「古くなったカーポートを、そろそろ撤去したい」「雪でひしゃげてしまった屋根を、片付けて更地にしたい」——。撤去を考え始めると、まず気になるのが「いくらかかるのか」ですよね。
ところが、ネットで調べると相場の幅がとても大きく、「1台2万円」と書くサイトもあれば「基礎まで撤去すると30万円」と書くサイトもあります。これでは、自分の家がいくらなのか判断できません。
そこでこの記事では、費用の全体像を早見表で示したうえで、多くのサイトが触れない札幌ならではの「廃材の捨て方ルール」まで順番に整理します。要点を先にお伝えすると、次のとおりです。
- 費用は「基礎まで撤去するか」「台数・素材」「廃材の処分量」で決まり、同じ1台でも数万円〜十数万円と幅があります
- 札幌では、自分で外した廃材と、業者に外してもらった廃材とで、捨て方のルールがまったく違います(ここを間違えると、正しく捨てられません)
- 頼む先は解体業者・エクステリア業者・便利屋などがあり、どこが安いかは「状況」で変わります
必要なところから読めます。
- 費用の目安 → 「撤去費用の相場」の章へ
- 札幌での廃材の捨て方 → 「撤去した廃材の処分ルール」の章へ
- DIYできるか → 「DIYで撤去できる?」の章へ
- どこに頼めば安いか → 「どの業種に頼むと安い?」の章へ
私たち「くらしの味方 開拓札幌」は、札幌で家まわりの困りごとの相談窓口を運営しています。カーポート・車庫・物置の撤去についても、ご相談を承っています。特定の業者に肩入れせず、お客さまにとって最適な方法を中立の立場でご案内するのが、私たちの役目です。
- 1 カーポート・物置の撤去費用の相場【タイプ・サイズ別の早見表】
- 2 費用の内訳と、なぜ相場がこんなに幅があるのか
- 3 撤去費用を安く抑える4つのコツ
- 4 DIYで撤去できる? できないケースと「やってはいけない」こと
- 5 【札幌】撤去した廃材の処分ルール(自分で外した場合/業者に頼んだ場合)
- 6 どの業種に頼むと安い? 解体業者・エクステリア業者・便利屋を中立比較
- 7 ホームセンター(コーナン・コメリ・カインズ)は撤去だけ頼める?
- 8 撤去して新しく建て替えるときの段取りと費用感
- 9 空き家・実家じまいの前にカーポート・物置を撤去するとき
- 10 カーポート・物置の撤去について、よくあるご質問
- 11 まとめ|札幌のカーポート・物置の撤去は、費用と「捨て方」をセットで
カーポート・物置の撤去費用の相場【タイプ・サイズ別の早見表】
最初に、費用の全体像です。ここでお伝えする金額は、あくまで「幅のある目安」だと思ってください。というのも、撤去費用は地域・時期・現場の条件で倍近く動くからです(その理由は次の章でくわしく説明します)。

カーポートの撤去費用の目安
まず、カーポートの相場です。同じ台数でも、「基礎(柱の根元のコンクリート)を残すか、掘り起こして撤去するか」で金額が大きく変わるため、幅を持たせています。
| 撤去の範囲 | 1台用 | 2台用・鉄骨 |
| 本体+屋根の撤去 (基礎は地面と同じ高さで切る「面カット」で残す) | 約3万〜8万円 | 約5万〜12万円 |
| 基礎(根元のコンクリート)まで掘り起こして撤去 | 約6万〜15万円 (大きな基礎は数十万円になることも) | 約10万〜20万円〜 |
| 屋根のパネルだけを外す | 約1.5万〜3万円 | 約2万〜4万円 |
※本体解体費・廃材の運搬処分費を含む目安です。高所作業・重機の搬入・処分場までの距離などで、これを超えることもあります。
※雪に強い鉄骨(スチール)製の頑丈なカーポートは、アルミ製より重く、解体の手間がかかる分、上限側に寄りやすくなります。
相場が「1台2万円」から「十数万円以上」まで開くのは、この基礎の扱いが一番の理由です。撤去したあとを駐車場や庭として使うだけなら、掘り起こさず面カットで残せることも多く、その分安くなります。
物置・車庫の撤去費用の目安
物置は、大きさと基礎の有無で費用が変わります。
| 種類 | 費用の目安 |
| 小型のスチール物置(自転車が数台入る程度) | 約1万〜3万円 |
| 中〜大型のスチール物置 | 約3万〜8万円 |
| 基礎(土間コンクリート)付き・プレハブ物置 | 約8万〜10万円以上 |
