「駐車場を広げたいけど、いくらかかるのか見当がつかない」「雪でフェンスが傾いてきた」「そもそも、どこに頼むのが正解なのか分からない」——。札幌で家の外まわりを整えようとしたとき、多くの方が最初にぶつかるところです。
とくに困るのが、業者選びです。「札幌 外構」「札幌 エクステリア」で検索すると会社がずらりと出てきますが、よく見ると内装の会社、塗装の会社、造園専門の会社、総合建設会社が同じ並びに混ざっています。看板の言葉だけでは、どこが自分の工事に合うのか分かりません。
まず、いちばん知りたいところから先にお伝えします。
- 費用は工事の種類でまるごと変わります。札幌市内の施工実例191件を集計すると、全体の中央値は120万円。ただし新築の外構一式は230万円、駐車スペースは90万円、雑草対策なら60万円と幅があります。100万円未満の工事が43.5%を占めます(くわしくは費用の章で)
- 札幌の外構が本州と決定的に違うのは「凍上(とうじょう)」です。地面が凍って持ち上がる現象で、札幌市の凍結深度は60cmと定められています。ここを踏まえない仕様だと、コンクリートが割れ、塀やフェンスが傾きます
- 業者は「建設業許可の業種」で絞れます。国土交通省のデータベースで誰でも確認でき、外構に関わる業種を持っているかどうかが分かります(比較表を載せました)
必要なところから読めます。
- 費用の目安を知りたい方 → 「実例191件でみる費用」の章へ
- 札幌ならではの注意点を知りたい方 → 「凍上」の章へ
- 補助金が使えるか知りたい方 → 「札幌市の補助金」の章へ
- どこに頼むか迷っている方 → 「業者選び」の章へ
私たち「くらしの味方 開拓札幌」は、札幌で住まいの困りごとの相談窓口を運営しています。
外構・エクステリアについても、ご相談を承っています。この記事では、あおるのでも急かすのでもなく、公開されている実データと、札幌で押さえておくべき条件をお伝えします。
札幌の外構費用|施工実例191件でみる実額
外構の費用は「面積による」「仕様による」と言われがちで、それは事実なのですが、それだけでは予算が組めません。そこで、札幌市内で実際に行われた工事の金額を集計しました。
全国展開の外構専門店ガーデンプラスが公開している施工事例のうち、北海道札幌市の事例を全ページ分(191件)集計したものです。
全体の分布
| 区分 | 金額 |
| いちばん安い事例 | 10万円 |
| 下位25%ライン | 60万円 |
| 中央値 | 120万円 |
| 上位25%ライン | 200万円 |
| 上位10%ライン | 260万円 |
| いちばん高い事例 | 490万円 |
注目していただきたいのは、100万円未満の工事が83件あり、全体の43.5%を占めることです。外構というと「新築のときにまとめて数百万円」という印象が先に立ちますが、実際には半分近くが100万円を切っています。部分的な工事から始めている方が、それだけ多いということです。
工事の種類別の実額
種類ごとに分けると、幅の理由がはっきりします。
| 工事の種類 | 件数 | 中央値 | 実例の幅 |
| 新築外構一式 | 49件 | 230万円 | 60万〜490万円 |
| 駐車スペース | 42件 | 90万円 | 40万〜400万円 |
| 雑草対策・防犯砂利 | 36件 | 60万円 | 10万〜280万円 |
| 目隠しフェンス | 19件 | 80万円 | 10万〜260万円 |
| 玄関アプローチ | 10件 | 95万円 | 30万〜240万円 |
| テラスまわり | 9件 | 180万円 | 50万〜250万円 |
| ブロック塀・囲い | 7件 | 60万円 | 30万〜340万円 |
| 物置 | 4件 | 95万円 | 40万〜130万円 |
| ウッドデッキ | 4件 | 100万円 | 60万〜120万円 |
| 花壇・菜園・芝生 | 3件 | 110万円 | 40万〜150万円 |
札幌でいちばん事例が多いのは「新築外構一式」(49件)、次いで「駐車スペース」(42件)です。この2つで全体の半分近くを占めます。雪の置き場と車の出し入れが、札幌の外構の中心にあることが数字にも出ています。
もうひとつ読み取れるのが、同じ種類でも幅が大きいことです。駐車スペースは40万円から400万円まで10倍の開きがあります。これは「何台分か」「舗装をアスファルトにするかコンクリートにするか」「融雪を入れるかどうか」で変わるためです。融雪を入れると、それだけで工事の規模が変わります(札幌のロードヒーティング費用でくわしく扱っています)。
