があります。ここは、正確に理解してください。札幌市の説明によると、エキノコックスは主にキツネ(キタキツネ)と野ネズミに寄生する寄生虫で、その卵が口から入ることで、まれに人に感染します。

つまり、エキノコックスの主役は、ハクビシンやアライグマではなく「キツネ」です。ただし、野生動物の糞尿を扱う北海道では、衛生面全般に気をつける意味があります。札幌市は、次のような予防を呼びかけています。

  • 野山や庭仕事から帰ったら、手をよく洗う
  • 山菜や果実を口にするときは、流水でよく洗い、十分に加熱する
  • 沢の水・わき水など、生水を飲まない
  • キツネにエサを与えない

なお、アライグマには、これとは別に「アライグマ回虫」という寄生虫のリスクもあります。北海道も、庭仕事や砂遊びのあとの手洗いを呼びかけています。糞を扱うときに手袋・マスクをして、素手で触らないのは、こうした理由からも大切です。

代表 成田
エキノコックスの主な原因はキツネで、ハクビシンやアライグマとは分けて考えてください。とはいえ、野生動物の糞を扱う以上、手洗いと手袋は、北海道では特に大事です。「外から帰ったら手を洗う」——子どものころ習ったことが、ここでも一番の予防になります。

追い出しと、二度と入れないための侵入口ふさぎ

捕獲は行政や業者に任せるとしても、「追い出し」と「侵入口をふさぐ」ことは、住民自身にもできます。ここは、被害を止めるうえで欠かせない一歩です。ただし、順番と時期に、コツがあります。

まず「エサ場」と「寝床のもと」をなくす

そもそも寄せ付けないことが、いちばんの対策です。

  • 庭の果実・生ごみ:熟した柿やブドウを放置しない。生ごみは、収集日を守り、フタ付きの容器で管理する
  • ペットのエサ・水:外に出しっぱなしにしない
  • 侵入経路になる枝を切る:屋根に登る足がかりになる木の枝は、切っておく

追い出しは「出産・子育ての時期」に注意

追い出しを急ぐあまり、注意したいのが時期です。春〜夏は、天井裏で子どもを産み、育てていることがあります。この時期に親だけ追い出すと、動けない子どもが取り残され、天井裏で死んでしまい、かえってひどい悪臭・害虫被害になることがあります。子育て中の気配(小さな鳴き声など)があるときは、無理に追い出さず、専門業者に相談してください。

侵入口ふさぎは「いなくなってから」

侵入口をふさぐ順番を、間違えないでください。

  1. まず、中の動物を追い出す:忌避剤などで、外に出ていってもらう
  2. いないことを確認してから、ふさぐ:中に閉じ込めると、パニックで暴れたり、天井裏で死んだりします
  3. すき間を金網・パンチングメタルで封鎖:8〜9cmのすき間から入るので、換気口・通風口・軒下を重点的に。力が強いので、しっかり固定します

ここまでが、DIYの限界

正直にお伝えすると、住民自身でできるのは、ここまでです。天井裏の大量の糞の除去・消毒、高所での侵入口の完全封鎖、そして捕獲は、専門の知識・装備・許可がないと、安全にも法律的にも難しいのが実情です。「追い出したのに、また戻ってきた」というときは、侵入口をふさぎきれていないサインです。次の章を参考にしてください。

代表 成田
侵入口ふさぎで、いちばん多い失敗が「中にいるのに、ふさいでしまう」ことです。閉じ込めると、天井裏で暴れたり、死んでしまったりして、被害が大きくなります。順番は「追い出す→いないと確認→ふさぐ」。ここだけは、絶対に守ってください。

自分で難しいときは、専門業者・行政に相談を

ここまで読んで、「やっぱり、自分では難しそう」と感じた方も多いと思います。それは、まったく問題ありません。ハクビシン・アライグマの被害は、法律・高所作業・感染症の3つがからむため、プロや行政の力を借りるのが、いちばん確実で安全です。

まずは「行政の窓口」に相談できる

アライグマ・ハクビシンの被害は、お住まいの市区町村が相談窓口になっています。北海道も、被害の報告や捕獲については、お住まいの市役所・町村役場に連絡するよう案内しています。自治体によっては、捕獲や、ワナの貸し出しに対応していることもあります。まずは、市区町村の環境部署に問い合わせてみてください。

専門業者に頼むと、何をしてくれる?

