「屋根の端から張り出した、あの雪のかたまり。そのうち落ちてくるんじゃないか…」——冬の札幌で、屋根を見上げて不安になった方へ。あの張り出しの正体は雪庇(せっぴ)です。大きく育った雪庇は、ある日突然、予告なく落ちてくることがあります。この記事では、雪庇の正体と放置の危険、自分で落とせる範囲、業者に頼む目安と費用相場までを、札幌の相談窓口として正直にお伝えします。
先に、要点だけ。
- 雪庇は、屋根の風下側の縁にできる雪の張り出し。札幌では、冬の北西風の風下にあたる南東側に出やすい
- 落ちた雪庇で人やモノに被害が出ると、家の占有者・所有者が賠償責任を問われるおそれがあります(民法717条)
- 自分で落としてよいのは、地上から道具が届く範囲まで。屋根には上がらない
- 業者に頼む場合、戸建て1面で1.5万〜3万円前後が目安です
お急ぎの方は、必要な章から読めます。
- 今すぐ何とかしたい・自分で落としていい? → 「自分で落とせる範囲」の章へ
- 業者に頼むといくら? → 「費用相場」の章へ
- 毎年同じ場所にできて困っている → 「予防」の章へ
- 落ちて被害が出たら誰の責任? → 「賠償責任」の章へ
私たち「くらしの味方 開拓札幌」は、札幌の「家と雪の困りごと」の相談窓口です。雪庇落としに対応する業者のご案内も承っています。
雪庇(せっぴ)とは?屋根からせり出した雪のかたまり
雪庇とは、屋根に積もった雪が、屋根の縁から外側に「ひさし(庇)」のようにせり出したものです。下から見上げると、壁の面より外側に、雪の張り出しが浮き出して見えます。
こわいのは、張り出した部分の下に、何の支えもないことです。せり出した雪は、降雪のたびに大きく、重くなります。日中にゆるみ、夜に凍る。これをくり返して硬く締まり、自分の重さに耐えられなくなった時に、予告なく落ちます。
ニュースで見る「雪ぴ」も同じもの
テレビや新聞では「雪ぴ」と表記されることがあります。「雪」は常用漢字ですが「庇」はそうではないため、報道では、ひらがなで書かれているだけです。読み方も意味も同じです。
登山の「雪庇」と、家の「雪庇」
雪庇は、雪山の尾根に風でできる雪の張り出しを指す、山の用語としても知られています。「雪庇」で検索すると山の話が混ざるのは、このためです。仕組みは同じで、山の尾根で起きることが、家の屋根でも起きていると考えると分かりやすいです。この記事では、住宅の雪庇に絞って解説します。
垂れ下がってきたら「巻きだれ」
雪庇がさらに成長して、壁側に垂れ下がり、内側へ巻き込んだ状態を「巻きだれ」と呼びます。ここまで進むと、窓を割ったり、換気口や給排気口をふさいだりと、落下以外の実害が出はじめます。
雪庇ができる仕組み|風下側の屋根の縁にできる
雪庇の生まれ方は、シンプルです。風に運ばれた雪が、屋根の縁で行き場を失い、外側へ少しずつ張り出していく。これだけです。
吹雪の日、屋根の上を流れてきた風は、屋根の縁で急にゆるみ、渦を巻きます。そこに運ばれてきた雪が、縁の外側に付着する。さらに、積もった雪の上に新しい雪が降ると、雪は真下だけでなく横方向にも広がって積もる性質があります。この2つが重なって、屋根の縁から「ひさし」が育っていきます。

札幌では「南東側」にできやすい
では、札幌の住宅では「どこ」にできやすいのか。雪庇ができるのは風下側です。気象庁の平年値によると、札幌の12月〜2月の最多風向は北西。つまり札幌の住宅では、風下にあたる南東側の屋根の縁に雪庇ができやすい、ということになります。
「毎年、決まって同じ側にできる」のは偶然ではなく、その土地の風向きで決まっているからです。逆にいえば、できる場所が読めるぶん、対策も立てやすい自然現象です。
できやすい家の特徴
雪庇は「雪が屋根から落ちずに、とどまる家」にできます。特に、次のような家は要注意です。
- 無落雪屋根(スノーダクト・フラット屋根・M型屋根):雪を屋根に載せたままにする構造のため、縁からせり出しやすい
- 勾配のゆるい屋根:雪が滑り落ちず、たまり続ける