この数字の読み方(大事なところ)
この191件は、あくまで1社が公開している施工事例の集計です。次の点を踏まえて見てください。
- 「札幌の相場」ではありません。ガーデンプラス1社の札幌施工事例191件の分布です
- 完了した事例だけが載っています。途中で中止になった工事や、トラブルになった案件は含まれません
- 金額は10万円単位に丸められています。実額そのものではなく、概算の表示です
偏りの向きについては、断定できません。紹介型のサービスは価格競争が働くため安めに出る可能性がある一方、施工事例は「見せたい仕上がり」が選ばれるため高めに出る可能性もあります。どちらの力も働いているので、実際の見積りがこの表からずれることは普通にあります。
そのうえで、この表は「自分が考えている工事は、だいたいどのあたりか」を掴むのには十分に使えます。集計対象の175件が直近4年(2022〜2025年)の施工なので、古すぎて参考にならないということもありません。
札幌の外構が本州と決定的に違う理由|凍上(とうじょう)
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
札幌で外構をつくるとき、本州向けの記事や施工例をそのまま参考にすると、数年で壊れることがあります。理由は「雪が多いから」ではありません。地面が凍るからです。
凍上とは何か
土の中には水分が含まれています。冬にこの水分が凍ると体積が増え、さらに凍った層に周囲の水が吸い寄せられて氷の層が成長します。その結果、地面そのものが持ち上がります。これが凍上です。
やっかいなのは、春に融けると元の高さまで戻らないことです。持ち上がって、沈んで、また持ち上がる。これを毎年繰り返すうちに、次のことが起きます。
- 駐車場の土間コンクリートにひびが入る、段差ができる
- ブロック塀や擁壁が傾く、目地が開く
- フェンスの支柱が浮く・斜めになる
- 玄関アプローチの階段やタイルが浮き上がる
「施工が雑だったのでは」と思われがちですが、そうとは限りません。本州の標準的な深さで施工すると、札幌ではこうなります。
札幌市の凍結深度は60cm
どこまで凍るかは地域によって決まっており、北海道が市町村ごとに数値を公表しています。北海道建設部が公開している凍結深度一覧によると、次のとおりです。
| 市町村 | 凍結深度 |
| 札幌市 | 60cm |
| 江別市・千歳市・恵庭市・北広島市・石狩市 | 60cm |
| 小樽市 | 50cm |
| 旭川市 | 80cm |
| 帯広市・釧路市 | 100cm |
| 置戸町・佐呂間町・足寄町・陸別町 | 120cm |
基礎や支柱をこの深さより下まで届かせるか、凍上しにくい材料に入れ替えるか。どちらかの対策が要ります。札幌市の60cmは、北海道のなかではむしろ浅いほうです。とはいえ、本州の多くの地域が想定していない深さであることに変わりはありません。
「60cm」は標準値であって、あなたの土地の数値ではない
ここを見落とすと、数値を知っていても足りません。同じ資料の欄外に、こう明記されています。
この表に掲げる凍結深度は、各市町村の標準的な数値であって、同じ市町村においても外気温が大きく異なる場合があり、また、地質や地下水位、標高などにおいても異なるので、それぞれの状況に応じて、凍結深度を設定しなければなりません。
つまり「札幌市だから60cmでいい」とは限らないということです。札幌市は南北に広く、中央区の平地と、南区の山側(定山渓・藤野・簾舞など)では標高も気温も違います。地下水位が高い土地、水はけの悪い土地も条件が変わります。
これは、図面や見積りを見ただけでは判断できません。敷地の条件を見たうえで深さを決められるかどうかが、札幌で業者を選ぶときの実質的な分かれ目になります。
これから見積りを取る方へ|「同じ工事」に見えても、前提が違います
外構の見積りは、金額だけを並べても比べられません。基礎をどの深さまで入れるかで、材料も手間も変わるからです。浅く見積もったほうが安くなります。そして安いほうを選んだ結果が出るのは、数年後の冬です。
この記事の続きでは、工事の種類ごとに何を確認すればいいかをお伝えします。ただ、あなたの敷地の条件まではお伝えできません。標高も地下水位も、土地ごとに違うからです。
