大雪の朝。家の前の道路はガタガタ、車はハンドルを取られ、玄関の前には除雪車が置いていった固い雪のかたまり。
「札幌の除雪、ひどすぎない?」
この記事は、そんな朝に検索してたどり着いた方に向けて書いています。
車が出せない。バス停までの道がまともに歩けない。困っているのは事実で、その苛立ちは自然なものです。
そのうえで、先にお伝えしたいことがあります。この状況には、はっきりした理由があります。
手抜きではなく、あなたの地域だけが狙って飛ばされているわけでもありません。市内全域が同じ優先順位のルールで動いていて、札幌市の除雪はもともと「幹線道路の交通確保」を最優先する設計だからです。
この記事では、札幌市の除雪について、次のことがわかるようにまとめました。
- なぜ生活道路に除雪が来ないのか(出動基準と優先順位の仕組み)
- 除雪の連絡はどこにすればいいのか(全10区の除雪センター一覧)
- 市がやってくれること・くれないことの一覧
- 生活道路の雪を自分たちで解決する方法(市の制度と民間サービス)
※急ぎの方は、全10区の除雪センター連絡先一覧へ先に進めます。
札幌市の除雪は本当に「ひどい」のか|数字で見る現実
体感としての「ひどい」は、嘘ではありません。ただ、その原因は手抜きではなく、除雪の“設計”にあります。
市の除雪がどんな規模で動いているのかを数字で確かめると、期待とのズレがどこで生まれているのかが見えてきます。
一晩5,400kmを、6時間で。札幌の除雪の規模
札幌市の除雪Q&Aによると、市内全域に雪が降った場合、一晩で除雪する道路の総距離は約5,400km。札幌から沖縄・那覇までの直線距離(約2,250km)を往復しても、まだ足りません。
しかも使える時間は限られています。
通勤・通学の時間帯の渋滞を避けるため、作業は深夜0時頃から朝6時頃までの約6時間で終わらせる必要があります。
この体制で、札幌市は市が管理する道路の98.4%を除雪しています。
予算も小さくありません。札幌市の公表資料によると、令和7年度の除雪関係予算は284億8,300万円です。
| 年度 | 道路除雪費+雪対策費(当初予算) |
|---|---|
| 平成27年度 | 188億円 |
| 平成30年度 | 207億円 |
| 令和3年度 | 214億円 |
| 令和5年度 | 264億円 |
| 令和7年度 | 285億円 |
※札幌市「雪対策の予算」より作成(億円未満は四捨五入)
予算はこの10年で約1.5倍に増えています。お金が削られているわけではない。それでも家の前に手が回らないのは、予算ではなく仕組みの問題です。
それでも「ひどい」と感じる、3つの正体
では、なぜ毎年冬になると「ひどい」という声があふれるのか。正体は、次の3つです。
- ①除雪車には出動基準がある。目安は「雪が10cmを超え、車の走行に支障が出そうなとき」。数cmの雪では、そもそも出動しない仕組みです
- ②除雪車は、雪を持って行かない。道路の雪を左右にかき分けるだけなので、家の前に「置き雪」が残ります
- ③生活道路の雪山は、原則そのまま。雪をダンプで運び出す「排雪」は、幹線道路などに限られます
なぜ家の前の道路は除雪されないのか|出動基準と優先順位
結論から言うと、ほとんどの生活道路は除雪の「対象」には入っています。
ただし出動するのは、雪が10cmを超えるなどの基準を満たしたときだけ。しかも雪を運び出す「排雪」の対象ではありません。これが「来ない」「残る」の正体です。
札幌市の除雪は、道路の種類ごとに「やる作業」と「やらない作業」が決まっています。幹線道路は雪の運び出しまで、生活道路はかき分けまで。この線引きが、実質的な優先順位です。
除雪が入る道路と、入らない道路
札幌市の除雪作業の紹介ページによると、市が新雪除雪(かき分け除雪)を行う路線は約5,400km。幅員8m以上の道道・市道と、8m未満の市道のうち機械除雪ができる路線が対象です。歩道は、歩道用除雪車が入れる幅2m以上のものを除雪します。
一方で、対象に入らない道路もあります。
- 国道:札幌市ではなく、国(北海道開発局)の管轄です
- 私道:市の除雪対象は道道・市道のため、私道は含まれません
- 玄関前・敷地内:各家庭の担当です(くわしくは後述の「置き雪」で)
さらに、除雪される道路がすべて同じ扱いというわけでもありません。
積もった雪をダンプで運び出す「排雪」まで行われるのは、札幌市の生活道路の排雪支援制度のページによると、交通量の多い幹線道路や一部の通学路、約1,600km。除雪する5,400kmのうちの、3割ほどです。