- 雪止め金具やスノーストッパーの付いた屋根:落雪を止める仕組みが、結果として雪をため込む
- 周囲に風を遮るものがない家:角地・畑や公園に面した家など、風が強く当たる立地
北海道立総合研究機構(道総研)の解説によると、北海道の新築住宅の55%は無落雪屋根です。雪下ろしの負担が減る優れた構造ですが、「無落雪=雪の管理がいらない」ではありません。屋根に雪が残る構造だからこそ、縁には雪庇ができる。無落雪屋根の家ほど、冬の間、ときどき屋根の縁を確認しておくと安心です。無落雪屋根の仕組みや寿命・メンテのポイントは、札幌の無落雪屋根まるごとガイドにまとめています。
雪庇を放置するとどうなる?4つのリスク
「まだ小さいから」「そのうち自然に落ちるから」——雪庇の放置には、はっきりしたリスクが4つあります。ご自身の家に当てはまるものがないか、順に確認してください。
①人や車を直撃する
いちばん重いリスクです。2階の軒先の高さから、硬く締まった雪のかたまりが落ちてくる。下に人がいれば、大きなケガにつながります。実際、札幌市建設局は「沿道の建物からの落氷雪により、死傷事故が多く発生している」として、毎年、建物の管理者に事故防止を呼びかけています。
道総研の解説でも、雪下ろし中の転落や落氷雪といった「屋根の雪」に関わる事故は、北海道の雪の事故全体の約80%を占めるとされています。雪の事故というと転倒をイメージしがちですが、主戦場は屋根なのです。
②雨樋・カーポート・物置を壊す
落ちた雪庇は、真下にあるものを壊します。カーポートの屋根、物置、フェンス、庭木。屋根からの落雪そのものを抑える備えについては、北海道の屋根の雪止め|いる家・いらない家と費用でくわしく解説しています。そして落ちる前も、張り出した雪の重さが軒先や雨樋に集中してかかり続けます。雪解け後に「雨樋が曲がっていた」「外れていた」と気づいたら、この重みが原因になっていることがあります。
③巻きだれが窓・換気口をふさぐ
成長した雪庇が壁側に垂れ下がると(巻きだれ)、2階の窓を割ったり、換気口や暖房の給排気口をふさいだりすることがあります。給排気口がふさがれると、暖房機器の正常な動作に支障が出るおそれもあります。「窓の外が雪で暗い」と感じたら、かなり進行したサインです。
④隣家・通行人とのトラブルになる
札幌の住宅街は、隣家との距離が近い。雪庇は敷地境界におかまいなしに張り出すので、落下先が「隣の駐車場」「隣の物置」「前の歩道」ということが普通に起きます。ご近所の関係にひびが入るだけでなく、被害の弁償という金銭的な問題にもなります。この「誰が責任を負うのか」は次の章で詳しくお話しします。
雪庇が落ちて被害が出たら、家の所有者の責任になりえます
「自然に落ちたんだから、仕方ないのでは?」と思うかもしれません。残念ながら、法律はそう見てくれません。
民法717条(工作物責任)によると、建物などの「土地の工作物」の設置や保存に瑕疵(かし=欠陥・不備)があって他人に損害を与えたときは、まず建物の占有者(実際に住んで管理している人)が賠償責任を負います。占有者が注意を尽くしていた場合は、所有者が賠償しなければなりません。
ポイントは2つあります。
- 危険な雪庇に気づきながら放置していた場合、「保存に瑕疵があった」と評価される可能性があります。「雪が勝手に落ちた」ではなく「落ちる状態を放置した」と見られる、ということです
- 持ち家に住んでいる方は、占有者と所有者の両方にあたります。管理が不十分だったと判断されると、責任を免れるのは難しくなります
空き家・実家の雪庇は、特に注意
誰も住んでいない空き家は、日常の管理をする占有者がいないため、所有者の責任がより直接的に問われやすい立場です。「離れて暮らす親の家」「相続した実家」の雪庇は、気づく人がいないまま育ちます。冬の間、誰が屋根を見るのか。決まっていない家は、それ自体がリスクです。
札幌では、落雪対策が「建築のルール」になっている