開拓札幌にご相談いただければ、ご希望の工事と敷地の状況をうかがったうえで、条件に合う業者をご案内します。まだ「やるかどうか迷っている」段階でもかまいません。むしろ、決まっていないうちのほうが変えられます。
ご案内するのは1〜2社だけです。一括見積もりサイトのように、申し込んだ直後から何社もの営業電話が鳴ることはありません。相談は無料で、そのまま何もしなくてもかまいません。
札幌の外構で、仕様が変わる4つの工事
凍上と雪を踏まえると、本州の記事には出てこない判断が必要になります。ここでは凍上と雪の影響を受けやすい工事を、実例の多い順に見ていきます。(実例36件あった「雑草対策・防犯砂利」は、防草シートと砂利が中心で地中に構造物をつくらないため、凍上の影響は比較的小さい工事です。)
1. 駐車スペース(実例42件・中央値90万円)
札幌の駐車スペースで決めることは、本州と3つ違います。
- 雪をどこに置くか。敷地に雪の置き場がないと、毎年の排雪費用がかかり続けます。舗装の面積を最大にした結果、雪の行き場がなくなる例があります
- 路盤をどう作るか。凍上対策として、凍結深度まで凍上しにくい材料に置き換える方法があります。表面の仕上げより、この下地のほうが寿命を左右します
- 融雪を入れるか。ロードヒーティングを入れると初期費用も光熱費もかかりますが、除雪の手間はほぼなくなります。実例で駐車スペースが400万円まで伸びているのは、多くがこの判断によるものです
費用の詳細は札幌のロードヒーティング費用にまとめています。
2. 目隠しフェンス(実例19件・中央値80万円)
フェンスで見落とされがちなのが雪の重さと、落雪の位置です。
屋根からの落雪がフェンスの真上に落ちる配置だと、数年でゆがみます。また、板と板の隙間がないタイプは風と雪をまともに受けるため、支柱の本数と埋め込みの深さが重要になります。「隣家の視線を遮る」という目的だけで選ぶと、雪の条件を外します。
3. ブロック塀・擁壁(実例7件・中央値60万円)
凍上の影響がいちばん分かりやすく出るのがここです。傾き、目地の開き、ひび割れは、多くが基礎の深さに由来します。
すでに傾いている塀については、札幌のブロック塀 撤去・修理ガイドで扱っています。作り替えるか、撤去してフェンスにするかは、敷地の条件と予算で変わります。
4. カーポート(耐雪強度)
カーポートは「デザイン」ではなく耐雪強度(何cmの積雪に耐えるか)で選ぶ部材です。札幌では、本州向けの標準品をそのまま設置すると、雪の重みで屋根が割れたり柱が曲がったりします。
すでに傷んでいる場合は札幌のカーポート・車庫修理を、雪対策全般の比較は排雪を頼み続ける vs 融雪機・融雪槽 vs ロードヒーティングをご覧ください。
外構工事に、札幌市の補助金は使えるのか
結論からお伝えします。外構工事そのものは、原則として補助の対象ではありません。ただし、知っておくと差が出る例外が2つあります。
札幌市には「札幌市住宅エコリフォーム補助制度」があります。省エネ改修とバリアフリー改修の費用の一部を補助する制度です。市の公式ページには、問い合わせが多いためか、「塗装工事(外壁又は屋根)を対象とした補助金はございません」とわざわざ明記されています。外構工事も、基本的にはこちら側です。
例外1|外構でも対象になる工事が2つある
令和8年度のパンフレットを確認すると、外構に該当する工事が2つ含まれています。
| 対象工事 | 補助金額 | 条件 |
| 玄関前スロープの設置 | 44,000円/か所 | 道路から玄関に至る主要な経路に、勾配1/12以下・有効幅員900mm以上の固定スロープを設置。設置後、手すりが少なくとも片側にあること(手すり設置の金額を含む) |
| 屋外階段(玄関アプローチ)の改良 | 25,000円/か所 | 改修後の勾配・寸法が基準に適合すること。改修後、蹴込み板が無い場合は対象外 |
ここで注意が必要です。この制度は補助金額の合計が3万円以上であることを条件にしています。つまり屋外階段の25,000円は、それだけでは申請できません。ほかの対象工事と合わせて3万円を超える必要があります。玄関前スロープの44,000円は、単独でも条件を満たします。
例外2|外構費を「総工事費」に含められる
こちらのほうが、金額としては大きく効きます。
補助金の交付額には上限があり、総工事費(税抜)の10%と1申請者あたり50万円の、少ないほうが限度になります。この「総工事費」について、市の公式Q&Aにこう書かれています。
Q5 総工事費に外構工事は含まれますか?