行政の対応だけでは追いつかない、急いで解決したい、というときは、害獣駆除の専門業者という選択肢があります。業者は、次のような作業を一括で行います。

  • 侵入経路の特定と、確実な封鎖(高所作業を含む)
  • 法律・許可に沿った、追い出し・捕獲
  • 天井裏の糞尿の除去と、専門機材による消毒
  • 再発を防ぐための、点検・保証

費用の考え方と、悪質な業者への注意

費用は、被害の程度・建物の構造・どこまで作業するかで、大きく変わります。ネット上の相場には幅があるので、正確な金額は現地調査のうえの「見積り」でしか分かりません。

この分野で気をつけたいのが、不当な追加請求や、再発保証がなく、そのつど費用がかかる業者です。契約の前に、次の3点を確認してください。

  1. 現地をきちんと調査し、見積書を項目ごとに出してくれるか
  2. 再発時の保証があるか(保証期間・条件)
  3. 追い出しだけでなく、侵入口の封鎖・消毒まで総額に含まれているか

なお、天井裏に別の動物(ネズミやコウモリ)がいる可能性もあります。音の種類や時間帯から正体をしぼる方法は、屋根裏の物音で害獣を見分ける方法にまとめています。ネズミの駆除・侵入経路のふさぎ方や、コウモリの追い出し方と糞の掃除も、あわせて参考にしてください。

 

当サイトがご案内しているのは、害獣駆除110番です

いま挙げた3点のうち、①見積書が項目ごとに出るかと③封鎖・消毒まで総額に含まれるかは、依頼する前から答えを確かめられます。

 

害獣駆除110番は、地域の害獣駆除業者を紹介するサービスで、北海道にも対応しています。

  • ⭐【③総額に含まれるか】公式サイトに「駆除費用+殺菌・消毒費用+清掃費用 全てコミコミで追加費用なし」と明記されています。この章でお伝えした不当な追加請求への、いちばん分かりやすい答えです。しかもこの記事で見てきたとおり、ハクビシン・アライグマは帰巣本能が強く、においが残っていれば戻ってきます。消毒と清掃は、あとから足される追加作業ではなく、最初から必要な作業です
  • 【①見積り】現地調査0円(※対応エリア・加盟店・現場状況により費用が発生する場合あり)。動物別の料金も先に公表されています——ハクビシン33,000円〜/アライグマ49,500円〜。金額を見てから決められます
  • ハクビシンもアライグマも、名指しで対応害獣に入っています:ネズミ・イタチ・ハクビシン・アライグマ・モグラ・害鳥・コウモリ。「この動物、やれますか」から始めなくて済みます

そして、この2種が相手だからこそ効いてくる備えが、ここにはあります。

  • 🛡請負業者賠償責任保険に加入(上限3億円)。天井裏に人が上がり、断熱材をめくり、この記事でお伝えしたとおりすでに腐食が進んでいれば天井そのものに手を入れることもある工事です。万が一のときの備えがあるかどうかは、頼む前に確かめておきたいところです
  • 🛡アフターフォロー:万が一 施工不良があった場合、運営会社を通して話をすることもできます。個人業者と直接契約して、連絡がつかなくなるという事態が起きにくい形です
  • 24時間365日受付。深夜に頭上でドスンドスンと音がして眠れない、その場で相談を出せます
  • 運営は東証上場のシェアリングテクノロジー株式会社(証券コード3989)で、累計問合せは500万件(2022年10月末時点)です

紹介サービスは、ほかにもあります。そのなかで当サイトがここをご案内しているのは、上場企業が運営していて、賠償保険に入っていて、料金と含まれる作業を先に公表している——この3つが揃っているからです。「間に入る会社が、あとから責任を取れる形になっているか」。ここがいちばん大事だと考えています。

ひとつだけ、正直にお伝えします

費用をかけずに済むなら、それがいちばんです。被害が軽く、子育て期でなく、侵入口が少ないなら、この記事の手順を試す価値は十分あります。また、前の項のとおりお住まいの市区町村も相談窓口で、自治体によっては捕獲やワナの貸し出しに対応しています。まずそちらに聞くのも、正しい選択です。

 

ただし、行政が扱うのは捕獲までです。天井裏にたまった糞尿の除去も、においの消毒も、8〜9cmのすき間を金網でふさぐ工事も、行政の仕事ではありません。

 

そして、DIYについても正直にお伝えします。この記事で引いた東京都の案内のとおり、忌避剤での追い出しは「その場から動かすだけ」で、逃げた個体が別の家に移るだけのことも多く、根本的な解決にはなりにくいとされています。追い出せても、すべての侵入口を高所まで見つけて完全にふさぐこと、大量の糞の除去と消毒は、家庭では難しいのが実情です。そして捕獲は、そもそも許可がなければできません。ハクビシンは鳥獣保護管理法、アライグマは特定外来生物で、生きたまま運ぶだけでも違反、罰則は3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金です。

 

待っているあいだにも、尿は天井板にしみ込んでシミになり、腐食が進めば天井が抜けて糞尿が落ちてきます。糞にはウジ・ハエ・ダニ・ノミが群がり、アライグマ回虫のリスクもあります。乾いた糞の微粒子を吸えば、アレルギーやぜんそくの原因にもなります。気づいた今が、いちばん軽く、いちばん安く済むタイミングです。

