「ロードヒーティングを入れたら、雪かきから解放されるらしい。でも、いくらかかるの?」「電気式と灯油式、どっちが安い?」——札幌で家の雪対策を考えると、必ずぶつかるのがこのお金の問題です。
ネットで調べても、業者ごとに金額がバラバラで、なにが正解か分かりにくい。そう感じてこの記事にたどり着かれたのだと思います。
まず、いちばん気になる費用の結論から、正直にお伝えします。
- 初期費用は、住宅向けの一般的な広さ(車1〜2台分)でおおよそ43万〜150万円。面積と方式で変わります
- 冬のランニングコストは、ひと冬でおよそ2.5万〜6万円(25㎡モデルの目安)
- 札幌市には、設置費用を無利子で借りられる「融資あっせん制度」があります(2026年度は受付終了・毎年4月下旬に再開)
必要なところから読めます。
- 初期費用の目安を知りたい方 → 「初期費用の内訳」の章へ
- 電気と灯油どっちが得か知りたい方 → 「方式別の比較」「ランニングコスト」の章へ
- 長い目で見た総額を知りたい方 → 「20年トータルコスト」の章へ
- 補助・融資を知りたい方 → 「融資あっせん制度」の章へ
私たち「くらしの味方 開拓札幌」は、札幌の暮らしの困りごとの相談窓口です。
ロードヒーティングをはじめとした雪対策についても、ご相談を承っています。この記事では、特定の業者に肩入れせず、複数の公表価格と札幌市の一次情報をもとに、費用を中立の立場で整理してお伝えします。金額はすべて出どころとセットで書きました。

【2026年度版・早見表】札幌のロードヒーティング費用はいくら?
最初に、費用の全体像を早見表でお見せします。ロードヒーティングの費用は、大きく「初期費用(設置するとき)」と「ランニングコスト(毎冬の光熱費)」の2つに分かれます。
金額を決めるのは、主に「融雪する面積」と「方式(熱源)」です。まずは、ざっくりした相場感をつかんでください。
初期費用とランニングコストの早見表
| 融雪する面積の目安 | 初期費用の目安 | ひと冬のランニング目安 |
| 〜10㎡(車1台・玄関前など) | 約68万〜71万円 | 約2.5万〜4万円 |
| 〜20㎡(車1台+通路) | 約43万〜85万円 | 約5万〜6万円 |
| 〜30㎡(車2台前後) | 約90万〜105万円 | 約6万〜8万円 |
| 〜50㎡(広い駐車スペース) | 約118万〜150万円 | 約10万円〜 |
※初期費用はロードヒート(road-heat.com)の公表価格表と、リショップナビ(rehome-navi)の設置費用相場を突き合わせた目安です。方式によって幅があります。
※ランニングは面積×㎡単価からの試算で、その冬の降雪量や灯油・電気の価格で上下します(くわしくは「ランニングコスト」の章)。
表を見ると、同じ「ロードヒーティング」でも、玄関前だけの小さなものと、駐車場全体をカバーする大きなものとでは、費用が数倍違うことが分かります。だからこそ、ネットの「相場◯万円」という一つの数字だけで判断するのは危険です。
なお、ロードヒーティングだけでなく融雪槽や融雪機も含めて「どの雪対策が自分に合うか」から考えたい方は、札幌の融雪設備4タイプの選び方もあわせてご覧ください。この記事は、そのうち「ロードヒーティングの費用」に絞って深掘りしています。

初期費用の内訳と面積別の相場(敷設費+舗装費)
「なぜ、こんなに幅があるの?」——その理由は、初期費用の中身にあります。ロードヒーティングの設置費用は、大きく「敷設費用(地面の下にヒーターや配管を埋める工事)」と「舗装費用(掘り返した地面を元に戻す工事)」の2つでできています。
札幌でロードヒーティングを施工しているロードヒート(road-heat.com)が、この内訳を面積別に公表しています。まずはその金額を、そのまま見てみましょう。
灯油式(温水循環式)の面積別・初期費用
| 融雪面積 | 敷設費用 | 舗装費用 | 費用計 |
| 〜10㎡ | 52万円 | 19万円 | 71万円 |
| 〜20㎡ | 55万円 | 24万円 | 79万円 |
| 〜30㎡ | 60万円 | 30万円 | 90万円 |
| 〜50㎡ | 75万円 | 43万円 | 118万円 |
電気式(電熱線ユニット式)の面積別・初期費用
