庭木の伐採・抜根・処分の費用と方法|切った木・枝はどう捨てる【札幌】

庭木の伐採・抜根・処分の費用と方法


「大きくなりすぎた庭木を、そろそろ切りたい」「枯れた木を伐採したいが、費用がいくらかかるのか分からない」「切ったはいいけれど、この木や枝はどうやって捨てればいいの?」——。庭木のことでお悩みの方から、よくいただくご相談です。

そんな方に、まずお伝えしたいことがあります。庭木の伐採は、「木を切る費用」だけでなく、「切った木・枝を処分する費用」まで含めて考えることが、失敗しないいちばんのコツです。処分のことを忘れていると、あとで思わぬ出費になりがちだからです。

 

しかも札幌には、他の地域にはないひとつの落とし穴があります。急ぎで押さえておきたい点を、先に3つお伝えします。

  • 庭木の伐採費用は、木の高さと太さで大きく変わります。1本あたり数千円のこともあれば、大木なら数万円になることもあります
  • 切った木・枝は、札幌市なら「枝・葉・草」として無料で出せます。ただし50cm以下に切って、ひもで縛るなどの条件があります
  • 札幌の落とし穴:木を切るのに向いた時期(冬〜春)は、じつは枝の無料収集が止まっている期間。この時期に切ると、処分に有料の指定袋が必要になります

 

必要なところから読めます。

  • 切った木・枝の捨て方を知りたい方 → 「札幌のごみの出し方」の章へ
  • 伐採費用がいくらかを知りたい方 → 「伐採費用の相場」の章へ
  • 抜根(根を抜くか)で迷っている方 → 「抜根の費用と判断」の章へ
  • 自分で切れるか知りたい方 → 「自分で伐採できる?」の章へ

私たち「くらしの味方 開拓札幌」は、札幌で家まわりの困りごとの相談窓口を運営しています。

この記事では、庭木の伐採・抜根・処分にかかる費用と方法を、専門用語をかみくだいてお伝えします。とくに「切った木・枝を、札幌ではどう捨てるか」は、市の公式ルールをもとに、他のサイトより一歩ふみこんで整理しました。読み終えるころには、「自分の庭木にいくらかかりそうか」「どう処分すればいいか」がはっきりします。

代表 成田
庭木の伐採は、「切る」と「捨てる」の2つがセットです。とくに札幌は、切った枝を捨てるルールに季節の落とし穴があります。まずはそこから、いっしょに確認していきましょう。特定の業者に肩入れせず、自分でできる部分と業者に頼む部分を、中立の立場で整理してお伝えします。
目次

伐採した木・枝はどう捨てる? 札幌のごみの出し方【一次情報】

札幌市で伐採した木・枝の捨て方を示した図。庭木の枝・幹・根は「枝・葉・草」として無料収集され、長さ50cm以下に切り1mくらいのひもで縛り朝8時30分までに出す条件を整理。無料収集は5月〜12月中旬(地区により異なる)で、冬〜春(おおむね12〜4月)は無料収集が止まり有料の指定ごみ袋の燃やせるごみや大型ごみになる年間カレンダーと、地区リサイクルセンター無料持ち込み(5/1〜12/10)・有料自己搬入(10kgあたり140〜210円・径20cm以内)も示した図。

まず、この記事のいちばん大事なところ、「切った木・枝の捨て方」からお伝えします。ここは、他のサイトが「一般論」でしか書けていない部分です。札幌にお住まいなら、市の公式ルールで正確に押さえておきましょう。

庭木の枝・幹・根は「枝・葉・草」として無料で出せる

札幌市の公式ページ「枝・葉・草」によると、家庭から出る次のものは、「枝・葉・草」として無料で収集してもらえます。

  • 庭木のせん定枝・幹・根(伐採で出た木も、これに当たります)
  • 庭で刈った芝、草花、落ち葉

つまり、庭木を切って出た木や枝は、条件さえ守れば無料で回収してもらえるということです。これは、処分費を抑えるうえで大きなポイントです。

出し方の条件は「50cm以下」「1mくらいのひもで縛る」

ただし、そのまま出せるわけではありません。札幌市公式によると、次のように整えて出す必要があります。

  • 長さ50cm以下にする(太い幹も、50cm以下に切りそろえます)
  • 長さ1mくらいのひもで縛ってまとめる
  • 収集日当日の朝8時30分までに、ごみステーションへ出す