※小型物置は、状態がよければ売却・譲渡で費用ゼロにできることもあります(後述)。
コンクリートの基礎や壁を持つ本格的な車庫(ガレージ)は、家の解体に近い工事になり、大きさで費用が大きく変わります(シャッター付きなら分解・処分も加算)。個別差が大きいので、正確な金額は現地の見積りで確認してください。
「撤去だけ」と「撤去して作り直す」は、別の話
ネットの費用情報には、「撤去だけの費用」と「撤去して新しく建て直す費用(=新設込み)」が混ざっていることがよくあります。
- 撤去だけ:更地に戻す・別の用途にする → 上の表のとおり数万円〜十数万円が中心
- 撤去+新しく設置:新しい本体の代金(10万〜40万円台)や工事費が加わり、総額はぐっと上がります
「撤去して、また屋根を付けたい」という方は費用感がまったく変わります。建て替え(撤去+新設)は、後の章で整理します。
費用の内訳と、なぜ相場がこんなに幅があるのか
「同じ1台のカーポートなのに、なぜ2万円のサイトと十数万円のサイトがあるの?」——この疑問の答えは、費用の内訳を見ると分かります。撤去費用は、大きく4つの要素からできています。

撤去費用をつくる、4つの要素
- 本体を解体する人件費:屋根パネルを外し、フレーム(骨組み)をボルトごとに分解して切り離す作業です。素材が重い(鉄骨)ほど、台数が多いほど、人手と時間がかかります
- 基礎の撤去費:ここが費用を最も大きく動かします。地面と同じ高さで柱を切る「面カット」で残すのか、地中のコンクリートを掘り起こすのか。掘り起こす場合は重機や産業廃棄物の処分が加わります
- 廃材の運搬・処分費:外したアルミ・鉄・ポリカーボネート(屋根材)・コンクリートを、決まりに沿って処分する費用。量が多いほど上がります
- 諸経費:現場の養生、トラックの駐車スペース、処分場までの距離、高所作業などの条件です
費用が倍ちがう「3つの分かれ道」
相場が地域や時点で倍近くブレるのは、次の3つの分かれ道のどこを通るかで、金額がまったく変わるからです。
- 分かれ道①:基礎を残すか、掘り起こすか。撤去したあとに駐車場や庭として使うだけなら、基礎を面カットで残せることが多く、その分安くなります。逆に、そこに家や新しい構造物を建てるなら、基礎ごと撤去が必要になり、重機と産廃処分で費用が跳ね上がります
- 分かれ道②:台数と素材。2台用は1台用より大きく、鉄骨は重い。単純に、大きくて重いほど手間も処分量も増えます
- 分かれ道③:廃材の量と搬出のしやすさ。トラックを横付けできず運び出しの距離が延びる、処分場が遠い、といった条件が費用に響きます
近年は、これに加えて人件費と処分費そのものの値上がりもあります。ネットの古い相場を鵜呑みにせず、いまの見積りで確認するのが確実です。
見積書は「一式」に注意
ここまでを踏まえると、見積書のチェックポイントも見えてきます。「撤去工事 一式 ◯万円」とだけ書かれた見積りは要注意です。「基礎を撤去するのか・面カットで残すのか」「廃材の処分費が含まれているのか・別なのか」——この2点が「一式」に隠れていると、あとで「基礎撤去は別料金」「処分費が追加」と言われかねません。項目ごとの見積りをもらい、基礎の扱いと処分費の有無を必ず確認してください。
撤去費用を安く抑える4つのコツ
費用の決まり方が分かれば、抑えどころも見えてきます。無理のない範囲で、できることから取り入れてみてください。
① あとで使うだけなら、基礎は「面カット」で残す
前の章でお伝えしたとおり、費用を最も動かすのは基礎の扱いです。撤去したあとを駐車場や庭としてそのまま使うだけなら、地中のコンクリートを掘り起こさず、地面の高さで柱を切る「面カット」で済むことが多くあります。掘り起こしに必要な重機やコンクリートの産廃処分がなくなる分、費用を抑えられます。
逆に、その場所に新しく家や構造物を建てる、きれいに舗装し直す予定があるなら、基礎撤去が必要になります。「撤去後にそこをどう使うか」を先に決めておくと、無駄な基礎撤去を避けられます。
② 金属フレームのスクラップ引き取りを確認する
カーポートのフレームはアルミや鉄でできており、これらは金属スクラップとして買い取り、または無料で引き取ってもらえる場合があります。処分費が浮けば、その分だけ総額が下がります。