| 融雪面積 | 敷設費用 | 舗装費用 | 費用計 |
| 〜10㎡ | 48万円 | 20万円 | 68万円 |
| 〜20㎡ | 60万円 | 25万円 | 85万円 |
| 〜30㎡ | 72万円 | 33万円 | 105万円 |
| 〜50㎡ | 98万円 | 52万円 | 150万円 |
※出典:road-heat.com 価格表。参考面積は「車1台=5m×2.5m」。灯油タンク(ホームタンク)の新設や、電気の引き込みポール設置が必要な場合は別途費用がかかります。
ただし、これは1社の価格表です。ほかのソースも見て、相場の「幅」をつかんでおきましょう。全国の住宅リフォーム相場をまとめているリショップナビ(ホームインスペクター監修)によると、面積20㎡前後の設置費用は、方式によって次のようになっています。
- 電熱線式(電気):43〜60万円(1㎡あたり2〜5.7万円)
- ボイラー式(灯油温水):58〜85万円(1㎡あたり2〜5.7万円)
- ヒートポンプ式:84〜90万円(1㎡あたり4.2〜4.5万円)
つまり、住宅向けの一般的な広さ(20㎡前後)なら、おおよそ43万〜90万円が相場の中心。広い駐車スペース(50㎡)まで含めると、上限は150万円ほどまで見ておく、というのが実態に近い見方です。
同じ面積でも費用が変わる、4つの要因
「近所は同じくらいの広さなのに、うちのほうが高い」——そういうことが起きるのは、面積以外にも費用を左右する要因があるからです。主に次の4つです。
- 方式(熱源):電気式・灯油式・ヒートポンプ式で、機器代も工事内容も変わります
- 今の地面の状態:土のままか、すでにアスファルト・コンクリートが敷かれているか。既存の舗装を壊す手間があると、その分高くなります
- 熱源設備の有無:灯油タンクや融雪用の電力がすでにあるか、新設が必要か
- 敷地の形と搬入のしやすさ:重機やトラックが入りにくい奥まった敷地は、工事の手間が増えます
初期費用で見落としがちな「別途費用」
価格表の金額に含まれず、あとから加算されやすいのが次の項目です。見積りを取るときは、これらが入っているかを必ず確認してください。
- 灯油タンクの新設:灯油式で、タンクがない場合に必要
- 電気の引き込み・受電工事:電気式で、融雪用の電力を新たに引く場合
- 既存の駐車場・舗装の解体・撤去:今ある地面を一度壊す費用
- 排水溝の設置:溶けた雪水を道路に流さないための溝。これがないと段差の原因になります

方式別の徹底比較|電気式・灯油温水式・ヒートポンプ式
ロードヒーティングには、熱源によっていくつかの方式があります。札幌の住宅で主流なのは「電気式(電熱線)」と「灯油式(温水循環)」の2つ。ここにガス式・ヒートポンプ式を加えて、初期費用・ランニング・耐用年数・向き不向きを一覧で比べてみましょう。
方式ごとの特徴まとめ
| 項目 | 電気式(電熱線) | 灯油式(温水) | ヒートポンプ式 |
| 初期費用(20㎡目安) | 43〜85万円 | 58〜85万円 | 84〜90万円 |
| ランニング | やや高め | 比較的安い(広い面積で有利) | 電気式より抑えやすい |
| 耐用年数 | ヒーター20〜30年以上/制御盤10〜15年 | パイプ約50年/ボイラー10〜20年 | 機器10〜15年目安 |
| メンテナンス | ほぼ不要(メンテフリー) | 不凍液交換・ボイラー点検が必要 | 定期点検が必要 |
| 立ち上がり | 早い(狭い場所向き) | 大雪でも出力を上げて対応可能 | やや時間がかかる |
| 向いている使い方 | 玄関・階段・通路など狭い部分融雪 | 駐車場全体など広い面積 | ランニング重視・広めの面積 |
※初期費用はリショップナビ、方式特性はroad-heat.com の電気式・灯油式比較をもとに整理。耐用年数はリショップナビ監修コメント(パイプ約50年・ボイラー約20年・電熱線20〜30年以上)に準拠しています。
ガス式は、灯油の代わりに都市ガスやプロパンガスでボイラーを動かす方式で、仕組みとコスト感は灯油式に近いものです。ただし都市ガスかプロパンかで燃料費が変わるため、費用は灯油温水式に準じて考えるのが実務的です。
結局、電気と灯油はどちらを選べばいい?