枝を50cm以下にそろえる作業は、意外と手間がかかります。太い幹だと、のこぎりやチェーンソーがないと切りそろえられません。「切る作業」と同じくらい、「捨てられる大きさにする作業」も時間がかかると考えておいてください。

なお、札幌市公式によると、50cmより長いものや、1mくらいのひもで縛れないものは「枝・葉・草」では出せず、有料の大型ごみの扱いになります。太い幹や大きな根がそのまま残ると、ここで費用が発生します。

★札幌の落とし穴:冬〜春は「枝の無料収集」が止まる

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい注意点です。

札幌市公式によると、「枝・葉・草」の収集期間は5月〜12月中旬まで(地区により異なります)です。つまり、12月〜4月ごろは、枝の無料収集がお休みになります。

ところが、庭木の伐採に向いた時期は、木が休眠する冬から春先(おおむね1〜4月)です。落葉して枝ぶりが見やすく、木への負担も少ないため、業者もこの時期をすすめることが多いのです。

つまり「切るのに向いた時期」と「無料で捨てられる時期」が、札幌ではズレているのです。冬〜春に伐採すると、無料の「枝・葉・草」には出せず、処分方法が変わります。ここを知らないと、処分費で思わぬ差が出ます。

収集期間外(冬〜春)や出せないときの捨て方

では、収集期間外や、都合で「枝・葉・草」に出せないときは、どうすればいいのでしょうか。札幌市公式によると、次の2つの方法があります。

  • 指定ごみ袋(有料)の「燃やせるごみ」に入れて出す札幌市の公式ページ「燃やせるごみ」によると、「枝・葉・草」の収集期間外(12月〜4月)や、都合で出せない場合に限り、土を落として指定ごみ袋に入れて出せます。燃やせるごみの収集は週2回です
  • 指定袋に入らない大きなものは「大型ごみ」(有料)に申し込む。太い幹や大きな根で、袋の口をしっかり縛れないものは、こちらになります

札幌市の指定ごみ袋は有料です。冬〜春に大量の枝を出すと、その分の袋代がかかります。無料で出せる5月〜12月中旬とくらべると、処分費に差が出るということです。

同じ量の枝でも、出す時期によって費用が変わる——これが札幌ならではのポイントです。たとえば、庭木を切って枝がたくさん出たとします。5月〜12月中旬なら「枝・葉・草」で無料。ところが同じ量を1月に出そうとすると、有料の指定袋に詰め直す必要があり、袋の枚数分の費用がかかります。量が多ければ、この差はばかになりません。「いつ切って、いつ出すか」で処分費が変わると覚えておいてください。

なお、根についたは、札幌市公式によると「燃やせないごみ」で出すことになっています。抜根で大きな根が出た場合は、土を落としてから処分してください。

代表 成田
「無料で出せるなら、自分で処分しよう」と思う方は多いです。ただ、太い幹を50cm以下に切りそろえる作業は、けっこう大変です。量が多いときや冬場は、業者にまとめて頼んだほうが、結局ラクなこともあります。なお収集日や期間はお住まいの地区で異なるので、実際に出す前に、区の収集日程や「さっぽろごみ分別アプリ」で最新をご確認ください。

自分で捨てる vs 業者に処分してもらう(費用の比較)

切った木・枝を自分で処分する場合と業者に処分まで頼む場合の費用比較図。自分で=「枝・葉・草」で無料・地区リサイクルセンターへ無料持ち込み・処理施設へ有料搬入(10kgあたり140〜210円)、業者に頼む=軽トラ積み放題1台あたり1〜2万円前後・伐採業者に処分込みで処分費は総額の3〜5割になることも、と対比した図。

切った木・枝を、「自分で処分するか」「業者に処分まで頼むか」で、かかる費用も手間も変わります。ここを整理しておきましょう。

自分で処分する方法(安いが手間がかかる)