ただし、スクラップの相場は市況で日々変動し、時期によっては値がつかないこともあります。金額を断定はできませんが、見積りのときに「金属分をスクラップとして引いてもらえますか?」と一言確認しておくと、損をしにくくなります。
③ 外構工事や家の解体と「セット」で頼む
撤去したあとに舗装や庭づくりをするなら、その工事と撤去を同じ業者にまとめて頼むと、出張費や重機の手配が一度で済み、割安になりやすいです。家全体を解体する予定があるなら、家屋解体とセットにするのも同じ理屈です。
④ 2〜3社から相見積りを取る
撤去費用は業者ごとの差が大きい工事です。1社だけでは高いのか安いのか判断できません。2〜3社に見積りを取ると相場感がつかめ、「一式」で分かりにくい金額も比べやすくなります。「基礎の扱い・処分費の有無」を各社に同じ条件で聞くのが、公平に比べるコツです。
DIYで撤去できる? できないケースと「やってはいけない」こと
「費用を浮かせたいから、自分で外せないか」——そう考える方も多いはずです。結論からいうと、小さくて背の低いものなら可能な場合もあるが、多くは業者に頼んだほうが安全です。ここでは細かい手順ではなく、「できるか・できないか」「やってはいけないこと」の判断材料をお伝えします。
- 自分でできる可能性がある:小型のスチール物置でボルトを外せば分解できるタイプ/背が低く脚立なしで手が届くカーポート・波板/基礎がなく手工具で分解できるもの
- 避けたほうがよい:屋根が高く脚立・はしごでの高所作業になる/鉄骨で重い、または2台用など大型/基礎(地中のコンクリート)まで撤去したい=個人には難しい/雪で変形・破損して不安定(崩れる向きが読めず危険)
「やってはいけない」3つのこと
DIYで特に気をつけたいのは、次の3点です。
- 波板・屋根パネルの割れと飛散:屋根材(ポリカーボネートなど)は、外そうとすると割れて破片が飛んだり、風にあおられて「大きな凧」のようになったりします。落下・飛散でのケガや近隣への被害に注意が必要です
- 高所からの転落:屋根の上や脚立での作業は転落事故のもと。雪国では特に、屋根に乗る作業の危険を軽く見ないでください
- 基礎のハツリ(掘り起こし):地中のコンクリート基礎は重機がないと現実的でなく、無理をすると体を痛めます。基礎は残すか、業者に任せるのが安全です
雪で潰れた場合は、外す前に「写真」を
雪や台風でカーポートが壊れた場合、火災保険(雪災・風災の補償)で修理・撤去費用が出ることがあります。大事なのは順番です。保険を使う可能性があるなら、片付けたり自分で外したりする前に、必ず被害の状態を写真に撮り、保険会社に連絡してください。先に撤去すると被害の証明ができず、受け取れる保険金が減ってしまうことがあります。
雪で壊れたカーポートに火災保険が使えるかどうかの判断は、火災保険(雪災)が使える条件と申請の流れでくわしくまとめています。
そして、DIYでもう一つ見落とされがちなのが「外したあと、その廃材をどう捨てるか」です。じつは札幌では、ここに重要なルールがあります。次の章で、くわしくお伝えします。
【札幌】撤去した廃材の処分ルール(自分で外した場合/業者に頼んだ場合)
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。多くの費用サイトは全国一律の相場までしか触れませんが、「外した廃材をどう捨てるか」は自治体のルールで決まります。そして札幌では、誰が外したかで捨て方がまったく違います。ここを間違えると、正しく処分できません。

自分(DIY)で外した廃材 → 家庭ごみとして出せる
あなた自身が外した廃材は、家庭ごみとして札幌市のルールに沿って捨てられます。素材ごとの区分は次のとおりです(札幌市の家庭ごみ分別辞典で確認)。
| 廃材 | 札幌市の区分 |
| 物置(本体) | 大型ごみ(有料) |
| トタン板・ガーデンフェンス | 大型ごみ(有料) |
| 鉄パイプ・鉄柵類(金属のフレーム) | 燃やせないごみ(有料) |
| 塩ビ管 | 燃やせるごみ(有料) |
札幌市では、材質が分別の目安とされており、木製・竹製は「燃やせるごみ」、金属・ガラス・せともの・石・コンクリートは「燃やせないごみ」が原則です。屋根材のポリカーボネート板など、判断に迷うものは、分別辞典で品目を検索して確認してください。
ただし、家庭ごみには「サイズと量の上限」がある
