「シロアリ駆除って、けっこう高いらしい…。その前に、まず自分でやれないかな」「ホームセンターの市販のシロアリ剤って、ちゃんと効くの?」。
シロアリの気配を感じたとき、こう考える方は、とても多いです。
最初に、いちばん大事な結論をお伝えします。「予防」は、自分でできることがあります。でも、”すでにいるシロアリの駆除”を自分で完治させるのは、正直に言って、難しいのが実際のところです。理由はシンプルで、シロアリの巣(本体)が、目に見えない床下や、土の中にあるからです。
この記事の要点は、3つです。
- 駆除(今いるシロアリを退治すること)は、プロ向きです。巣が見えない床下・土中にあり、市販の薬剤では巣が残って再発しやすいからです
- 予防(被害を呼びにくくすること)は、換気・水漏れ対策・木片の片づけ・点検など、自分でできる範囲があります(道総研の資料が示す予防策です)
- 北海道の家でとくに大事なのは、水回りの床下の、湿気の管理です
必要なところから読めます。
- まだ被害はないけど、予防だけしておきたい方 → 「自分でできる予防」の章へ
- 今いるシロアリを、自分で何とかしたい方 → 「なぜ駆除は難しいか」「市販薬剤でできること・できないこと」の章へ
- 自分でやるべきか、業者に頼むべきか迷っている方 → 「自分でやる/プロに頼むの境界線」の章へ
私たち「くらしの味方 開拓札幌」は、札幌の暮らしの困りごとの相談窓口です。
ですがこの記事は、駆除の売り込みではありません。「どこまでが自分でできて、どこからがプロの領域なのか」を、正直に線引きするためのガイドです。判断の土台になる情報は、道総研(北海道立総合研究機構)林産試験場や、森林総合研究所の資料で裏を取りました。
もうひとつ、札幌にお住まいの方に、先にお伝えしておきます。全国向けの記事の多くは「シロアリは種類が3つあって駆除法が違う。素人には見分けが難しいから、まずプロへ」と書きます。ですが、札幌に定着しているシロアリは、事実上ヤマトシロアリ1種だけです。ですから札幌では”種類の見分け”でつまずく必要がなく、対策は水回りの床下という一点に、ぐっと絞れます(シロアリの種類の詳しい話は、北海道・札幌にシロアリはいる?いない?にまとめています)。
そもそも、なぜシロアリの「駆除」は自分で完治しにくいのか
「市販のスプレーを見えるシロアリに吹きかければ、退治できるのでは?」。気持ちは分かりますが、ここに大きな落とし穴があります。まず、なぜ自分での駆除が難しいのか、その理由から押さえておきましょう。ここが腹落ちすると、この先の判断がぶれなくなります。
被害の本体(巣)は、目に見えない床下・土の中にある
シロアリ駆除がやっかいなのは、倒すべき相手が、そもそも見えないところにいるからです。
道総研 林産試験場の道北地域のシロアリの資料によると、「通常ヤマトシロアリは、湿った木材中で生活しています。比較的温暖で多湿な環境を好むため、主に土台などの床下にある木材が被害を受けます」とされています。
さらに、森林総合研究所の寒冷地のシロアリ対策に関する資料によると、甚大な被害を出すヤマトシロアリやイエシロアリは地中や地際(じぎわ)に営巣し、木造建築物の床下部分から侵入して加害する、とされています(このうち、北海道に定着しているのはヤマトシロアリです)。
つまり、シロアリの生活の場も、被害の中心も、私たちの目が届かない、床下や土の中なのです。
「見えている数匹」と「床下の巣」は、まったくの別物
ここが、DIY駆除の最大の落とし穴です。
家の中で見かける羽アリや、床下でたまたま見つけた数匹のシロアリは、巣全体のうちの、ごく一部にすぎません。表面のシロアリを退治しても、床下・地中に残った巣(本体)が生きている限り、また出てきます。これが「再発」です。
