「天井裏で、夜になるとバサバサ音がする」「ベランダや換気口の下に、黒い小さな粒が落ちている」。それは、コウモリが住みついているサインかもしれません。
「早く追い払いたい」「糞が汚いし、病気が心配」。そう思って、この記事にたどり着かれたのだと思います。
でも、その前に、いちばん大事なことをお伝えします。コウモリを、勝手に捕まえたり殺したりするのは、法律で禁止されています。
コウモリは「鳥獣保護管理法」で守られている野生動物です。だからこそ、私たちにできるのは「駆除(殺す)」ではなく、「追い出して、二度と入れない」こと。ここを間違えると、法律に触れるだけでなく、かえって被害が長引くこともあります。
この記事の要点は、3つです。
- コウモリは「駆除」ではなく「追い出す」。捕獲・殺傷は法律違反になります
- 追い出しには「時期」がある。6〜8月(子育て期)と冬は、やってはいけません
- 糞の掃除は「湿らせてから、静かに」。乾いた糞を吸い込まないことが、健康を守るコツです
必要なところから読めます。
- そもそも自分でやっていいの? → 「駆除でなく追い出す」の章へ
- いつ追い出せばいい? → 「適した時期」の章へ
- 追い出す方法を知りたい方 → 「追い出し方の手順」の章へ
- 糞の掃除の仕方を知りたい方 → 「糞の掃除」の章へ
- 自分では難しそうな方 → 「頼っていい」の章へ
私たち「くらしの味方 開拓札幌」は、札幌の暮らしの困りごとの相談窓口です。特定の業者に肩入れせず、お客さまにとって最適な方法を中立の立場でご案内しています。この記事では、環境省や厚生労働省の公的な情報をもとに、正しい追い出し方と、安全な糞の掃除の仕方を整理しました。
大前提|コウモリは「駆除」ではなく「追い出す」(鳥獣保護法)
まず、いちばん大事な法律の話からです。ここを理解すると、コウモリ対策で「やっていいこと」と「やってはいけないこと」が、はっきり分かります。
捕まえる・殺すのは、法律で禁止されている
コウモリは、鳥獣保護管理法(正式には「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」)で守られている野生動物です。(ベランダや軒下に来る鳩(ハト)も同じ鳥獣保護管理法の対象で、卵やヒナのいる巣は勝手に撤去できません。)
この法律では、狩猟の場合を除いて、野生の鳥や哺乳類を捕まえる・殺す・傷つけること(まとめて「捕獲等」といいます)が、原則として禁止されています。コウモリも、当然その対象です。
つまり、家に入ってきたコウモリを、叩き落とす・素手でつかまえる・殺虫剤で殺す、といった対処は、法律に触れるおそれがあります。
違反すると、どうなる?
「そんな大げさな」と思うかもしれませんが、罰則もきちんと定められています。
鳥獣保護管理法の第83条では、許可なく対象の鳥獣を捕獲等した場合、1年以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金が科されることがあると定められています(※以前は「懲役」でしたが、法改正で「拘禁刑」という表現に変わりました)。
ネズミ退治のような感覚で手を出すと、思わぬトラブルになりかねません。だからこそ、正しい方法を知っておくことが大切です。
「追い出す」なら、許可はいらない
では、何もできないのかというと、そうではありません。ポイントは、「捕まえる・殺す」のではなく「追い出す(追い払う)」ことです。
コウモリを傷つけずに、忌避剤や光などで自分から出ていってもらう「追い出し」は、法律でいう「捕獲等」にはあたりません。だから、許可がなくても行えます。
もし、どうしても捕獲が必要な場合は、都道府県や市町村に申請して許可を得る必要がありますが、これは専門的な手続きで、個人が取るのは現実的ではありません。だから、私たちが取るべき道は、はっきりしています。