ここで2つ、注意が必要です。
① 大型ごみには、3つの上限がある。札幌市の大型ごみのページによると、単品で重量が100kgを超えるもの、長さが2mを超えるもの、体積が2立方メートルを超えるものは、大型ごみとして収集してもらえません。カーポートのフレームや大きな物置を、長いまま・大きいまま出そうとすると、この上限に引っかかります。捨てるには、分解して小さくする必要があります。
② 量が多いときは「自己搬入」か「環境事業公社」。撤去で一度にたくさんの廃材が出て、1回で400リットルを超えるような場合は、通常のごみ収集では出せません。この場合は、自分で処理施設へ運び込む「自己搬入」か、札幌市が許可する(一財)札幌市環境事業公社に依頼します。札幌市は、この環境事業公社以外の無許可業者に収集運搬を依頼することはできないと明記しています。
自己搬入する場合の処理手数料は、札幌市の自己搬入のページによると、清掃工場・破砕工場・埋立処理場が10kgあたり210円です。金属のフレームなど燃やせないごみ・大型ごみは破砕工場(最大の辺2m以内)、コンクリートやガラスは埋立処理場(最大の辺1.5m以内かつ1個100kg以内)が受け入れ先になります。
なお、大型ごみの申し込み方法や品目別の料金など、札幌の一般的なごみ処分の手続きは、札幌市の大型ごみの出し方 完全ガイドにまとめています。
業者に外してもらった廃材 → 家庭ごみでは出せない(産業廃棄物)
ここが、最も間違えやすいポイントです。業者に撤去してもらったカーポート・物置の廃材は、あなたが家庭ごみとして出すことはできません。
札幌市の公式ページによると、「請負工事から出たごみは、工事を請け負った業者の責任において適正に処理しなければならない」とされています。つまり、業者が工事として外した廃材は産業廃棄物の扱いになり、その処分は撤去業者の責任です。
だからこそ、業者に頼むときは、見積りに「廃材の運搬・処分費が含まれているか」を必ず確認してください。ここが抜けていると、あとで別料金になったり、あるいは適正に処分されなかったりするおそれがあります。
「無許可の不用品回収」に渡してはいけない
「安く引き取ります」と住宅地を回るトラックや、ポストに入るチラシの無許可の回収業者に、撤去した廃材を渡すのは避けてください。札幌市も、廃棄物処理法では「ご家庭から排出される不用品を、一般廃棄物処理業の許可を持たない民間事業者に、処理料金を支払って回収してもらうこと」を禁止していると注意を呼びかけています。積み込んだ後で高額な請求をされるトラブルが、札幌市内を含め全国的に起きています。
無許可回収の見分け方や、安全な頼み方については、「無料回収」の落とし穴もあわせてご覧ください。
どの業種に頼むと安い? 解体業者・エクステリア業者・便利屋を中立比較
カーポートや物置の撤去は、じつはいくつかの業種が受けており、どこが安いかは「あなたの状況」で変わります。それぞれの得意分野を中立の立場で整理します。

解体業者
建物や構造物の解体を本業とする業者です。基礎の掘り起こし、大型のカーポートや車庫、産業廃棄物の適正処理に強いのが特徴です。重機を持っているため、コンクリート基礎まで撤去したいケースや、頑丈な鉄骨カーポート・ガレージにはこの業種が向きます。産廃処理の許可や体制がしっかりしている業者が多いのも安心材料です。
エクステリア・外構業者
カーポート・フェンス・門・駐車場などの外まわりを手がける業者です。「撤去して、新しいカーポートに建て替える」「撤去して舗装し直す」といった、撤去とその後の工事をまとめて頼みたいときに向きます。仕上がりまで一貫して任せられるのが強みです。撤去だけを単独で頼めるかは、業者によって対応が分かれます。カーポートと一緒に古いブロック塀の撤去・修理も考えている方は、費用相場や最大10万円の補助が使える条件を札幌のブロック塀 撤去・修理ガイドにまとめています。
便利屋・不用品回収業者
小型のスチール物置や、軽微な撤去なら、便利屋や不用品回収業者が小回りよく対応してくれることがあります。ただし、廃材を処分する以上、前章のとおり一般廃棄物や産業廃棄物を適正に処理できる許可・体制があるかの確認が欠かせません。ここが曖昧な業者は避けてください。基礎撤去や大型の解体には向きません。
状況別・どこに頼むのが合う?