A5 舗装や塀などの外構工事も総工事費に含めることができます。
外構工事そのものが補助されるわけではありません。ただし、総工事費に算入できるぶん、上限額の計算枠が広がります。
具体的に見ます。窓の断熱改修(外寸2.8㎡以上)が20,000円/か所、玄関扉の断熱改修(外寸1.6㎡以上)が45,000円/か所です。仮に窓2か所と玄関扉1か所を改修すると、補助金額の合計は85,000円になります。
ところが、その工事だけで総工事費が60万円だとすると、上限は10%の6万円。85,000円のうち6万円しか出ません。ここに外構工事100万円が加わって総工事費が160万円になると、上限は16万円まで上がり、85,000円が満額出ます。
外構と一緒に窓や玄関まわりの断熱改修を考えている方は、同じ年度にまとめて契約したほうが有利になる場合があるということです。
申請の条件と期限(令和8年度)
- 受付は年2回。第1回は令和8年6月4日で終了。第2回は令和8年9月4日(金)〜9月17日(木)です
- 郵送のみ(必着)。受付期間外に到着した申請書はすべて返却されます
- 申請額が予定額を超えた場合は抽選(第2回の抽選日は9月30日)。超えなければ受付を延長して先着順
- 総工事費(税抜)30万円以上かつ補助金額の合計3万円以上
- 令和8年4月1日以降に契約し、令和9年1月31日までに完了する工事
- 新築・建替えは対象外です。先ほどの実例191件でいえば、いちばん多い「新築外構一式」(49件)は、この制度では使えません
- 請負う事業者は建設業許可を受け、札幌市内に主たる営業所を有することが条件です
- 同一住宅・同一市民につき、年度ごとに1回限り
- 交付決定の前に工事に着手できます。ただし工事前の写真が必要なので、着工前に必ず撮影してください
制度の細かい条件は毎年変わります。金額や期間は必ず札幌市の公式ページでご確認ください。問い合わせ先はエコリフォーム事務局(一般財団法人北海道建築指導センター内)です。
※本章は2026年9月時点で札幌市が公開している令和8年度の情報にもとづいています。
札幌の外構業者の選び方|建設業許可で絞り込む
冒頭でお伝えしたとおり、「札幌 外構」「札幌 エクステリア」で検索して出てくる会社は、業態がそろっていません。ここを整理する方法があります。建設業許可の業種を見ることです。
建設業許可とは何か(誤解しやすいところ)
建設業許可は、1件500万円以上(建築一式工事は1,500万円以上)の工事を請け負うために必要な許可です。29の業種に分かれていて、どの業種で許可を受けているかは国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で誰でも調べられます。
ここで、よくある誤解を2つ先に外しておきます。
- 許可がない=悪い業者、ではありません。500万円未満の工事なら許可は不要です。小規模な工事を専門にしている会社は、許可を取っていないこともあります
- 業種の数が多い=良い業者、でもありません。業種の数は会社の規模や事業範囲を表すもので、施工の質とは別の話です。とくに「特定建設業」は下請への発注が4,500万円以上になる工事のための区分なので、個人宅の外構では過剰です
見るべきなのは、「自分がやりたい工事の業種を持っているか」。この一点です。
工事の種類と、対応する許可業種
| やりたい工事 | 対応する許可業種 |
| ブロック塀をつくる・積み直す | タイル・れんが・ブロック工事業/石工事業 |
| 擁壁・土留め、土間コンクリート | とび・土工・コンクリート工事業 |
| 駐車場の舗装(アスファルト・コンクリート) | 舗装工事業 |
| 庭づくり、植栽、景石 | 造園工事業 |
| 敷地全体の造成をともなう工事 | 土木一式工事業 |
札幌の外構業者の許可業種(実データ)
「札幌 外構」「外構工事 札幌」「札幌 外構 業者 おすすめ」の検索で上位に表示される事業者のうち、国土交通省のデータベースで建設業許可を確認できた9社を並べました。外構に関わる6業種(土木一式・とび土工・石・タイルれんがブロック・舗装・造園)を持っている数の順です。