- できること:追い出す・侵入口をふさぐ・糞を掃除する
- やってはいけないこと:捕まえる・殺す・傷つける
この記事は、この「できること」だけで、コウモリ被害を解決するための手順書です。
家に来るのは、どんなコウモリ?(見分け方・札幌の事情)
対策の前に、相手を知っておきましょう。「家に住みつくコウモリ」には、はっきりした特徴があります。
家に棲むのは、ほとんどが「アブラコウモリ」
日本で、人の住まいに棲みつくコウモリのほとんどは、アブラコウモリ(別名イエコウモリ)という種類です。体長は4〜6cmほどと小さく、夕方から夜にかけて活動し、蚊やユスリカなどの小さな虫を食べます。
やっかいなのは、その体の小ささです。わずか1〜1.5cmほどの隙間があれば、するりと家の中に入り込みます。屋根裏、軒下、雨戸の戸袋、換気口、壁のすき間——雨風がしのげて暖かい、暗くて狭い場所を好みます。
札幌・北海道にも、身近に生息している
「北海道にコウモリなんているの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は身近な動物です。
札幌市の円山動物園の調査によると、北海道内では20種、そのうち札幌市内でも16種のコウモリの生息が確認されています。森や川の近くだけでなく、市街地の建物に棲みつくこともあります。「うちに限って」と油断せず、音や糞のサインに早めに気づくことが大切です。
コウモリの糞は、こう見分ける
天井裏の音のほかに、コウモリがいるサインになるのが「糞」です。ネズミの糞と間違えやすいので、見分け方を知っておきましょう。
- 大きさ・形:5〜10mmほどの、細長い形。色は黒〜こげ茶
- 手ざわり:乾くとパサパサと崩れやすい。指でつまむと、簡単にくずれます(ネズミの糞は固く、崩れにくい)
- 中身:虫を食べているので、よく見ると虫の羽や殻のかけらが混じっています
- 落ちている場所:同じ場所に集中して落ちる「ためフン」の習性があります。換気口の真下、ベランダ、軒下など
糞が固く、油っぽくて崩れにくいなら、コウモリではなくネズミかもしれません。ネズミの場合は対処が変わるので、ネズミの追い出しと侵入経路の塞ぎ方もあわせてご確認ください。
コウモリの追い出しに「適した時期」と、やってはいけない時期
コウモリ対策で、意外と知られていない、でもいちばん大事なのが「時期」です。時期を間違えると、追い出せないどころか、深刻な二次被害を招きます。
やってはいけないのは「子育て期」と「冬」
避けるべき時期は、2つあります。
- 出産・子育て期(およそ6〜8月):この時期、コウモリは屋根裏などで子どもを産み、育てています。ここで無理に追い出そうとすると、飛べない子どものコウモリが取り残され、屋根裏で死んでしまいます。死骸はダニやウジの発生源になり、悪臭や新たな害虫を呼ぶ、深刻な二次被害につながります
- 冬眠期(およそ11〜3月):寒い時期、コウモリはほとんど動かず冬眠しています。刺激しても反応が鈍く、うまく追い出せません
適しているのは「春」と「秋」
逆に、追い出しに向いているのは、次の時期です。
- 春(およそ4〜6月):冬眠から目覚め、活発に動き出す時期。まだ出産・子育てが始まる前なので、いちばんおすすめのタイミングです
- 秋(およそ9〜10月):子育てが終わり、子どもも自分で飛べるようになる時期。冬眠に入る前に追い出せます
ひと目で分かるように、カレンダーにまとめました。

なお、これはおおよその目安です。北海道は本州より季節の進みが遅れる傾向があるので、迷ったら「暖かくなって活動が活発な、春先」を狙うのが安全です。
コウモリの追い出し方の手順(忌避剤・光・侵入口の特定)