- 基礎まで撤去したい/大型・鉄骨・車庫 → 解体業者
- 撤去して新設・舗装までまとめたい → エクステリア・外構業者
- 小型物置・軽微な撤去だけ → 便利屋・不用品回収(許可の確認は必須)
「うちの場合はどれ?」と迷ったら、無理に自分で決めなくて大丈夫です。撤去の規模・基礎の有無・そのあとの使い道をお聞きすれば、どの業種が向くかは自然と絞れます。
なお、撤去だけでなく「雪で潰れそうなカーポートをどうするか」「火災保険は使えるか」まで含めて迷っている方には、判断のポイントをまとめた無料のチェックシートをLINEでお渡ししています。

ホームセンター(コーナン・コメリ・カインズ)は撤去だけ頼める?
「設置してくれたホームセンターに、撤去もお願いできないか」——これもよくある疑問です。コーナン・コメリ・カインズなどの大手ホームセンターは、カーポートや物置の販売・設置・リフォームを扱っています。ただし、「撤去だけ」を単独で頼めるかは、店舗やサービス内容によって異なります。断定はできませんので、次の点を目安に考えてください。
- 設置や建て替え(新しいものに買い替え)にともなう撤去なら、受けてもらえることが多い
- 撤去だけ(新しいものを買わない)は、取扱いがない、または提携業者の紹介という形になることがある
- 実際の作業は、ホームセンターが手配する提携・下請けの工事業者が行うのが一般的
そのため、「撤去だけ」を考えている場合は、まず利用したい店舗に取扱いの有無を確認するのが確実です。あわせて、地域の解体業者・外構業者に直接見積りを取って比べると、費用や対応の幅が見えてきます。間に会社が入る分だけ費用感が変わることもあるためです。比べる先が分からなければ、こちらでもお手伝いできます。
撤去して新しく建て替えるときの段取りと費用感
「古くなったから撤去して、新しいカーポートに付け替えたい」——このケースは、撤去だけとは費用も段取りも変わります。ポイントは次のとおりです。
- 費用は「撤去+新設本体+工事」で考える:本体価格は大きさ・グレードで幅がありますが目安として10万〜40万円台、雪に強い頑丈なタイプはさらに上がります。「撤去だけ」の数万円〜十数万円とはケタが変わります
- 基礎を活かせるか:柱の位置やサイズが同じなら古い基礎を流用できることもありますが、大きさやメーカーが変わると打ち直しが必要です
- 雪に強いグレードへの更新:以前のカーポートが雪で傷んだのなら、より頑丈な耐積雪タイプにすることで次の冬からの安心感が変わります(本体価格は上がります)
建て替えや修理そのものの費用・業者選びは、札幌のカーポート・車庫修理の記事でくわしく整理しています。まずは「撤去だけなのか、建て替えまで見るのか」で必要な予算感が大きく変わることを押さえておいてください。
空き家・実家じまいの前にカーポート・物置を撤去するとき
親御さんの家を片付ける、空き家を売りに出す——そんな場面で、庭のカーポートや物置を撤去して更地に近づけたい、というご相談も増えています。ここには、いくつか知っておくと得なポイントがあります。
家屋の解体とセットなら割安になりやすい
もし家そのものを解体して売却・更地化する予定があるなら、カーポートや物置の撤去も家屋解体とまとめて同じ業者に頼むほうが割安になりやすいです。重機の手配や廃材の運搬を一度にまとめられるためです。※家屋本体の解体は、この記事の対象外です。ここでは「外まわりのカーポート・物置の撤去」に絞ってお伝えしています。
物置は「売却・譲渡」という選択肢も
状態のよい物置は、解体して捨てるのではなく売却・譲渡できることがあります。地域の掲示板アプリやフリマアプリで引き取り手が見つかれば、処分費がかからないどころか多少の収入になることも。ただし、搬出・運搬を引き取り手と調整する手間はかかります。
物置の中身(残置物)は、先に片付ける
物置に道具や不用品が残っている場合は、撤去の前に中身を片付けておくとスムーズです。量が多ければ不用品回収の出番になります。札幌での片付け方や業者選びは、札幌の不用品回収 完全ガイドや札幌の不用品回収業者の中立比較を参考にしてください。