| 会社名 | 所在地 | 外構に関わる許可業種 | 全業種数 |
| エディア(株) | 札幌市中央区 | 土木一式・とび土工・石・タイルれんがブロック・舗装・造園 | 22 |
| (株)匠雄 | 札幌市北区 | 土木一式・とび土工・石・タイルれんがブロック・舗装 | 6 |
| (株)六光園 | 石狩市 | 土木一式・とび土工・石・舗装 | 4 |
| (株)平野造園 | 札幌市白石区 | 土木一式・とび土工・造園 | 3 |
| (株)ヤマチコーポレーション | 札幌市中央区 | とび土工・石・タイルれんがブロック | 17 |
| タカヤ造園(株) | 札幌市清田区 | 造園 | 1 |
| (株)ファインズ | 札幌市厚別区 | とび土工 | 1 |
| (株)幸和塗装 | 札幌市白石区 | — | 2 |
| (株)内装技研 | 札幌市豊平区 | — | 1 |
※2026年9月時点で国土交通省のデータベースに登録されている内容です。許可は更新・追加されるため、依頼前にご自身でもご確認ください。
この表から読み取れることは、「札幌の外構業者」として同じ並びに出てくる会社でも、中身がまったく違うということです。
- 塗装や内装が本業で、外構の許可業種を持たない会社があります。悪いわけではなく、得意な分野が別にあるということです
- 造園1業種の会社は、庭づくりの専門家です。植栽や庭園なら適していますが、駐車場の舗装や擁壁とは領域が違います
- エディア(株)は22業種すべてが特定建設業です。大規模な工事に対応できる体制ですが、個人宅の外構では、その体制が必要になる場面はまずありません
見積りの前に確認しておく3つ
- 自分の工事の業種を持っているか。上の表と、国土交通省の検索システムで確認できます
- 凍結深度をいくつで見ているか。数字で答えられるかどうか。前の章でお伝えしたとおりです
- 工事のあとに書面が残るか。外構は数年後に不具合が出ることがあり、そのとき「言った・言わない」になりがちです。保証書やメンテナンスの記録を渡してもらえるかを、契約前に聞いておいてください
比較表では決まらない部分
ここまでで、許可業種による絞り込みはできます。ただし、表で分かるのはここまでです。
外構の仕上がりを実際に左右するのは、表に列として並ばない部分です。
- 設計する人と施工する人が、同じ会社にいるか。設計を外注していると、現場で「図面どおりにできない」となったときの調整に時間がかかります
- 図面にしてから決められるか。外構は「どこに何を置くか」で使い勝手がまるごと変わります。口頭のやりとりだけで進むと、出来上がってから気づくことになります
- プランの変更に何回まで対応してもらえるか。ここは会社によってはっきり違います
- 工事のあとに書面が残るか。先ほどもお伝えしたとおりです
- 近隣への配慮をしてもらえるか。外構は音も出ますし、車両も入ります
これらは、どこにも公開されていません。聞かないと分かりません。
開拓札幌がご紹介している外構の事業者
開拓札幌では、上の項目を確認したうえで、外構については株式会社匠雄(札幌市北区)さんをご紹介しています。
匠雄さんは、設計するプランナーと施工する職人が同じ会社にいる外構工事(エクステリア工事)の専門店です。技術者とプランナーを合わせて20数名の体制で、図面を引いて提案してもらえるので「言われたとおりに付けるだけ」になりません。代表の輪島章雄さんは、ブロック一級技能士、レンガ積み技能士(単一級)、二級土木施工管理技士の資格をお持ちです。
そのほか、開拓札幌が確認している点は次のとおりです。
- 初回相談は無料。プランの変更は2回目まで無料で対応されています
- 工事のあとに保証書とメンテナンスブックを渡してもらえます
- 工事の前に、近隣のお宅へ着工のお知らせを配ってもらえます
- 建設業許可は北海道知事許可(般-2)石第22145号。前の章の表にあるとおり、外構に関わる5業種を持っています