判断の目安は、シンプルに「面積」です。road-heat.comも、施工面積が少ない場合(20㎡前後)はメンテナンスの少ない電気式を、広い面積は燃料費を抑えやすい灯油式を、という考え方を示しています。
- 玄関前・階段・通路だけなど狭い部分融雪 → 電気式。立ち上がりが早く、不凍液交換などの手間がありません
- 駐車場全体など広い面積 → 灯油式。初期は同等でも、毎冬の燃料費を抑えやすく、大雪にも強いです
なお、故障したときの直しやすさや、動かなくなったときの原因の見分け方は方式で違います。すでに設置していて調子が悪い方は、ロードヒーティングが動かないときの症状別診断+修理相場もあわせてご覧ください。

ランニングコストの実測レンジ|電気代・灯油代は毎冬いくら?
初期費用の次に気になるのが、毎冬かかる光熱費です。ここは「1㎡あたり、ひと冬いくらか」という単価で考えると分かりやすくなります。
1㎡あたりのランニング単価
road-heat.comが公表している㎡あたりの概算は、次のとおりです。試算の前提(運転時間や灯油の単価)が違うため、同じ会社でも幅が出ます。
- 電気式:約2,400〜4,000円/㎡(1シーズン)
- 灯油式:約2,500〜2,800円/㎡(1シーズン。灯油1リットル100〜120円で試算)
※出典:road-heat.com 比較表(電気2,400円/㎡・灯油2,800円/㎡=運転900時間)および同 価格表の概算(電気4,000円/㎡・灯油2,500円/㎡)。灯油や電気の価格、その冬の降雪量で上下します。
この単価に面積をかければ、おおよそのひと冬の光熱費が見えてきます。ただし、実際には「その冬に何日・何時間動いたか」で大きく変わるため、あくまで目安として見てください。
なぜ幅が出るのか、少しだけ仕組みを説明します。ロードヒーティングは、降雪センサーが雪を感知している間だけ動くのが基本です。つまりランニングコストは「その冬に何回・どれだけ雪が降ったか」に直結します。まとまった雪が短期間に集中する年は稼働が少なく、少しずつ長く降り続ける年や、気温が低く地面が温まりにくい年は稼働時間が延びて、光熱費も上がります。同じ札幌でも、雪の多い年と少ない年で数万円の差が出るのは、このためです。札幌の雪の量そのものが気になる方は、除雪の負担も含めて札幌の除雪・雪かき代行の基礎知識もご覧ください。
25㎡(車2台分)のモデルケース
札幌でよくある「車2台分・25㎡前後」を例に、ひと冬のランニングを見てみましょう。
| 方式 | ひと冬のランニング目安 | 根拠 |
| 灯油式(温水) | 約5万〜6万円 | 札幌の設計事務所・SUUMO取材とも同水準 |
| 電気式(電熱線) | 約6万〜10万円 | road-heat公表単価×25㎡の試算・割高傾向 |
札幌で設計を手がけるCOZY(cozy-home.jp)によると、車2台分・25㎡ほどの灯油式ロードヒーティングのランニングコストは、使用頻度にもよりますがひと冬でだいたい5万〜6万円。近年は電気代が上がっているため、灯油式のほうが比較的安価だとしています。
また、札幌の融雪メーカー・ホクエイに取材したSUUMOの記事でも、20㎡ほどの融雪でロードヒーティングはワンシーズン約6万円という水準が示されています。複数のソースが同じくらいの金額を示している、という点で信頼できる目安です。
電気式を同じ25㎡で試算すると、先ほどのroad-heat.com公表単価(約2,400〜4,000円/㎡)からひと冬およそ6万〜10万円。電気単価が上がった近年は、灯油式より高くつきやすい傾向です。
電気代・灯油代を抑える使い方(センサー・タイマー・部分融雪)
ロードヒーティングの光熱費は、「入れっぱなし」にするか「かしこく使う」かで、ひと冬の金額が大きく変わります。導入する前に、抑え方を知っておきましょう。
① 降雪センサーで「降っているときだけ」動かす
いちばん効くのが、降雪センサーの活用です。スイッチのオン・オフは手動でもできますが、それだと切り忘れて動きっぱなしになりがち。センサーがあれば、雪が降っている間だけ自動でスイッチが入るため、夜間や外出中のムダな稼働を抑えられます。
札幌で設計を手がけるCOZYも、ランニングコストを節約したいなら降雪センサーの設置は「マスト」だとしています。
② 「つけっぱなし」にしない
ロードヒーティングを24時間つけっぱなしにすると、雪が降っていない時間まで地面を温め続けることになり、光熱費が跳ね上がります。センサーやタイマーで、必要なときだけ動かすのが基本です。
③ 融雪する範囲を絞る(部分融雪)