空き家・実家じまいの全体の進め方は、実家じまいの進め方や空き家管理、実家の片付けでくわしくまとめています。
カーポート・物置の撤去について、よくあるご質問
Q. 撤去だけなら、いくらくらいですか?
カーポート1台なら、基礎を面カットで残す場合でおおむね数万円〜、基礎まで掘り起こすと十数万円以上になることもあります。台数・素材(鉄骨は高め)・廃材の量で変わるので、正確な金額は現地の見積りで確認してください。
Q. 基礎(柱の根元のコンクリート)は、残していいですか?
撤去したあとを駐車場や庭としてそのまま使うだけなら、地面の高さで切る「面カット」で残せることが多く、その分費用も抑えられます。逆に、そこに新しく建てる・きれいに舗装し直すなら、基礎撤去が必要です。「撤去後にどう使うか」で決まります。
Q. 自分で外した廃材は、自分で捨てられますか?
はい。ご自身で外した廃材は家庭ごみとして、札幌市のルールに沿って捨てられます(物置=大型ごみ、金属フレーム=燃やせないごみ、など)。ただし、大型ごみには「100kg・2m・2立方メートル」の上限があり、大きいものは分解が必要です。量が多い(400リットル超)ときは、自己搬入か(一財)札幌市環境事業公社に依頼します。業者に外してもらった廃材は、産業廃棄物になり、家庭ごみでは出せません(業者が処理します)。
Q. アルミのフレームは売れますか?
アルミや鉄のフレームは、金属スクラップとして買い取り、または無料引き取りになる場合があります。ただし相場は市況で変動し、時期によっては値がつかないこともあります。金額は断定できませんが、見積りのときに「金属分をスクラップで引いてもらえるか」を確認するとよいです。
Q. 雪でカーポートが潰れたら、保険で撤去費は出ますか?
火災保険の雪災・風災の補償に加入していれば、修理や撤去の費用が補償の対象になることがあります。使う可能性があるなら、片付ける前に必ず被害の写真を撮り、保険会社に連絡してください。先に撤去すると受け取れる保険金が減ることがあります。使える条件は火災保険(雪災)の記事をご覧ください。
Q. 撤去に、届出(許可)は必要ですか?
多くのご家庭のカーポートや物置は、届出なしで撤去できるケースが一般的です。ただし、地面にしっかり固定した大型のガレージなど、規模の大きい構造物は扱いが変わることがあります。判断に迷う大きさの場合は、依頼する業者に「届出が必要な規模か」を確認しておくと安心です。
まとめ|札幌のカーポート・物置の撤去は、費用と「捨て方」をセットで
最後に、大切なポイントをおさらいします。
- 撤去費用は「基礎を残すか掘るか・台数・素材・廃材の量」で決まる。単一の相場を鵜呑みにせず、見積りで確認する
- 見積りは「基礎の扱い」と「処分費の有無」を必ずチェック。「一式」表記に注意
- 札幌の廃材は、自分で外した=家庭ごみ/業者が外した=産廃で業者処理。ここを混同しない
- 頼む先は状況しだい。基礎・大型は解体業者、建て替えは外構業者、小型物置は便利屋も選択肢(許可の確認は必須)
- 雪で潰れたら、片付ける前に写真と保険会社への連絡を
カーポートや物置の撤去は、一生に何度もあることではありません。だからこそ、費用と捨て方の両方を押さえて、損のない一歩を踏み出してください。