対応されているのは、アプローチ・門まわり/庭・ガーデン工事/駐車場・カーポート工事/塀・フェンス工事(目隠し、境界、擁壁まわり)/擁壁・土留工事/ライティング工事/デザイン・設計/メンテナンス、そして冬季のスポット排雪です。
なお、庭木の剪定・伐採・草刈りは対応業務に含まれません。こちらをお探しの場合は、別の事業者をご案内しますので、その旨をお知らせください。
外構の相談は、開拓札幌の相談窓口へ
「どの業者がいいか分からない」という段階のご相談でかまいません。ご希望の工事と敷地の状況をうかがって、匠雄さんが合いそうならおつなぎします。合わなければ、ほかの選択肢をご案内します。
お手元に建築時の資料(配置図・平面図・立面図など)があると、初回の打ち合わせから具体的な話ができます。なくても大丈夫です。
ご案内するのは1〜2社だけです。相談は無料で、そのまま何もしなくてもかまいません。
LINEを使っていない方はお問い合わせフォームからどうぞ。
札幌の外構工事でよくある質問
工事をするなら、いつ頼むのがいいですか
札幌の外構工事には、はっきりした季節があります。
先ほどの施工実例191件を月ごとに集計すると、次のようになりました。
| 時期 | 件数 | 割合 |
| 4月〜11月 | 184件 | 96.3% |
| 12月 | 7件 | 3.7% |
| 1月〜3月 | 0件 | 0% |
1月から3月は、191件のうち1件もありませんでした。地面が凍っている時期にコンクリートを打ったり、基礎を掘ったりするのは現実的でないためです。
いちばん多いのは6月(32件)、次いで7月(30件)、8月(27件)です。つまり、夏は混みます。
ここから逆算すると、動くべき時期が決まります。
- 今シーズン中に終わらせたいなら、10〜11月の枠を早めに押さえる必要があります
- 来年の春から夏に工事したいなら、冬のあいだに相談と設計を進めておくと、シーズンが始まってすぐ着工できます
なお補助金を使う場合、令和8年度は令和9年1月31日までに工事を完了する必要があります。上の集計のとおり1月の施工実績はないため、実質的には年内に終わる工事が対象と考えておくのが安全です。
ハウスメーカーに頼むのと、外構専門店に頼むのはどちらがいいですか
新築のときは、ハウスメーカー経由で外構も一緒に頼めます。手続きが1本にまとまるのが利点です。一方、外構専門店に直接頼む場合は、設計の自由度が高くなりやすく、仕様の相談も細かくできます。
どちらが正解ということはありません。ただ、外構だけを後から見直したい場合や、凍結深度・雪の置き場といった条件を細かく詰めたい場合は、外構を本業にしている会社のほうが話が早いことが多いです。
外構は、あとから少しずつやってもいいですか
問題ありません。実例191件のうち43.5%が100万円未満の工事でした。駐車スペースだけ、フェンスだけ、といった部分工事は珍しくありません。
ただし、順番だけは考えたほうがいいです。たとえば駐車場を舗装したあとに擁壁を直すとなると、重機が入るために舗装を壊すことがあります。全体の完成形を先に図面にしておいて、そのうえで区切って進めると、無駄が出にくくなります。
相見積もりは何社から取るべきですか
数を増やすほど良くなるわけではありません。2〜3社で十分です。
それより大事なのは、各社に同じ条件を伝えることです。凍結深度をどう見るか、雪をどこに置くか、仕上げの材料は何か。ここがそろっていない見積りを並べても、金額の差が何によるものか分かりません。安いほうを選んだつもりが、基礎の浅い工事を選んでいた、ということが起こります。
雪でフェンスや塀が傾いてきました。直せますか
状況によります。支柱が浮いているだけなら部分的な補修で済むこともありますが、基礎から傾いている場合は、作り直しになることが多いです。
ブロック塀については札幌のブロック塀 撤去・修理ガイドで、カーポートについては札幌のカーポート・車庫修理で、それぞれくわしく扱っています。判断に迷う場合は、写真を送っていただければ見当をお伝えします。