自分で処分する場合、札幌なら次のような方法があります。すべて札幌市の公式ルールにもとづく、実際に使える方法です。

  • 「枝・葉・草」で無料で出す(5月〜12月中旬):50cm以下に切ってひもで縛る手間はかかりますが、収集費用は無料。いちばん安い方法です
  • 地区リサイクルセンターへ無料で持ち込む(5月1日〜12月10日):札幌市公式「枝・葉・草」によると、収集日を待てないときは、5月1日〜12月10日の期間(休館日を除く)なら、枝・葉・草を地区リサイクルセンターへ無料で持ち込めます。出し方はごみステーションと同じで、枝は50cm以下にして1mくらいのひもで縛り、落ち葉や草花は透明・半透明の袋に入れて持ち込みます。車があれば、収集日を待たずに無料で片づけられる方法です
  • 有料の処理施設へ自分で持ち込む(通年):無料期間外や、指定袋・大型ごみに出すほどではない量のときは、市の処理施設へ有料で持ち込めます。札幌市公式「家庭ごみの自己搬入」によると、手数料は清掃工場・破砕工場で10kgあたり210円、ごみ資源化工場(木くず)で10kgあたり140円です。剪定枝・伐採木は径(太さ)を20cm以内にする必要があり、清掃工場は最大の辺を50cm以内にします。自動車での搬入のみで、計量後に現金で支払います

自分で処分する最大のメリットは、費用の安さです。一方で、切りそろえ・縛る・運ぶ手間がかかり、量が多いと車での運搬も必要になります。

業者に処分まで頼む方法(ラクだが費用がかかる)

伐採業者や不用品回収業者に、処分まで頼む方法もあります。おおまかに2つのパターンがあります。

  • 伐採業者に「処分込み」で頼む:木を切ってもらい、切った枝や幹の運搬・処分もまとめてお願いする方法です。見積りに「処分費」「運搬費」として計上されます。処分費は、伐採の総額のうち3〜5割を占めることもあると考えておくと、見積りを見たときに驚きません
  • 軽トラ積み放題などで回収してもらう:切った枝葉を、軽トラック1台分いくら、という形で回収するサービスです。相場は1台あたり1〜2万円前後が目安ですが、量・地域・業者で幅があります

業者に頼むメリットは、手間がかからないこと。切りそろえや運搬をすべて任せられます。デメリットは費用がかかることです。

なお、ここで扱うのは庭木・枝葉の処分です。伐採にともなって、家の中の家具や家電などの不用品もまとめて処分したい場合は、札幌の不用品回収の費用と業者選びもあわせてご覧ください。庭木以外の家財の処分は、そちらが参考になります。

代表 成田
おすすめは、「切るのは業者、処分は自分で(無料の枝・葉・草を活用)」という組み合わせです。ただし枝の量が多かったり、冬場で無料収集が使えなかったりするときは、処分込みで頼んだほうが総額で見て安いこともあります。見積りをもらうときは、「処分費が別か込みか」を必ず確認してください。

庭木の伐採費用の相場|高さ・幹まわり別

庭木の伐採費用の高さ別相場をまとめたマトリクス図。3m未満(低木)は数千円〜1万円前後、3〜5mは1万〜2万円前後、5〜7mは2万〜4万円前後、7m以上(高木)は4万円〜(要現地見積り)と、高さの目安(1階の屋根〜2階の屋根など)とあわせて示した図。

ここからは、木を切る(伐採する)費用の相場をお伝えします。伐採費用は、木の高さで決まることが多く、業者によっては幹の太さも見ます。

高さ別の伐採費用の目安

複数の造園・伐採サービスの料金表を見わたすと、1本あたりの伐採費用は、おおむね次のような幅に収まります。金額は業者や地域、木の状態で変わるため、あくまで目安としてご覧ください。

木の高さ高さの目安1本あたりの費用の目安
3m未満(低木)人の背より少し高い〜1階の窓くらい数千円〜1万円前後
3〜5m1階の屋根〜2階の窓くらい1万〜2万円前後
5〜7m2階の屋根くらい2万〜4万円前後
7m以上(高木)2階の屋根を大きく超える4万円〜(要現地見積り)

高さの目安を、身近なもので言いかえると分かりやすいです。1階の屋根の高さがおよそ3m、2階の屋根が6〜7mほど。庭木が自宅の1階の屋根を超えているなら3m以上、2階の屋根に届いているなら5m以上、と見当をつけられます。

なぜ高さで費用が上がるかというと、高い木ほど高所での作業になり、危険と手間が増えるからです。3m未満なら地面や脚立から手が届きますが、5mを超えると高所作業車や、木に登っての作業が必要になります。安全に配慮するほど、時間も人手もかかり、費用に反映されるわけです。