しかも、シロアリの移動経路も、隠されています。道総研によると、シロアリは光や風を嫌う習性を持つため、自分たちの通路を土でトンネル状にします。これを蟻道(ぎどう)と呼びます。基礎コンクリートの壁面などにこの蟻道を見つけたら、シロアリの存在を疑うサインになります。生活圏そのものが、土のトンネルで覆い隠されているわけです。
そもそも「床下にもぐる」こと自体が、素人には過酷
「では、床下にもぐって、巣を直接叩けばいい」と思うかもしれません。ですが、その”もぐる”こと自体が、最初の大きなハードルです。床下は狭く、暗く、ホコリっぽい空間で、薬剤処理は重労働・粉じん・薬剤ばく露をともないます。転落やけがのリスクから、安全を考えると2人での作業が基本です(くわしくは次の章で)。「自分の家の床下に、そもそも安全にもぐれるか」という時点で、多くの方が立ち止まります。
なお、北海道でシロアリに狙われやすいのは、浴室や台所などの水回りの床下です。家のどこを気にすればいいのかは、北海道・札幌にシロアリはいる?いない?で整理しています。
市販薬剤・DIYの手段で「できること・できないこと」

「自分でやりたい」と思ったとき、まず知りたいのは、市販の手段が「実際どこまで効くのか」でしょう。ここは、特定の商品を売る立場ではない中立の窓口として、正直に整理します。それぞれ得意なこと・苦手なことがはっきり分かれます。
手段ごとに、効く範囲と限界がある
市販されている主な手段を、種類ごとに見てみます。ここでは細かい使い方ではなく、「何がどこまで効くか」に絞ります。
- スプレー(エアゾール):目に見える個体や、蟻道の表面には効きますが、床下・土中の巣本体には届きません。もともと予防や、目の前の個体への応急向けです。すでにいる巣の”駆除”には不向きです
- 市販のベイト剤(毒餌):働きアリに毒餌を巣へ持ち帰らせ、巣を弱らせる考え方の資材です。家の外周に設置する予防的な使い方は、自分でできる範囲です。ただし市販品は業務用より有効成分が少なく、設置場所の選定・定期管理・効果判定が難しいため、すでにいる巣を確実に叩けるとは限りません(効果が出るまで1〜3ヶ月ほどかかります)
- くん煙・くん蒸タイプ(バルサンなどの種類):空間を飛ぶ・歩く害虫向けの手段で、床下の木材内部や、土中の巣には効きにくいのが実際です(次のH3でくわしく)
- 木部処理剤・土壌処理剤(塗布・注入タイプ):プロの「バリア工法」は、これを床下全面に規定量で均一に処理する専門作業です。DIYで床下にもぐり、規定濃度・均一散布・安全管理を行うのは現実的ではありません(後述)。ただし、ウッドデッキや木製プランターなど、屋外の木部への予防的な防腐・防蟻の塗布は、自分でできる範囲です
共通して言えるのは、市販の手段が得意なのは「予防」や「表面の応急処置」であって、床下・土中の巣を叩く「本駆除」ではないということです。
薬剤の「効き方」を知ると、やってはいけないことが分かる
ここは、多くの方が知らずに失敗しがちな、大事なポイントです。薬剤には「効き方」に2つのタイプがあり、選び方を間違えると、かえって被害を広げてしまいます。駆除剤には、大きく分けて次の2タイプがあります。
- 忌避性(きひせい):シロアリが薬剤を嫌って、避けるタイプ
- 非忌避性(ひきひせい):シロアリが嫌がらずに触れ、巣に持ち帰って仲間に伝わる(伝播性)タイプ
そして、プロが「巣ごと退治」に使うのは、非忌避性・遅効性・伝播性の薬剤です。触れたシロアリがすぐには死なず、毛づくろいなどを通じて仲間に薬剤が伝わり、巣全体へじわじわ広がっていく——この性質を使って、見えない巣を叩きます。
ここに、DIYの最大の落とし穴があります。市販の一般的な殺虫剤や、くん煙タイプの多くは「忌避性」です。すでにシロアリがいる状態で、こうした忌避性の薬剤をむやみに使うと、シロアリが警戒して、奥や別の場所へ逃げてしまいます。結果、かえって被害が広がることがあるのです。