札幌市では、札幌市建築基準法施行条例第12条により、建物を建てる際に「氷雪の落下により他に与える危害を防止するため有効な措置」が求められます。軒先から境界線まで距離を取る、雪止め金具を付ける、といった対策が建築確認の場面で確認されるのです。
つまり札幌では、屋根の雪や雪庇の落下を「仕方のない自然現象」とはしない考え方が、建築の制度にまで反映されているということです。
自分で雪庇を落とせるのは「地上から届く範囲」まで
結論から言います。自分で落としてよい雪庇は、地面に立ったまま、道具の先が届く範囲までです。1階の軒先や、カーポート・物置の縁にできた小さな雪庇までが、その目安です。
道具は、ホームセンターで手に入ります。「雪庇切り」「雪庇落とし」といった名前で、伸縮式の長い棒の先にカッターやスコップ状の刃が付いたものが売られています。冬本番には売り切れることもあるので、用意するなら初雪の前が確実です。
安全に落とすための4つの約束
- 落下範囲に人・車・物がないか、先に確認する。作業中に人が来ないよう、できれば2人で(1人が見張り役)
- 雪庇の真下・正面に立たない。硬い雪のかたまりが頭上に落ちてきます。必ず斜めの位置から棒を伸ばします
- 先端から少しずつ崩す。根元からごっそり落とそうとすると、崩れ方が予測できません
- 電線・引き込み線の近くは手を出さない。長い棒が触れると感電のおそれがあります
屋根には上がらないでください
「上から落とせば早い」と思うかもしれません。これが、いちばん危険です。
屋根の上からは、どこまでが屋根で、どこからが雪庇(=支えのない張り出し)なのか、見分けがつきません。雪庇と知らずに縁へ近づき、踏み抜いて転落する。これが雪庇の典型的な事故です。道総研の解説でも、人力での除去には命綱などの安全装具が必要とされ、金属屋根の上は非常に滑りやすいと注意されています。命綱・ヘルメット・2人以上の体制。ここまで揃えられないなら、屋根の上の作業は業者に任せるのが正解です。
はしごの上から棒を振り回すのも、バランスを崩しやすく危険です。「地上から届かない」と感じた時点が、自分でやめるラインだと考えてください。
業者を呼ぶ目安|1つでも当てはまったら自分で落とさない
「どこからが業者の仕事か」。判断に迷ったら、次のチェックリストを使ってください。
- 2階以上の高さにできている(地上から道具が届かない)
- 張り出しにひび・割れ目が見える
- 先端が下向きに垂れはじめている(巻きだれの前兆)
- つらら(氷柱)と一体化して、氷のかたまりになっている
- 落下先が歩道・隣家・駐車場・玄関前にあたる
- 高齢の親の家や空き家で、様子をすぐ見に行けない

1つでも当てはまったら、自分で落とす段階は過ぎています。特に「ひび」は、かたまりが自重に耐えられなくなってきたサインです。近づいて突くこと自体が危険なので、下からの観察だけにとどめてください。
迷う場合は、スマホで写真を1枚撮ってください。雪庇の状態は、写真でかなり判断できます。「これは自分で落とせる大きさなのか」「業者ならいくらくらいか」——その見立てから、ご相談いただけます。
雪庇落としを業者に頼むといくら?札幌の費用相場
雪庇落とし「単体」の料金を公表している業者は、実はそれほど多くありません。ここでは、料金を公表している札幌対応の業者の実例をもとに、相場観をお伝えします。料金の付け方は、大きく2方式に分かれます。
| 方式 | 公表料金の例 | 備考 |
|---|---|---|
| 時間制 | 出張料5,500円+作業員1名1時間あたり5,500円〜 (繁忙期の12〜2月は1時間8,250円〜) | 北海道片付け110番の公表料金(税込)。2名以上での作業が基本 |
| 一面単価 | 雪庇落とし 1面1回 15,000円〜+出張料 | 札幌便利屋NewGateの公表料金 |
※いずれも2026年7月時点の各社公表情報です。最新の料金は各社にご確認ください。
時間制の業者の公表事例では、戸建ての雪庇・つらら落としが2名×2時間で計27,500円(税込)。店舗の雪庇落とし(2名×8時間)で93,500円、アパート1棟全体(3名×20時間)で335,500円という事例もあります。