幹の太さや本数でも変わる

高さが同じでも、幹が太い木は費用が上がります。切る手間も、処分する木の量も増えるからです。また、当然ながら本数が多いほど総額は上がりますが、まとめて頼むと1本あたりが割安になることもあります。

見積りで必ず確認したい「2つの落とし穴」

料金表の数字だけを見て安心すると、あとで総額が思ったより高くなることがあります。次の2点は、見積りのときに必ず確認してください。

  • 税込か税抜か:料金表が税抜表示のこともあります。総額(税込)でいくらかを確認しましょう
  • 処分費が含まれているか:伐採費用に、切った木・枝の運搬・処分費が入っているかどうか。入っていないと、あとから処分費が上乗せされます。前の章でお伝えしたとおり、処分費は総額の3〜5割になることもあります

「1本◯円」という表示は、切るだけの料金で、処分は別というケースが少なくありません。処分まで含めた総額で比べることが、失敗しないコツです。

代表 成田
庭木の費用は、現地を見ないと正確には出せません。高さ・太さ・本数に加えて、まわりの環境(電線が近い、重機が入れないなど)で変わるからです。ネットの「1本◯円」は入口の目安と考えて、必ず現地見積りで総額を確認してください。相見積りの取り方や、札幌の業者選びのコツは、札幌の庭木の伐採・剪定・草刈りと業者の選び方でくわしくまとめています。

抜根の費用と「そもそも必要か」の判断

抜根の費用と要否判断を示した図。抜根費用は1本あたり1万〜3万円前後で伐採費用の3〜5倍が目安。その場所を使う予定があるかで、抜根する(跡地利用・ひこばえ防止・シロアリ心配)/切り株を残す(使う予定がない・費用を抑えたい)/薬剤で枯らす(掘らずに芽を止める)の3つから選ぶ判断図。

木を切ったあと、地面に残る切り株。この根っこを掘り起こして取り除く作業を「抜根(ばっこん)」といいます。「抜根までやるべきか」で迷う方は多いので、費用と判断の目安を整理します。

抜根の費用は、伐採の3〜5倍が目安

抜根は、地面を掘って根を掘り起こす重労働です。そのため、切るだけの伐採より費用が高くなります

複数の造園・伐採サービスの料金を見わたすと、抜根費用は1本あたり1万〜3万円前後が目安で、木の大きさや根の張り方で変わります。同じ木でも、伐採費用の3〜5倍ほどかかることも珍しくありません。根が大きく張っていたり、重機が使えなかったりすると、さらに上がります。

なぜこれほど高いのかというと、根は地中で見えない範囲まで広がっており、掘ってみないと大きさが分からないからです。手作業で掘り起こすには時間と力が必要で、大きな木ほど重機を入れることになります。「切るのは1万円だったのに、抜根は3万円と言われた」というのは、こうした理由によるものです。

抜根が必要なケース・切り株を残してよいケース

抜根は、必ずしも全員に必要な作業ではありません。次のように考えると、判断しやすくなります。

抜根したほうがよいケース

  • その場所に建物や駐車場、花壇などを作りたい(根が邪魔になる)
  • 切り株からひこばえ(新しい芽)が出て、また育ってしまうのを防ぎたい
  • 切り株が腐ってシロアリなどの害虫を呼ぶのが心配

切り株を残してもよいケース

  • とくにその場所を使う予定がない(庭の隅など)
  • 費用を抑えたい(抜根は高いので、無理に抜かない選択もあり)

抜かずに「薬剤で枯らす」選択肢もある

「根を抜くほどではないが、切り株から芽が出るのは困る」という場合、切り株に薬剤(除草剤など)を使って、根を枯らす方法もあります。掘り起こすより費用を抑えられますが、枯れるまで時間がかかり、使い方や周囲の植物への影響に注意が必要です。使う場合は、製品の表示をよく確認してください。

なお、腐って害虫を呼ぶのが心配なら、シロアリ対策の観点も参考になります。切り株や木材とシロアリの関係は、害虫の記事で扱っています。

代表 成田
「切るなら、ついでに根も抜いたほうがいい」と思いがちですが、抜根は費用がぐっと上がります。その場所を使う予定がないなら、無理に抜かない選択も十分ありです。予定と予算に合わせて、抜くか・残すか・薬剤で枯らすかを選びましょう。迷ったら、現地を見た業者に相談するのが確実です。