駐車場全体を溶かすのではなく、「車のタイヤが通る2本のライン」や「玄関から車までの通路だけ」に範囲を絞ると、初期費用もランニングも下がります。全面をロードヒーティングにするか、一部だけにして残りは自分で雪かきするか。ここは費用と手間のバランスで決める部分です。
④ ある程度は自力で雪かきする
すべてをロードヒーティングに任せず、軽い雪の日は自分でかく。この「使い分け」も、立派な節約です。COZYも「すべて任せず、ある程度は自力で雪かきすることが節約のポイント」だとしています。

20年トータルコストで考える|長い目で見た本当の費用
ロードヒーティングを検討するとき、初期費用とひと冬の光熱費だけを見て決めてしまう方が多いのですが、それでは「本当の負担」は見えません。長く使う設備だからこそ、「20年使ったら、合計いくらか」で考えるのがおすすめです。この視点で試算した記事は少ないので、ここで整理しておきます。
20年トータルコストを構成する4つの費用
灯油式ロードヒーティング(25㎡前後)を20年使うと仮定した場合、かかる費用は主に次の4つです。
- 初期費用:約90万〜100万円(設置工事)
- ランニングコスト:ひと冬約5万〜6万円 × 20年=約100万〜120万円
- ボイラーの交換:ボイラーの寿命は10〜20年。20年のうちに1回の交換を見込む
- 不凍液の交換:温水式は、およそ5〜8年ごとに不凍液の交換が必要(1回2万円台前半〜)
これらを足すと、灯油式で20年使った場合の総額は、ざっくり200万円台が一つの目安になります(あくまで試算・目安です)。初期の90万円だけを見ていた方には、意外に大きく感じられるかもしれません。
「初期費用が安い電気式」が、長い目では逆転することも
電気式は初期費用こそ抑えやすいものの、近年の電気代上昇でランニングが割高になりやすく、20年で見ると灯油式と差が縮まる、あるいは逆転することもあります。逆に灯油式は、初期は同等でもボイラー交換や不凍液交換という「維持のコスト」がかかります。
どちらが得かは、面積・使い方・燃料価格で変わります。だからこそ「初期の安さ」だけで飛びつかず、20年の総額で比べることが大切です。
そもそも「設備を入れず、排雪を頼み続ける」といくら?
もう一つ、比べておきたいのが「ロードヒーティングを入れずに、毎冬お金を払って雪を運び出してもらう(排雪する)」という選択肢です。
住宅メディアiezoomによると、札幌・近郊で個人宅の排雪(小型トラック1台)を頼むと1回5,000円前後、年間契約なら10回で4万〜5万円ほど。これが20年続くと、排雪だけで80万〜100万円かかる計算です(2024年1月時点の相場)。
「それなら、いっそロードヒーティングや融雪槽を入れたほうが……」と考える方も多いのですが、どちらが得かは雪の量や敷地条件で変わります。排雪・融雪機・ロードヒーティングの20年総額をくわしく比べたい方は、排雪を頼み続ける vs 融雪機 vs ロードヒーティングの総額比較をご覧ください。
札幌市の「融雪施設設置資金 融資あっせん制度」(2026年度版)
高額なロードヒーティングですが、札幌市には設置費用を無利子で借りられる制度があります。意外と知られていないので、検討している方はぜひ押さえておいてください。ここでは2026年(令和8年)時点の内容を、市の公式情報にもとづいてご案内します。
制度の概要(無利子・限度300万円)
札幌市の公式ページによると、この「融雪施設設置資金融資あっせん制度」は、間口や宅地内の雪を処理するために、宅地内へ固定式の融雪槽(機)またはロードヒーティングを設置する場合に、融資限度額300万円・無利子で融資が受けられる制度です。
- 無利子ですが、金融機関からの無担保融資のため保証料はかかります(完全にゼロ円ではない点に注意)
- 対象は、敷地内に設置する融雪槽・融雪機、またはロードヒーティング
- 熱源(ガス・灯油・電気・地下水など)は問わないが、地中埋設型などの固定式であること
「入替」は対象、「修理」は対象外
見落としやすいのが、対象工事の線引きです。
- 既存施設の入替工事も対象になります(熱源を変える工事も含む)。古くなったロードヒーティングを入れ替えるときにも使えます
- ただし、修理は対象外です。壊れた部分だけを直す工事には使えません
申込は「早い者勝ち」。枠は25件程度
この制度でいちばん大切なのが、枠に限りがあるという点です。
- 申込期間(令和8年度)は4月22日〜11月30日の平日。ただし融資枠(25件程度)に達し次第、締切となります