一面単価の下限(1面15,000円〜)と、この時間制の事例(2名×2時間で27,500円)を合わせると、戸建て1面の雪庇落としは1.5万〜3万円前後が目安です。面数が多いと作業時間も延びるので、複数面あるお宅は、先に面数を伝えて見積りを取ってください。
雪下ろしや雪庇に対応している札幌の業者と公表料金は、札幌の除雪・排雪業者一覧でまとめて比較できます。
費用が上がる4つの条件
- 高さ:3階建て以上や、はしごを掛けられない立地では、足場や高所作業車が必要になり大きく上がります
- 氷化の程度:つららと一体化した硬い雪庇は、作業時間が延びます
- 雪の処分(排雪):落とした雪は敷地内に寄せるまでが基本で、処分は別料金という公表例が一般的です。量が多ければ札幌の排雪ガイドも参考にしてください
- 時期:12〜2月の繁忙期は割増料金の業者があり、予約も混みます
誰に頼めばいい?依頼先の選び方
雪庇の依頼先は、状況で変わります。
- 今ある雪庇を落としたいだけ → 便利屋・除雪業者のスポット作業
- 屋根全体の雪もたまっている → 雪下ろしとセットで依頼すると、二度手間になりません。詳しくは屋根の雪下ろしガイド|業者の費用相場と頼むタイミングへ
- 敷地の除雪ごと、冬をまるごと任せたい → シーズン契約の除雪業者。札幌の除雪・雪かき代行ガイドで解説しています
- 毎年できる雪庇を根本から何とかしたい → 屋根工事会社の予防工事(次の章へ)
見積りのときに確認したい3つのこと
どの業者に頼むにしても、見積りの段階で次の3点を確認しておくと、後のトラブルを避けられます。
- 料金の方式と、出張料の有無:時間制なのか、一面いくらなのか。時間制なら「何人で、何時間の見込みか」まで聞いておくと、請求額のイメージがずれません
- 落とした雪の扱い:敷地内に寄せるだけか、処分(排雪)まで含むか。含まない場合、玄関前に雪山が残ります
- 損害保険に入っているか:雪庇落としは、外壁や雨樋のすぐ近くで硬い雪を扱う作業です。万一の破損に備えて、賠償保険に加入している業者を選んでください
「うちはどのタイプ?」と迷ったら、状況に合った依頼先を開拓札幌がご案内します。お気軽にご相談ください。
毎年できるなら「予防」という選択肢もあります
ここまで読んで、こう思った方もいるはずです。「うちは毎年、同じ場所にできる。毎回落とすの…?」
そのとおりで、雪庇のできる場所は風向きで決まるため、何もしなければ毎年同じ縁にできます。毎回落とすか、できにくくするか。予防には、主に2つの方法があります。
①雪庇止めの金物を屋根の縁に付ける
屋根の縁に、風の流れを変えるフェンス状の金物を取り付けて、雪庇の成長そのものを抑える方法です。「雪庇ガード」「雪庇防止ユニット」などの名前で、札幌の屋根工事会社が施工しています。
札幌の屋根工事会社の公表価格では、岩田住宅のセッピカットが1mあたり4万円〜、マツモトルーフの雪庇防止ユニットが1mあたり4.9万円〜(7.2m以上の直販価格)。後者の公表施工例では、7.2mの1面で397,800円(税別)。屋根の形状によって土台(笠木)の新設工事が加わると、7.8mで536,400円(税別)という例もあります。
②軒先にヒーターを入れて溶かす
雪庇ができる縁の部分に電熱ヒーターを設置し、雪が張り出す前に溶かす方法です。設置費に加えて、冬の間の電気代がかかります。屋根融雪の詳しい話は、この記事では深入りしませんが、選択肢として知っておいて損はありません。
予防で知っておくべき、ただし書き
大事なことなので、正直にお伝えします。施工会社自身が、「雪庇を100%なくせるものではない」と明記しています。雪庇は屋根の形・風・降雪量が重なってできるもので、金物もヒーターも「成長を抑えて、危険を減らす」ための設備です。
数十万円の工事ですから、「うちの屋根に付ける価値があるか」は、現地調査と相見積りで冷静に判断してください。毎冬、何度も業者を呼んでいる家なら、数年分の依頼料と工事費を並べて考える価値があります。