費用が高くなるケースと、追加費用の内訳

庭木の伐採費用が高くなる条件と追加費用の内訳を示した図。電線が近い・高い木や大木・重機や高所作業車が必要・車両が庭に入れない・隣家や塀に接している・本数や処分量が多い、の6条件と、処分費/運搬費・出張費/車両費・清掃費・特殊伐採費の4つの追加費用項目を整理した図。

見積りが、料金表の目安より高くなることがあります。これは、業者がぼったくっているわけではなく、作業が難しくなる条件があるからです。あらかじめ知っておくと、見積りを見たときに納得できます。

費用が上がりやすい6つの条件

  • 電線・電話線が近い:切った枝が線に当たらないよう、慎重な作業が必要。感電や停電のリスクもあり、特殊な扱いになります
  • 高い木・大木:高所作業になり、高さや太さが増すほど手間と危険が増えます
  • 重機・高所作業車が必要:手作業で届かない木は、機械を使うため車両代・機械代が加わります
  • 車両が庭に入れない:道が狭い、庭が奥まっているなどで、切った木を人力で運び出す必要があると、運搬の手間賃が増えます
  • 隣家・建物・塀に接している:まわりを傷つけないよう、少しずつ切り分ける「特殊伐採」になると割高です
  • 本数が多い・処分量が多い:切る手間も、運ぶ木の量も増えます

見積りに出てくる「追加費用」の項目

見積書には、伐採費用のほかに、次のような項目が並ぶことがあります。それぞれ何の費用かを知っておくと、内訳を確認しやすくなります。

  • 処分費・運搬費:切った木・枝を運んで処分する費用(前述のとおり、総額の3〜5割になることも)
  • 出張費・車両費:現場までの移動や、車両の使用にかかる費用
  • 清掃費:作業後に、落ち葉や木くずを片付ける費用
  • 特殊伐採費:クレーンやロープを使う、難しい伐採の費用

これらは、悪い意味の「追加料金」ではなく、作業に本当に必要な費用です。大切なのは、見積りの段階で「どこまでが料金に含まれ、何が別途かかるか」をはっきりさせておくこと。「作業後に追加を請求された」というトラブルは、ここが曖昧なまま進めたときに起きがちです。

代表 成田
見積りが高いと感じたら、まず内訳を見せてもらいましょう。電線が近い、重機がいる、といった理由があれば、その金額には納得できるはずです。逆に、内訳を出さずに「一式◯円」とだけ言う業者には、注意が必要です。開拓札幌がご案内するのは、内訳をきちんと示してくれる業者だけです。

自分で伐採できる? できる範囲と、安全の限界

自分で庭木を伐採できる範囲と安全の限界を示した図。高さ3mまで・幹の直径20cm以下・まわりに建物や塀や車がない・地面が平らで傾斜がない・電線が近くにない、の5条件すべてを満たす木だけが対象。倒す方向に受け口(三角の切り込み)を入れ反対側から追い口を切る基本手順の断面図と、電線に近い木は絶対に自分で触らず北海道電力ネットワークへ相談する注意も示した図。

「費用を抑えたいから、自分で切れないか」と考える方も多いはずです。結論から言うと、小さな木なら自分でも切れますが、大きな木や条件の悪い木は、絶対に無理をしないでください。ここは、費用より安全を優先すべきところです。

自分で伐採してよいのは、この範囲まで

自分で切ってよいのは、次のすべてに当てはまる、条件のよい木に限ります。

  • 高さ3mまで(脚立に乗らず、地面から手が届く範囲が安全)
  • 幹の直径が20cm以下くらいの、細めの木
  • まわりに建物・塀・車がない(倒す方向に十分なスペースがある)
  • 電線が近くにない
  • 地面が平らで、傾斜がない

ひとつでも当てはまらないなら、業者に頼んでください。無理をして、けがや事故につながっては、費用の節約どころではありません。

倒す方向を決める「受け口・追い口」

自分で切る場合も、いきなり幹に刃を入れてはいけません。木を安全に倒すには、倒したい方向に「受け口」(三角の切り込み)を入れ、その反対側から「追い口」を切るのが基本です。この手順を守らないと、木が思わぬ方向に倒れて危険です。

ただし、この作業には慣れが必要です。少しでも不安があれば、無理に自分でやらないことをおすすめします。

チェーンソーの「キックバック」に注意

チェーンソーを使う場合、いちばん怖いのが「キックバック」です。刃の先端が木などに当たった反動で、チェーンソーが自分に向かってはね返る現象で、大けがの原因になります。防護具(保護メガネ・手袋・すね当てなど)を必ず着け、刃の先端をものに当てないよう注意してください。使い慣れていない方は、手軽なのこぎりから始めるのが安全です。