- 実際、令和8年度(2026年度)は融資枠に達したため、6月30日で受付を終了しました。来年度分の受付開始は、4月下旬の予定です
- 歩道部分のロードヒーティングを併せて施工する場合は、10月末が期限です
つまり、この制度を使いたいなら「雪が降る前の春〜初夏に動く」のが鉄則。冬になってから申し込もうとしても、すでに枠が埋まっているのが実態です。
手続きと問い合わせ先
- 令和8年度からは、申込書の提出時に「誓約書(個人用/法人用)」の提出が必要になりました
- 申請書・完了届出書は、市の案内パンフレット(PDF)に同梱されています
- 問い合わせ窓口は札幌市 建設局 雪対策室 事業課(電話 011-211-2662)です
※制度の内容・受付状況・必要書類は年度ごとに変わります。この記事は2026年(令和8年)時点の情報です。最新の内容は必ず札幌市の公式ページでご確認ください。
費用を抑える3つの視点と、相見積りのすすめ
ここまでの内容をふまえて、ロードヒーティングの費用を賢く抑える視点を、3つに整理しておきます。
① 面積と方式を、生活に合わせて絞る
最も効くのが、融雪する面積を必要な範囲に絞ることです。駐車場全体を溶かすのか、車のタイヤのラインと通路だけでいいのか。使い方に合わせて範囲と方式を選ぶだけで、初期費用もランニングも変わります。
② 無利子の融資あっせん制度を活用する
札幌市の融資あっせん制度を使えば、まとまった初期費用を無利子で分けて支払えます。ただし前述のとおり、枠に限りがあり、工事前の申請が必須。使うなら、前年の冬のうちから計画しておきましょう。
③ 2〜3社から相見積りを取る
ロードヒーティングは、業者によって価格も工事の中身も差が出やすい工事です。1社だけの見積りでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。2〜3社に見積りを頼めば、相場感がつかめ、内訳の妥当性も比べられます。
20年の総額で考えるなら、除雪を頼み続けたときの相場も必要です。開拓札幌の公式LINEでは、「札幌の除雪・排雪 損しない業者選びと相場 まる分かりシート」を無料でお渡ししています。

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ロードヒーティングの費用について、よくあるご質問
Q. マンションのロードヒーティング費用は、誰が負担するの?
分譲マンションの共用部分(駐車場やエントランス前)のロードヒーティングは、通常、管理組合が管理費・修繕積立金の中から維持・更新します。個人で負担するものではなく、電気代・灯油代も共用の光熱費として扱われるのが一般的です。ご自身の負担額が気になる場合は、管理組合や管理会社に確認してみてください。個人宅(戸建て)の場合は、この記事の相場がそのまま目安になります。
Q. 車1台分だけでも設置できる?費用は?
できます。車1台分(約10〜12㎡)なら、初期費用はおおよそ68万〜80万円前後が目安です。玄関前や通路だけの部分融雪なら、さらに抑えられます。「全面は予算的に厳しいけれど、車の出し入れだけ楽にしたい」という方には、範囲を絞る方法がおすすめです。
Q. 後付け(あとから設置)はできる?注意点は?
既存の住宅・駐車場にも後付けできます。ただし北海道では、地面の下が凍る冬は工事が難しく、春の雪どけを待って着工するのが一般的です。SUUMOの取材記事でも、北海道では春着工になると説明されています。冬に間に合わせたいなら、前年のうちに相談・契約しておくのが安心です。また、溶けた雪水が道路に流れて凍らないよう、排水溝の設置を業者に確認しておきましょう。
Q. ロードヒーティングがあると、家の売却で有利になる?
SUUMOの記事によると、ロードヒーティングは不動産の魅力の一つになり、売却時のアピールポイントになるとされています。融雪槽や融雪機も同様です。ただし設備には寿命があるため、古いものは「要メンテナンス」と見られることもあります。
Q. 使わなくなったロードヒーティングは、撤去できる?
撤去できます。場所を取るボイラーだけを撤去する方も多いです。撤去の手順や費用の目安は、ロードヒーティングの撤去ガイドでくわしくまとめています。「もう使っていないから、排雪契約に切り替えたい」という選択肢もあります。
Q. まずは何から相談すればいい?
「うちの敷地だと、どの方式で、いくらくらいか」を知るところからで大丈夫です。融雪したい範囲の写真や、駐車スペースの広さが分かれば、話がスムーズです。開拓札幌の公式LINEで、お気軽にご相談ください。