だからこそ、「シロアリを見つけて、即バルサン」「即スプレーで一網打尽」は、最もやってはいけない行動のひとつです。良かれと思った一手が、逆効果になりかねません。
「床下のバリア処理」をDIYでやるのが非現実的な理由
「では、プロと同じように、床下全面に薬剤を撒けばいい」と思うかもしれません。ですが、これはDIYでは、ほぼ不可能に近いのです。理由は費用ではなく、道具・安全・確実性の3つにあります。
- 専用の噴霧器が要る:床下の土壌・木部に必要な量を均一に撒くには、動力噴霧器が必要です。家庭用の手押しタンクでは、必要量をムラなく撒くのは非現実的です
- 床下作業は、原則2人:狭く暗い床下での重労働・粉じん・薬剤ばく露をともない、転落やけがに備えて2人作業が基本になります
- 散布ムラが、数年後の再発を招く:処理にムラがあると、そこからシロアリが再び入り込み、数年後に再発します。結局プロの再施工に加え、柱の交換まで必要になり、かえって高くつくことになりかねません
つまり、床下のバリア処理は、道具・安全・確実性のどれをとっても、プロ向きの作業だということです。
まとめると、DIY駆除の限界は5つ
ここまでを、DIYで”駆除”に踏み込んだときの限界として、5点に整理します。
- 巣が残り、再発する(見えている個体しか処理できない)
- 床下作業に危険がともなう(狭所・粉じん・薬剤・2人作業)
- 規定量・均一処理・専用噴霧器が要り、難しい
- 保証がない(プロ施工には一般に保証が付きますが、DIYには当然ありません=再発したときの後ろ盾がない)
- 忌避性薬剤の誤用で、被害が拡散する
なお、工法ごとの費用の比較や、駆除にかかる金額の目安については、この記事では扱いません。相場という「ものさし」は、札幌のシロアリ駆除の費用と業者選びにまとめています。「DIYと業者、結局どちらが得なのか」を考える前に、まず相場を知っておくと、判断がしやすくなります。
自分でできる「予防」は、ちゃんとある(お金をかけない北海道の家の守り方)

「駆除は難しい」——ここまで読んで、少しがっかりされたかもしれません。ですが、ここからが本題です。「予防」は、お金をあまりかけずに、自分でできることがたくさんあります。しかも、ここが北海道の家でいちばん効くポイントです。この章が、この記事のいちばんの主役です。
予防の核心は「水分を、断つ」こと
シロアリ予防の考え方は、じつはとてもシンプルです。シロアリが好む環境を、家からなくす。これに尽きます。
さきほどの道総研の資料に、予防のヒントがそのまま書かれています。道総研の資料によると、シロアリの被害を防ぐには、「床下の換気や結露・水漏れなどに十分に配慮し、床下や基礎の外側周辺に落ちている不要な木片などの除去、必要があれば薬剤処理などを行い、定期的に点検することが大切」とされています。
そして、北海道の家でとくに重要なのが、この一点です。同じ資料には、「気密性や断熱性が維持された住宅の床下環境において、何らかのかたちで木材に水分が供給されれば、ヤマトシロアリは快適な生活を送れます」ともあります。つまり、寒冷地仕様のしっかりした家でも、水分の管理を怠れば、シロアリにとっては快適な住まいになってしまうのです。予防の核心は「水分を断つこと」だと、覚えておいてください。
①湿気を断つ(北海道の家でいちばん効く)
まず取り組みたいのが、湿気対策です。
- 床下の換気口(基礎の通気孔)の前に、物を置かない・ふさがない:外壁沿いに置いた荷物や、伸びた植栽で通気孔がふさがると、床下に湿気がこもります
- 浴室・台所などの水回りの、水漏れ・結露を早く直す:ぽたぽたの水漏れや、慢性的な結露は、シロアリを呼ぶ湿気の供給源になります。気づいたら、なるべく早く手を打ちます