 

相談自体は無料です。まずは「何がいるのか」「いまどこまで進んでいるのか」を、プロの目で確かめてもらうところから始めてください。なお再発時の保証は、業者や現場の状況で条件が変わります。いま挙げた3点の②にあたる大事な確認事項なので、現地調査に来てもらったときに「保証は何年、どこまでですか」と、その場で必ず聞いてください。

代表 成田
この2種でいちばんやっかいなのが帰巣本能です。追い出しても、糞のにおいが残っているかぎり、また同じ場所に戻ってきます。だから「駆除・消毒・清掃がぜんぶ込みでいくらか」を先に確かめてほしいんです。掃除だけ、追い出しだけでは、来年も同じ音を聞くことになります。相談だけなら無料ですし、金額を見てから決められます。

 

まずは無料で相談する

※害獣駆除110番のページへ移動します。電話・WEBどちらからでも受け付けています。

ハクビシン・アライグマの被害について、よくあるご質問

Q. ハクビシンとアライグマ、どう見分ければいいですか?

いちばんの決め手は「しっぽ」です。しっぽに黒い横しま模様があればアライグマ、なければハクビシンです。ハクビシンは、額から鼻にかけて白い線があるのも目印。糞では、果物の種が混じっていればハクビシンの可能性が高いです。

Q. 見つけたら、自分で捕まえてもいいですか?

いいえ。ハクビシンは鳥獣保護管理法、アライグマは外来生物法(特定外来生物)で、許可なく捕獲することは禁じられています。とくにアライグマは、生きたまま運ぶ・放すことも違反です。捕獲は、市区町村や専門業者に任せてください。

Q. 糞を見つけました。掃除機で吸ってもいいですか?

いけません。掃除機の排気で、病原体が部屋中に舞い散ります。手袋・マスクをして、霧吹きで湿らせてから拭き取り、消毒してください。素手で触るのも避けてください。

Q. エキノコックスが心配です。ハクビシンやアライグマからうつりますか?

エキノコックスの主な感染源はキツネ(キタキツネ)と野ネズミで、ハクビシンやアライグマとは分けて考えます。ただし、野生動物の糞を扱うときは、手袋・マスクをして、作業後によく手を洗うのが基本です。詳しくは、札幌市などの案内をご確認ください。

Q. 追い出したのに、また戻ってきました。

侵入口をふさぎきれていない可能性が高いです。ハクビシン・アライグマは帰巣本能が強く、においを頼りに戻ってきます。すき間の完全な封鎖と、においの消毒が必要です。高所作業も含むため、専門業者への相談をおすすめします。

Q. どこに相談すればいいですか?

まずは、お住まいの市区町村の環境部署が相談窓口です。急いで解決したい、総合的に対応してほしいというときは、害獣駆除の専門業者という選択肢もあります。迷ったときは、無料の現地調査で、いまどこまで進んでいるかを見てもらうのが確実です。

まとめ|正体を見分け、法律に沿って、安全に対処を

最後に、大切なことをおさらいします。

  • 天井裏の物音は、まず糞・足音・時間帯で正体を見分ける。大きくためフンならハクビシン・アライグマ、果物の種があればハクビシン
  • 糞には病原体がいる。素手で触らない・掃除機で吸わない。手袋とマスクで、湿らせて拭き取る
  • ハクビシン(鳥獣保護管理法)もアライグマ(特定外来生物)も、素人の捕獲はNG。とくにアライグマは、生きたまま運ぶのも違反
  • 北海道はアライグマがほぼ全域に拡大。エキノコックスの主役はキツネだが、糞を扱うときは手洗い・手袋を
  • できるのは追い出しと侵入口ふさぎまで。捕獲・大量の糞の除去は、行政・専門業者に相談を

天井裏に何かいる、という不安は、放っておくほど大きくなります。でも、正体を見分け、法律に沿って手順どおり動けば、必ず前に進めます。

代表 成田
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。害獣の被害は、法律や高所作業がからんで、ひとりで抱えるには重いものです。「何の動物か分からない」「追い出しても戻ってくる」というときは、無料の現地調査で確かめてもらうところからで大丈夫です。においが染みつき、天井が傷む前の今が、いちばん軽く済みます。

天井裏やベランダに糞がたまっている、というお宅は、害獣駆除110番の無料相談から始めてください(ハクビシン33,000円〜・アライグマ49,500円〜・駆除+殺菌消毒+清掃コミコミ・24時間365日受付)。

札幌の家に出るほかの虫・動物と、自分で駆除していいもの・法律上いけないものの一覧は、札幌の害虫・害獣駆除|相手別25記事と、法律で捕まえてはいけない相手にまとめています。