★電線に近い木は、絶対に自分で触らない

これは、何より優先してお伝えしたいことです。電線に接している・近づいている木は、絶対に自分で切ろうとしないでください。

木や枝が電線に触れると、感電や停電、火災につながる危険があります。伐採中に切った枝が電線に当たるだけでも危険です。電線に近い木で気になることがあれば、まず電力会社(北海道電力ネットワーク)に相談してください。電力会社が、必要に応じて対応や案内をしてくれます。自分で判断して手を出すのは、絶対に避けてください。

代表 成田
「これくらいなら自分で」と思っても、高い木や電線の近くは、本当に危険です。毎年、伐採中の事故のニュースを目にします。費用は取り戻せますが、けがは取り返しがつきません。少しでも「危ないかも」と感じたら、迷わず業者に任せてください。それが、いちばん安く済む選択になることもあります。

伐採・処分の費用を、少しでも安く抑えるコツ

費用を抑える方法は、いくつかあります。無理のない範囲で、できるものから取り入れてみてください。

自分でできる部分は、自分でやる

費用を下げるいちばんの近道は、手間のかかる部分を自分で引き受けることです。

  • 低い木・細い木は、自分で切る(前の章の安全条件を満たす場合のみ)
  • 処分は自分でやる:業者に切ってもらい、切った枝は自分で「枝・葉・草」に無料で出す。処分費が総額の3〜5割になることもあるので、ここを自分でやると大きく節約できます

まとめて依頼する・複数社で見くらべる

  • 複数の木をまとめて頼む:1本ずつより、まとめたほうが1本あたりが割安になることがあります
  • 複数の業者で見くらべる:同じ作業でも、業者によって金額に差が出ます。安さだけで選ばず、内訳がはっきりしているか、処分費が含まれるかも見くらべてください。札幌で実際に何社を、どう見くらべればよいかは、庭木の手入れをまとめた別の記事でくわしくお伝えします

★札幌ならではの注意:処分費で見ると「時期」も費用に効く

最初の章でお伝えしたとおり、札幌では「枝・葉・草」の無料収集が5月〜12月中旬に限られます。冬〜春の伐採で自分で処分する場合は、有料の指定袋か大型ごみになり、処分費がかさみます。

処分を自分でやって節約したいなら、無料収集が使える時期(おおむね5月〜12月中旬)に伐採するのも、費用を抑えるひとつの手です。ただし、木の種類や状態によっては、切るのに向いた時期があります。時期の判断に迷うときは、業者に相談してください。

代表 成田
「切るのは業者、処分は自分で、時期は無料収集が使える夏〜秋に」——これが、札幌で費用を抑える王道パターンです。もちろん、木の状態や安全を優先すべきときもあります。何を自分でやり、何を任せるか、迷ったら気軽にご相談ください。

依頼先の使い分け|どんな相手に頼めるか

庭木の伐採を頼める相手は、いくつかあります。それぞれ対応できる範囲がちがうので、まずはどんな選択肢があるかを、おおまかにつかんでおきましょう。

依頼先ごとの対応範囲

  • 伐採・剪定の専門業者:高い木や大木、電線が近いなど、難しい伐採に強い。処分まで一括で頼めることが多い
  • 造園業者・植木屋:庭全体の手入れや、木を残す剪定も含めて相談できる
  • 便利屋:小さな木の伐採や、ちょっとした庭仕事を手軽に。大木や難しい伐採には向かないことも
  • シルバー人材センター:低木の伐採や草刈りを比較的安く。高木や危険な伐採は対応外のことが多い

かんたんに言えば、「難しい・危険な木は専門業者や造園業者へ、簡単な低木は便利屋やシルバー人材へ」が基本の考え方です。

札幌で実際に業者を選ぶときは

実際に札幌で業者を探し、選ぶときの具体的なポイント(依頼先ごとの費用相場、複数社の見くらべ方、地元業者の比較など)は、札幌の庭木の伐採・剪定・草刈りと業者の選び方でくわしくお伝えしています。この記事では「どんな相手に頼めるか」の全体像だけ、つかんでいただければ十分です。