つまり生活道路は、「かき分けはするが、雪は運ばない」道路。冬が深まるほど道路脇の雪山が育っていくのは、このためです。
生活道路に除雪車が来る条件(出動基準)
生活道路の新雪除雪には、出動基準があります。札幌市の出動情報ページによると、出動するのは次のような場合です。
- ほぼ連続した降雪で雪の深さが10cmを超え、車の走行に支障が出ると予想される場合
- 交通量が多く、圧雪による交通障害が予想される場合
- 風雪や地吹雪で、吹きだまりが予想される場合
逆に、出動しないケースも明記されています。
- 10cmを超えていても、車に踏み固められて走行できる状態のとき
- 気温が高く、雪がすぐ溶けそうなとき
- 明け方から急に降り出し、朝までに作業が間に合わないとき
- 作業が通勤・通学の時間帯に重なってしまうとき(見合わせることがあります)
「昨日あんなに降ったのに来なかった」朝は、まずこの基準に照らして確認してみてください。
除雪車がいま動いているかどうかは、同じ出動情報ページで区ごとに10分間隔で更新されています(令和7年度の提供期間は12月1日〜3月20日)。テレビのデータ放送や札幌市公式LINEでも確認できます。
「置き雪」が生まれるからくり
除雪車が通ったあと、玄関前や車庫の前に固い雪のかたまりが残る。あの「置き雪」も、仕組みから生まれています。
札幌市の新雪除雪は、雪をどこかへ持ち去るのではなく、路面の雪を左右にかき分けて道路脇に寄せる作業です。かき分けた雪は、必ずどこかに置かなければなりません。それが道路脇であり、結果として家の出入り口の前にもなります。
このため市は、札幌の冬のルール・マナーのページで「玄関や車庫の前など出入り口の雪処理は各ご家庭で」とお願いしています。ロードヒーティングや民間の排雪サービスを利用している歩道であっても、雪は置かれます。
仕組みはわかった。それでも、「これは市に伝えたい」という場面はあります。除雪車による破損や、危険なほどの置き雪、いつまでも来ない除雪の確認など。次は、その連絡先です。
除雪の連絡はどこへ?全10区の除雪センター電話番号・連絡先一覧
冬期間の除雪・排雪に関する連絡先は、お住まいの地域の「除雪センター」です。
開設期間中(令和7年度は12月1日〜3月20日)は、24時間電話を受け付けています。
| 区 | 地区 | 除雪センターの場所 | 電話番号 |
|---|---|---|---|
| 中央区 | 中地区 | 北1条東15丁目1-1(自転車保管庫横) | 011-233-0526 |
| 中央区 | 西地区 | 宮ケ丘3-1(円山球場会議室A) | 011-621-9103 |
| 中央区 | 南地区 | 南22条西15丁目(第3山鼻祭典区会館) | 011-561-1512 |
| 北区 | 東地区 | 篠路4条10丁目(茨戸中部中継ポンプ場内) | 011-772-9238 |
| 北区 | 西地区 | 屯田4条9丁目(屯田西公園駐車場) | 011-772-9615 |
| 北区 | 南地区 | 麻生町7丁目(麻生球場内) | 011-758-3081 |
| 東区 | 東地区 | 中沼町105-23(モエレ沼公園駐車場内) | 011-776-7552 |
| 東区 | 西地区 | 栄町885-1(つどーむ駐車場内) | 011-781-9515 |
| 東区 | 南地区 | 伏古1条2丁目(伏古公園管理事務所) | 011-781-5281 |
| 白石区 | 南地区 | 本通14丁目北(はんの木公園内) | 011-376-5596 |
| 白石区 | 北地区 | 川下646-14(川下公園内) | 011-871-7091 |
| 厚別区 | 南地区 | 厚別南5丁目4(上野幌公園) | 011-896-9126 |
| 厚別区 | 北地区 | もみじ台北3丁目(もみじ台緑地東側第3駐車場内) | 011-898-8961 |
| 豊平区 | 東地区 | 月寒東1条8丁目(月寒屋外競技場内) | 011-855-1925 |
| 豊平区 | 西地区 | 美園12条7丁目(月寒公園高台駐車場) | 011-813-9061 |
| 清田区 | 南地区 | 里塚2条6丁目(三里塚公園) | 011-885-1971 |
| 清田区 | 北地区 | 平岡292(平岡公園駐車場内) | 011-882-6191 |