北海道の家は、基礎断熱などで床下がこもりやすい構造のものもあります。だからこそ、水回りの湿気管理は、本州以上に効いてきます。なお、雨漏りやすが漏りで木材が湿っている場合、それ自体がシロアリを呼ぶ根本の原因になります。心当たりがあれば、雨漏り・すが漏りの原因と対処もあわせて確認しておくと安心です。
②エサ(木材)を、家のまわりに放置しない
シロアリにとっての「エサ」であり「入口」になるのが、地面に近い木材です。次のものは、片づけておくのが理想です。
- 庭の廃材・切り株・木杭(きぐい)
- 濡れたダンボールや、地面に直置きした木材
- ウッドデッキの下に置いた鉢や、木片
こうした地面に接した木材は、シロアリが蟻道を伸ばし、営巣する足がかりになります。家の基礎まわりや外壁沿いに、木材や物をベタ置きしないだけでも、リスクは下がります。
③屋外の木部には、予防的な塗布や設置(自分でできる範囲)
“駆除”は難しくても、”予防のための薬剤”なら、自分でできる範囲があります。
- 屋外の木部への、防腐・防蟻剤の塗布:ウッドデッキや木製プランターなど、屋外の木部に予防的に塗る方法です(半年〜1年で塗り直します)
- 家の外周への、ベイトの設置:さきほど触れた、外周に置く予防的なベイトです
ただし、いずれも効果が出るまで時間がかかり、あくまで“被害を呼びにくくする予防”です。すでにいる巣を駆除するものではない、という点は、混同しないようにしてください。
④定期点検(無理に床下へもぐらない範囲で)
道総研も「定期的に点検することが大切」としています。目に見える範囲で、次を確認するだけでも十分です。
- 蟻道(土の筋):基礎の立ち上がりや束石(つかいし)に、細い土の筋がついていないか
- 床のきしみ・沈み:とくに水回りの床が、以前よりきしんだり、沈んだりしていないか
- 柱の空洞音:柱や土台を軽く叩いて、中が空っぽのような軽い音がしないか
無理に床下へもぐる必要はありません。目に見える範囲で確認するだけでも、異変に早く気づけます。それぞれのサインの見方は、北海道・札幌にシロアリはいる?いない?の早期発見チェックでくわしく紹介しています。羽アリを見つけたときの動き方は、シロアリの羽アリを見つけたらにまとめています。
大前提:予防と駆除は、別物です
ひとつ、はっきりさせておきたいことがあります。ここで紹介した予防は、あくまで「まだ被害がない家」を守る工夫です。もしすでに食害・羽アリ・蟻道があるなら、それは予防ではなく、すでに駆除が必要な段階です。予防策で何とかしようとせず、次の章の「境界線」で、自分の家がどちらの段階なのかを確かめてください。
「自分でやる」と「プロに頼む」の境界線

ここまでを踏まえて、いちばん知りたいところに答えます。「自分でやっていい状況」と「プロに頼むべき状況」の、境界線です。むずかしく考える必要はありません。判断の軸は、「シロアリの痕跡があるかどうか」、これ一本です。
痕跡が「ない」なら、予防はDIYでOK
次のような痕跡がまったくないなら、あなたの家は「まだ被害がない」段階です。
- 羽アリを見ていない
- 蟻道(土の筋)がない
- 柱・床がスカスカしたり、きしんだりしていない
- 木くずや、湿った被害材が見当たらない
この段階なら、前の章でお伝えした予防+定期点検を、自分でやっていくのがおすすめです。まだ焦って業者を呼ぶ必要はありません。
痕跡が「ある」なら、早めにプロへ相談を
一方、次のどれかに当てはまるなら、それはすでに駆除の段階である可能性が高いサインです。
- 羽アリを見た
- 蟻道がある
- 柱・床がスカスカ・きしむ
- 木くずや、湿った被害材がある