雪庇のよくある質問
Q. 雪庇ができやすいのは、いつごろ?
雪庇は「吹雪のあと」に育ちます。風で運ばれた雪が材料になるからです。札幌では、降雪が本格化して吹雪の日が増える1月〜2月が要注意の時期。まとまった吹雪のあとに晴れたら、屋根の縁を一度見上げる習慣をつけてください。
Q. 業者に頼んだら、すぐ来てもらえる?
時期によります。12〜2月の繁忙期は依頼が集中し、数日待ちになることもあります。「ひびが入ってから」ではなく、「大きくなってきたな」の段階で早めに動くのが、結局いちばん早く解決します。
Q. 賃貸アパート・マンションの雪庇は、誰が対処するの?
入居者が自分で落とす必要はありません。屋根など建物の維持管理は貸主側の領域とされるのが一般的なので、まず大家さんか管理会社に連絡してください。その際、雪庇の写真を添えると話が早く進みます。放置されて不安な場合は、「落下すると通行人や車に被害が出そうです」と、具体的な危険を伝えるのが効果的です。
Q. 隣の家の雪庇が、うちの敷地に落ちそうで怖い。どうすれば?
自分で勝手に落とすのは、トラブルのもとなので避けてください。写真を撮って、まず隣家の方に伝えるのが基本です。直接言いづらい関係なら、賃貸物件なら管理会社へ、町内会がある地域なら会長さん経由という方法もあります。実際に被害が出た場合は、本文で触れた民法717条(工作物責任)にもとづいて賠償を求められる可能性があります。ただ、そうなる前に伝えておくほうが、後々こじれません。
Q. つらら(氷柱)も一緒に落としてもらえる?
多くの場合、雪庇とつららはセットで対応してもらえます。料金表でも「雪庇・氷柱落とし」とひとくくりの業者が一般的です。軒先のつららは雪庇と同じく落下の危険があるので、見積りの際にまとめて相談してください。
Q. 雪庇の被害に、保険は使える?
ケースによります。火災保険に「雪災」の補償が含まれている場合、落雪や雪の重みによる建物・カーポートの損害が対象になることがあります。逆に、自宅の雪庇が他人にケガをさせた場合の賠償は、個人賠償責任特約が関係することがあります。ただし、補償の範囲や適用の条件は契約によって大きく異なります。断定はできないので、加入している保険会社に確認してください。
Q. 空き家・遠方の実家の雪庇も、頼めますか?
はい、ご相談いただけます。空き家は雪庇に気づく人がいないぶん、リスクが大きくなりがちです。ご近所の方や管理をお願いしている方の写真があれば、現地に行かなくても状況を見立てられます。冬の間の見回りごと業者に任せる方法もあるので、状況をお聞かせください。
まとめ|雪庇は「落ちる前」に対処するもの
最後に、この冬の動き方をまとめます。
- ①吹雪のあとに、屋根の縁を見上げる。札幌なら南東側。張り出しがないかを確認します
- ②見つけたら、「業者を呼ぶ目安」の章のチェックリストで確認。どれにも当てはまらず、地上から道具が届く小さなものだけ、自分で落とします
- ③届かない・ひびがある・落下先が危険なら業者へ。戸建て1面で1.5万〜3万円前後が目安です
- ④毎年できる家は、予防工事の検討を。放置だけは避けてください。被害が出れば、賠償責任(民法717条)につながりえます
雪庇は、落ちる瞬間を選べません。でも、落ちる前に気づいて、手を打つことはできます。屋根の縁に張り出しを見つけたら、大きくなる前に。それがいちばん安く、いちばん安全な対処です。
雪庇落としを含む札幌の除雪・排雪の相場早見表と、契約前に業者へ聞く5つの質問は、無料資料「札幌の除雪・排雪|損しない業者選びと相場 まる分かりシート」(A4×6ページ)にまとめています。

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