適した時期であることを確認したら、いよいよ追い出しです。基本は「コウモリが嫌がる環境をつくって、自分から出ていってもらう」こと。捕まえずに、追い払います。
ステップ1:巣と侵入口の場所を特定する
やみくもに始めても、うまくいきません。まず、コウモリがどこから入って、どこに潜んでいるかを確かめます。
- 糞が集中して落ちている場所の真上や近くに、侵入口があることが多いです
- 夕方(日没ごろ)、外に出て建物を観察します。コウモリがエサを求めて飛び立つので、どの隙間から出てくるかを確認できます
無理に屋根裏へ入ろうとせず、まずは外から観察するだけでも、多くのことが分かります。
ステップ2:忌避剤で、追い出す
場所が分かったら、コウモリが嫌がる忌避剤を使います。市販のものには、主に3タイプあります。
- スプレータイプ:ハッカ(メントール)などの、コウモリが嫌がる成分が入っています。侵入口や潜んでいる場所に直接吹きかけます。手軽ですが、効果は一時的なので、追い出しの「その場」で使うのに向きます
- くん煙(くんえん)タイプ:煙を焚いて、屋根裏など広い空間からまとめて追い出します。狭い場所に潜んでいるコウモリに有効です
- ジェル・設置タイプ:嫌がる成分を塗ったり置いたりして、長く効かせます。追い出したあとに、戻ってこさせない場所に使います
使うときは、必ずマスクと手袋を着けてください。コウモリの体には、ダニやノミがついていることがあるためです。
ステップ3:光で、居心地を悪くする
コウモリは夜行性で、明るい場所を嫌います。屋根裏など、追い出したい空間にLEDライトなどで強い光を当て続けると、居心地が悪くなって出ていきやすくなります。忌避剤と組み合わせると、より効果的です。
ステップ4:出ていったのを確認する
追い出しに成功したかどうかは、夕方から夜にかけて、コウモリが飛び立つのを確認し、その後、音や新しい糞がなくなったかで判断します。
ここで焦ってはいけないのが、次の「侵入口をふさぐ」タイミングです。中にコウモリが残っているうちにふさぐと、閉じ込めてしまい、また死骸の問題を招きます。「全部出ていった」と確認できてから、封鎖に進みます。
コウモリの糞の掃除の仕方|健康リスクと、正しい手順
コウモリ被害でいちばん気になるのが、糞の掃除ではないでしょうか。「病気になったりしない?」という不安に、まず正直にお答えします。
本当に危険なのは「乾いた糞の粉じん」
コウモリの糞で気をつけるべきなのは、糞そのものよりも、乾いて粉になった糞が、空気中に舞い上がって、それを吸い込むことです。
ホコリやカビと同じように、この粉じんがアレルギー反応や、ぜんそくのような呼吸器の症状を引き起こすことがあります。とくに、小さなお子さんやアレルギー体質の方がいるご家庭では、注意したいところです。
また、コウモリの糞にはヒストプラスマ症という感染症の原因になるカビが含まれることがあります。厚生労働省検疫所(FORTH)の情報によると、これは「カビの入ったほこりを吸い込むことで感染する」もので、人から人にはうつりません。ただし、これが問題になるのは、洞窟や、屋根裏に糞が大量に積もったような特殊な環境です。日本の一般的な家庭で、少量の糞から重い病気になることは、まずありません(ただし、免疫力が下がっている方や高齢者は念のため注意してください)。過度に怖がる必要はありませんが、「粉じんを吸わない」対策だけは、しっかり行いましょう。
糞の掃除、5つのステップ
安全な掃除の手順は、次のとおりです。「湿らせてから、静かに」が合言葉です。

- 身支度と換気:使い捨てのマスクとゴム手袋を着け、窓を開けて風を通します
- 霧吹きで湿らせる:掃除の前に、糞に霧吹きで水をかけ、しっかり湿らせます。これがいちばん大事な工程です。粉じんが舞い上がるのを防げます