これらの痕跡は、見えている以上に、床下で被害が進んでいる可能性を示しています。とくに羽アリは、巣が成熟し、土台などがすでに食害されているサインになりやすいものです(羽アリの意味はシロアリの羽アリを見つけたらでくわしく)。道総研も、シロアリやその被害を見つけたら、専門家に相談するなど、できるだけ早く対処するよう案内しています。この段階で自分での駆除に手を出すより、早めにプロに見てもらうほうが、結果的に被害も費用も小さく済みます。自己判断で高額な契約を急ぐ必要はありません。
札幌は”種類の見分け”で悩まなくていい、という安心材料
ここで、札幌にお住まいの方だけの、心強い前提をお伝えします。
全国向けの記事では、「シロアリはヤマト・イエ・アメリカカンザイの3種があり、駆除法が違う。素人には見分けが難しいから、まずプロへ」という説明がよく出てきます。ですが、北海道・札幌に定着しているのは、事実上ヤマトシロアリだけです。加害の激しいイエシロアリや、乾いた木材を食べるアメリカカンザイシロアリは、寒冷地にはほぼいません。
ですから、札幌では”種類の判別”でつまずく必要がありません。判断は「痕跡があるか・水回りの床下が湿っていないか」に集中できます。全国の記事が煽る「見分けが難しいから不安」という状況が、そもそも札幌には当てはまらないのです(種類の詳しい話は北海道・札幌にシロアリはいる?いない?へ)。
ただし、加害の本体が床下にあることは、種類によらず同じです。痕跡があれば、種類がヤマトシロアリとほぼ決まっている札幌でも、駆除はプロの領域になります。
DIYで”駆除”に手を出すと、起きがちな失敗
最後に、境界線を越えて、痕跡があるのにDIYで駆除に踏み込むと、こんな失敗が起きがちです。
- 忌避性の薬剤で、シロアリを別の場所へ散らしてしまう
- 見えている個体だけ倒して、床下の巣が残り、再発する
- 床下作業で、けがをする
- 保証がなく、再発したときの後ろ盾がない
結局、あとからプロに頼むことになり、DIYの費用と、プロの費用が二重にかかる。これが、いちばんもったいないパターンです。費用の目安を先に知っておきたい方は、札幌のシロアリ駆除の費用と業者選びをご覧ください。
札幌で「自分で?プロ?」に迷ったら
「これは、自分でできる段階なのか。それとも、もうプロを呼ぶ段階なのか」。線引きの軸は分かっても、いざ自分の家となると、判断に迷うものです。そんなときは、契約や駆除に進む前に、開拓札幌にご相談ください。
中立の立場で、今の段階の見極めからご案内します
開拓札幌は、特定の業者に肩入れせず、お客さまにとって最適な進め方を、中立の立場でご案内する、札幌の相談窓口です。「これは自分でできる段階? それともプロを呼ぶ段階?」という、見極めの相談だけでも構いません。
シロアリは、不安を煽られやすいテーマです。だからこそ、開拓札幌がご案内するのは、見積りを項目ごとに出し、追加請求をせず、その場で契約を迫らない業者だけです。
一括見積もりサイトのように、申し込んだ直後から何社もの営業電話が鳴ることは、ありません。ご案内するのは、ご希望の条件に合う1〜2社だけです。「電話したら対象エリア外だった」「もう予約でいっぱいだった」という探し直しも、こちらで引き受けます。
なお、費用の相場や、後悔しない業者の選び方、点検商法などの悪質な手口の見抜き方は、札幌のシロアリ駆除の費用と業者選びにまとめています。相場という「ものさし」を先に持っておくと安心です。
相談する前に、まずは自分の目で確かめて安心したい。そんな方のために、「これは蟻道?」「この段階なら自分で予防でいい?」の判断の軸を、いざという時に手元でサッと見返せる1枚の無料シートにまとめました。

「札幌の虫・害獣・蜂・鳥 見分け&対処 早見表」です。シロアリの痕跡の見分け方、自分でやれる予防か・プロを呼ぶ段階かの線引き、そして点検商法にだまされない一言まで、この1枚に詰め込みました。公式LINEから無料で受け取れます。DIYとプロで費用が二重にかかる、あの一番もったいない失敗を、この1枚で先に防げます。