代表 成田
「どこに頼めばいいか分からない」というご相談は、とても多いです。木の状態によって、向いている依頼先が変わるからです。開拓札幌では、特定の業者に肩入れせず、お客さまの庭木に合った依頼先を、中立の立場で整理してお伝えします。まずは今の状況をお聞かせください。

庭木の伐採・処分について、よくあるご質問

Q. 切った木や枝は、札幌ではどう捨てればいいですか?

札幌市なら、庭木のせん定枝・幹・根は、「枝・葉・草」として無料で収集してもらえます(5月〜12月中旬・地区により異なる)。50cm以下に切り、1mくらいのひもで縛って、収集日の朝8時30分までにごみステーションへ出します。収集期間外(冬〜春)は、土を落として有料の指定ごみ袋(燃やせるごみ)に入れるか、大きなものは大型ごみに申し込みます。

Q. 太い幹や大きな根は、そのまま出せますか?

出せません。50cmより長いものや、1mくらいのひもで縛れないものは「枝・葉・草」では出せず、有料の大型ごみになります。根についた土は「燃やせないごみ」で出します。太い幹・大きな根が多いときは、業者に処分まで頼むほうがラクなこともあります。

Q. 庭木1本を切るだけでも、業者に頼めますか?

頼めます。低木1本から対応する業者もあります。ただし、1本だけだと出張費などで割高に感じることもあります。ほかにも切りたい木があれば、まとめて頼むと1本あたりが割安になることがあります。

Q. 伐採に、届出や許可は必要ですか?

自宅の庭にある通常の庭木を切るだけなら、ふつうは届出は必要ありません林野庁「伐採及び伐採後の造林の届出等の制度」によると、伐採の届出が必要なのは地域森林計画の対象となっている森林(民有林)や保安林の立木です。宅地にある庭木は、この「森林」には当たらないため、対象外と考えて差し支えありません。ただし、保安林など特別な区域の樹木は、法律で伐採の手続きが必要な場合があります。心配なときは、自治体の担当窓口に確認してください。

Q. 隣の家に枝が伸びています。勝手に切っていいですか?

自分の敷地に越境してきた「枝」であっても、原則として、勝手に切らず、まず所有者(お隣)に切るよう求めるのが基本です(一定の条件では自分で切れる場合もあります)。トラブルを避けるため、まずはお隣に相談してください。境界や状況が複雑なときは、専門家に相談するのが安心です。

Q. 補助金は使えますか?

自宅の庭木を伐採する費用に対する補助金は、原則としてありません。危険な空き家の解体や、危険なブロック塀の撤去など、目的が限られた補助制度はありますが、通常の庭木の伐採は対象外と考えてください。

Q. 切り株から、また芽が出てきて困っています。

切り株を残すと、ひこばえ(新しい芽)が出て育つことがあります。防ぎたいなら、根まで抜根するか、切り株に薬剤で枯らす方法があります。抜根は費用が高めなので、予定と予算に合わせて選んでください。

まとめ|庭木の伐採は「切る費用」と「捨てる方法」をセットで

最後に、大切なことをおさらいします。

  • 庭木の伐採費用は、高さ・太さ・本数で決まる。3m未満なら数千円〜、大木なら要現地見積り。処分費は総額の3〜5割になることもある
  • 札幌では、切った枝は「枝・葉・草」で無料(50cm以下・1mのひもで縛る・5月〜12月中旬)。冬〜春は無料収集が止まり、有料の指定袋や大型ごみになる
  • 抜根は伐採の3〜5倍が目安。その場所を使う予定がなければ、無理に抜かない選択もある
  • 自分で切れるのは高さ3m・幹20cm以下・障害物なしまで。電線に近い木は、絶対に自分で触らず電力会社へ

庭木の伐採は、「切る」と「捨てる」の両方を考えて、はじめて費用の全体像が見えます。とくに札幌は、季節でごみの出し方が変わる点に注意してください。ここまで読んでくださったあなたは、もう費用で損をしにくい準備ができています。

開拓札幌では、特定の業者に肩入れせず、お客さまの庭木に合った進め方を、中立の立場で整理してお伝えしています。「自分で切れる木か」「いくらかかりそうか」「処分はどうするか」——迷ったところから、お気軽にご相談ください。申し込んだ直後から何社もの営業電話が鳴ることはありません。ご案内するのは、条件に合う1〜2社だけです。

代表 成田
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