- 静かに集める:ほうきとちりとり、またはキッチンペーパーで、そっと集めます。掃除機は使わないでください。排気で、細かい粉が部屋中に舞い散ってしまいます
- 密封して処分:集めた糞はビニール袋に入れ、口を固く縛って、燃やせるごみ(お住まいの自治体のルールに従って)として処分します
- 消毒と手洗い:糞のあった場所を、消毒用アルコールや、うすめた塩素系漂白剤を含ませたペーパーで拭き取ります。最後に、石けんで手をよく洗い、うがいをします
屋根裏に大量に積もっているときは、無理をしない
ベランダや窓の下に、数個〜数十個ある程度なら、上の手順で対処できます。
ですが、屋根裏や天井裏に、糞が山のように積もっている場合は話が別です。粉じんの量が桁違いで、狭くて足場も悪く、家庭用のマスクでは防ぎきれません。この場合は、N95などの本格的な防塵マスクが必要で、素人が入るのは危険です。無理をせず、後の「頼っていい」の章を参考に、専門業者に任せてください。
追い出したあとが本番|侵入口の封鎖で「再発」を防ぐ
じつは、コウモリ対策でいちばん重要なのが、この「侵入口をふさぐ」工程です。ここを飛ばすと、何度追い出しても、コウモリは戻ってきます。
コウモリには「戻ってくる」習性がある
コウモリは、一度ねぐらにした場所を覚えていて、強い帰巣本能で戻ってこようとします。忌避剤の効果が切れれば、また同じ隙間から入ってくるのです。
だから、追い出しと侵入口の封鎖は、必ずセットで行います。むしろ、封鎖こそが本当のゴールです。
ふさぐべき場所と、材料
コウモリが入る隙間は、わずか1〜1.5cm。見落としやすい場所を、もれなくチェックします。

ふさぐ材料は、場所に合わせて選びます。
- 金網・パンチングメタル:換気口や通風孔など、空気の通り道はふさがずに、コウモリだけを止めたい場所に。目の細かい網を使います
- シーリング材(パテ):壁のひび割れや、配管まわりの小さな隙間を埋めるのに使います
- ブラシ状の隙間材・防鳥ネット:屋根と壁のあいだなど、広めの隙間に
封鎖のタイミングを、絶対に間違えない
くり返しになりますが、いちばん大切な注意点です。封鎖は、コウモリが完全に出ていったことを確認してから行ってください。
コウモリが中にいるうちにふさぐと、閉じ込めてしまい、餓死した死骸が悪臭やダニの原因になります。「夕方に全部飛び立って、数日たっても音や新しい糞がない」——これを確認してから、封鎖に進みましょう。順序は「追い出し → 不在の確認 → 封鎖」です。
自分で難しいときは、頼っていい
ここまで読んで、「自分でできそう」と思えた方は、時期を守って進めてみてください。一方で、「これは難しそう」と感じた方も、まったく問題ありません。コウモリ対策には、DIYで対応できる範囲と、プロに任せたほうがいい場面が、はっきり分かれます。
こんなときは、専門業者を考えて
次のどれかに当てはまるなら、無理をせず、業者への相談を検討していい場面です。
- 糞が屋根裏に大量に積もっている:粉じんの量が多く、家庭用のマスクでは防ぎきれません
- 数が多い・繁殖している気配がある:数が増えると、DIYでの追い出しは難しくなります
- 侵入口が高所にある・特定できない:屋根や軒下の作業は、転落の危険があります
- 今が6〜8月(子育て期)で、急いで対処したい:時期の見極めと、子どもの取り残しの確認が必要です
- 何度追い出しても、戻ってきてしまう:侵入口の封鎖が、うまくいっていない可能性があります
プロに頼めば、コウモリを傷つけずに追い出し、糞の清掃・消毒、侵入口の封鎖まで、鳥獣保護法に沿って一貫して対応してくれます。再発防止の保証をつけている業者もあります。
業者に頼むと、いくらかかる?