シロアリを自分で駆除・予防することについて、よくあるご質問
Q. 市販のシロアリ駆除剤で、本当に駆除できますか?
見えている個体を退治することはできますが、それだけでは根本の解決になりにくいです。被害の本体は、床下や地中の「巣」にあり、市販のスプレーなどでは、そこまで薬剤が届きません。表面のシロアリを倒しても、巣が残れば再発します。費用や業者選びの目安は札幌のシロアリ駆除の費用と業者選びをご覧ください。
Q. シロアリに、バルサン(くん煙剤)は効きますか?
効きにくいです。くん煙・くん蒸タイプは、空間を飛ぶ・歩く害虫向けで、床下の木材内部や、土中の巣には届きにくいからです。さらに、こうした薬剤は忌避性(シロアリが嫌って避ける)のものが多く、すでにいる状態でむやみに使うと、シロアリが奥や別の場所へ逃げて、かえって被害が広がることがあります。「見つけて即バルサン」は、避けたい行動のひとつです。
Q. 自分でできる「予防」には、何がありますか?
道総研の資料をもとに整理すると、大きく次の4つです。①床下の換気(通気孔をふさがない)と、水漏れ・結露を早く直す ②庭の廃材や、地面に直置きした木材を片づける ③屋外の木部への予防的な塗布や、外周へのベイト設置 ④蟻道や床のきしみを定期的に点検する。とくに北海道では、水回りの床下の湿気管理がいちばん効きます。
Q. 予防と駆除は、何が違うのですか?
目的が違います。予防は、シロアリの被害を「呼びにくくする」工夫で、まだ被害がない家を守るものです。駆除は、今いるシロアリの巣を「退治する」ことです。境界は、痕跡(羽アリ・蟻道・食害・床のきしみ)があるかどうか。痕跡がなければ予防の段階、あれば駆除の段階、と考えてください。
Q. 北海道でも、シロアリ予防はしたほうがいいですか?
はい、しておくにこしたことはありません。「北海道にシロアリはいない」というのは誤解で、道総研によると、生息の北限は名寄あたりまで北上しています。被害は、函館を中心とした道南、札幌を中心とした道央で報告されています。予防のポイントは水回りの床下の湿気管理です。北海道のシロアリの生態は、北海道・札幌にシロアリはいる?いない?でくわしくまとめています。
Q. 自分でベイト剤を置けば、巣ごと退治できますか?
屋外の外周に置く「予防的な設置」は、自分でできる範囲です。ただし、市販品は業務用より有効成分が少なく、設置場所の選定・定期管理・効果判定が難しいため、すでにいる巣を確実に叩けるとは限りません。あくまで予防の手段と考えてください。工法ごとの違いや費用の比較は、札幌のシロアリ駆除の費用と業者選びにまとめています。
Q. 羽アリを見つけたのですが、自分で何とかできますか?
羽アリを見た時点で、すでに駆除の段階に入っている可能性があります。羽アリは、巣が成熟し、土台などがすでに食害されているサインになりやすいからです。あわてて薬剤を撒くと、かえって被害が広がることもあります。まずは落ち着いて、シロアリの羽アリを見つけたらの手順を確認してください。
まとめ|予防は自分で、駆除はプロへ。北海道は「水回りの床下」がカギ
最後に、大切なことをおさらいします。
- 予防は、自分でできる:換気・水漏れ対策・木片の片づけ・定期点検。とくに北海道は、水回りの床下の湿気管理がいちばん効きます
- 駆除は、自分では完治しにくい:巣が床下・土中に隠れているため、市販薬剤では巣が残り、再発しやすい。床下作業も危険をともないます
- やってはいけないのは、むやみな薬剤散布:忌避性の薬剤を使うと、シロアリを奥へ逃がし、かえって被害が広がることがあります
- 境界線は「痕跡があるか」:痕跡がなければ予防をDIY、痕跡(羽アリ・蟻道・食害・きしみ)があれば早めにプロへ相談を
- 費用・業者選び・工法の比較は札幌のシロアリ駆除の費用と業者選び、生態は北海道・札幌にシロアリはいる?いない?、羽アリはシロアリの羽アリを見つけたらで確認できます
「まず自分で、安く済ませたい」——その気持ちは、とても自然なものです。だからこそ、できること(予防)は、しっかり自分で。難しいこと(駆除)は、無理をせずプロに任せる。この線引きができれば、お金も手間も、いちばん少なくて済みます。