費用は、被害の範囲(1か所か、屋根裏全体か)や、糞の量、侵入口の数と場所で変わります。まずは現地を見てもらったうえで、作業内容と料金の内訳が書かれた「見積り」を取り、内容に納得してから頼むのが安心です。
「どこに頼めばいいか分からない」というときは、開拓札幌にご相談ください。私たちは、鳥獣保護法に沿って適切に対応できる、札幌の業者だけをご案内します。コウモリを違法に殺したり、不要な作業で高く請求したりする業者は、ご案内しません。
一括見積もりサイトのように、申し込んだ直後から何社もの営業電話が鳴ることはありません。ご案内するのは、ご希望の条件に合う1〜2社だけ。「電話したら対応エリア外だった」「もう予約でいっぱいだった」という探し直しも、こちらで引き受けます。
なお、屋根裏の物音の正体が、コウモリではなくハクビシンやアライグマだった、ということもあります。音や時間帯から正体をしぼるなら、屋根裏の物音で害獣を見分ける方法が役に立ちます。糞の様子や音が違うと感じたら、ハクビシン・アライグマの糞害と見分け方もあわせてご確認ください。
その前に、「これはコウモリ? ネズミ? それとも別の害獣?」と、まずご自分で確かめたい方へ。糞の見分け方から、鳥獣保護法で守られた相手かどうか、自分で対処していいのか業者を呼ぶべきかまで、いざという時に手元でパッと見返せる1枚の無料シートにまとめました。

この「札幌の虫・害獣・蜂・鳥 見分け&対処 早見表」は、公式LINEから無料で受け取れます。崩れやすい糞に虫のかけらが混じっていればコウモリ、固ければネズミ——見分けのコツと、「今は追い出していい時期か」「殺したら違法になる相手か」が一目でわかるので、あわてて手を出して法律に触れたり、子育て期に追い出して屋根裏で死骸に苦しんだり、といった失敗を防げます。
コウモリの追い出しについて、よくあるご質問
Q. コウモリを、殺虫剤で退治してもいいですか?
いいえ。コウモリは鳥獣保護管理法で守られており、殺したり傷つけたりすると法律違反になります。正しい対処は「殺す」ではなく「追い出す」です。ハッカ成分のスプレーなど、コウモリが嫌がって出ていくための忌避剤を使ってください。
Q. 今すぐ追い出したいのですが、夏でも大丈夫ですか?
6〜8月は、飛べない子どものコウモリがいる子育て期のため、追い出しは避けてください。無理に追い出すと、子どもが屋根裏に取り残されて死んでしまい、悪臭やダニの原因になります。急ぐ場合は、時期を見極められる専門業者にご相談ください。
Q. コウモリの糞を、掃除機で吸ってはいけないのですか?
はい、避けてください。乾いた糞は、掃除機の排気で細かい粉になって部屋中に舞い散ります。粉じんを吸い込むと、アレルギーや呼吸器の症状の原因になります。霧吹きで湿らせてから、ほうきやペーパーで静かに集めるのが正しい方法です。
Q. コウモリの糞から、病気になりませんか?
日本の一般的な家庭で、少量の糞から重い病気になることは、まずありません(ただし、免疫力が下がっている方や高齢者は念のため注意してください)。ただし、乾いた糞の粉じんを吸い込むと、アレルギーや呼吸器症状の原因になります。マスク・手袋を着け、湿らせてから掃除し、最後に手洗いをすれば安全です。屋根裏に大量に積もっている場合は、無理をせず専門業者に任せてください。
Q. 一度追い出したのに、また戻ってきました。
コウモリには、元のねぐらに戻る強い習性があります。追い出したあとに侵入口をふさいでいないと、また同じ隙間から入ってきます。1〜1.5cmの隙間を、金網やパテでもれなく封鎖してください。封鎖は、コウモリが完全に出ていったことを確認してから行います。
Q. 換気口からコウモリが入ってくるようです。ふさいでいい?
換気口は、空気の通り道をふさいでしまうと家の換気に支障が出ます。目の細かい金網やパンチングメタルなど、通気は保ちつつコウモリの侵入だけを止める材料を使ってください。中にコウモリが残っていないことを確認してから設置します。
まとめ|コウモリは「駆除」せず、正しく「追い出す」
最後に、大切なことをおさらいします。
- コウモリは鳥獣保護管理法で守られている。捕まえる・殺すのは違法。できるのは「追い出す・ふさぐ・掃除する」だけ
- 追い出しの適期は春(4〜6月)と秋(9〜10月)。子育て期(6〜8月)と冬(11〜3月)はNG
- 追い出しは忌避剤と光で。捕まえずに、出ていってもらう
- 糞の掃除は「湿らせてから、静かに」。掃除機はNG、マスク・手袋・消毒を忘れずに
- 本当のゴールは侵入口の封鎖。1〜1.5cmの隙間を、出ていったのを確認してからふさぐ
コウモリの悩みは、正しい順番さえ知れば、多くの場合ご自身で解決できます。まずは、落ちている糞をよく観察し、いま追い出しに適した時期かどうかを確かめるところから、始めてみてください。