| 南区 | 南地区 | 川沿11条1丁目(藻南公園川沿駐車場内) | 011-573-9222 |
| 南区 | 北地区 | 南31条西8丁目(南区土木センター横) | 011-583-6851 |
| 西区 | 南地区 | 西野290番地(宮丘公園内) | 011-666-8263 |
| 西区 | 北地区 | 二十四軒4条1丁目(JR高架下) | 011-631-6821 |
| 手稲区 | 南地区 | 曙5条5丁目(曙西緑地多目的広場内) | 011-691-9251 |
| 手稲区 | 北地区 | 前田1条5丁目(手稲プール管理棟) | 011-691-7193 |
※令和7年度(2025-26冬)の情報を、札幌市公式サイトの各区ページから転記しています。連絡先は年度で変わることがあるため、電話の前に区名リンク先で最新情報をご確認ください。なお南区澄川6条3丁目4・5番など、一部に隣の区の除雪センターが担当する区域があります(区名リンク先の区域図で確認できます)
自分の家がどの地区に当たるかは、表の区名リンク先(市公式の各区ページ)にある区域図・町名一覧で確認できます。
除雪センターは、市の委託を受けた除雪事業者が地区ごとに開設する連絡先で、札幌市の除排雪作業についてのお問合せページによると、業務は市民からの除排雪作業への問い合わせ対応。交通障害など緊急のもの以外は、日中の連絡に協力が呼びかけられています。
開設期間外・除雪作業の管理に関する連絡先(土木センター)
除雪センターが閉まっている期間(春〜初冬)や、除雪業務の発注・管理に関わる問い合わせは、各区の土木センター(土木部維持管理課)が窓口です。
対応は札幌市の開庁日(土日祝・年末年始を除く)の8時45分〜17時15分。冬期間の急ぎの連絡は、除雪センターへの電話が確実です。
| 土木センター | 電話番号 |
|---|---|
| 中央区 | 011-614-5800 |
| 北区 | 011-771-4211 |
| 東区 | 011-781-3521 |
| 白石区 | 011-864-8125 |
| 厚別区 | 011-897-3800 |
| 豊平区 | 011-851-1681 |
| 清田区 | 011-888-2800 |
| 南区 | 011-581-3811 |
| 西区 | 011-667-3201 |
| 手稲区 | 011-681-4011 |
※国道の除排雪は管轄が異なり、北海道開発局札幌開発建設部札幌道路事務所(011-854-6111)が窓口です
連絡するときに、知っておきたいこと
苛立ちをそのままぶつけるより、次の2点を先に伝えるほうが、用件が早く正確に伝わります。
- 場所を具体的に:「◯条◯丁目の◯◯(目印)前の道路」まで言えると、場所の特定が早くなります
- 状況を事実で:「昨夜から30cmほど積もって、車がすれ違えない」など、状態をそのまま伝えます
ただし、前提がひとつ。除雪センターは「問い合わせ・要望を受け付ける窓口」であって、連絡すればすぐ出動する仕組みではありません。出動は、前の章で見た出動基準に基づいて行われます。
それでも、置き雪で車が出せない、圧雪の段差で車の底を擦るなど、雪に関わる危険な状態の共有は、現場が状況を把握するための大切な情報になります。
札幌市がやってくれること・くれないこと一覧
ここまでの仕組みを、「市がやること」「やらないこと」で一覧にします。
この表の「×」が、次の章で埋めていく部分です。
| 項目 | 市の対応 | 補足 |
|---|---|---|
| 幹線道路・通学路の一部 | ◎ 除雪+排雪 | 交通確保を最優先(約1,600km) |
| 生活道路のかき分け除雪 | ○ 基準を満たせば出動 | 目安は積雪10cm超+走行支障 |
| 生活道路の排雪 | × 原則なし | 町内会単位で使える市の支援制度あり(次章) |
| 置き雪(除雪車が残す雪)の処理 | × 対象外 | 出入り口の雪処理は各家庭で、と市が案内 |
| 敷地内・玄関前の雪 | × 対象外 | 各家庭で処理(雪の捨て方ルールは後述) |
| 私道の除雪 | × 対象外 | 市の除雪対象は道道・市道 |
| 凍結路面(つるつる路面) | △ 対策あり | 凍結防止剤・砂まき、交差点への砂箱設置、歩道への滑り止め材など |
| 高齢の方などの間口除雪 | △ 福祉除雪制度あり | 自力で除雪が難しい世帯向け・条件あり |
※札幌市公式サイトの公表情報をもとに作成。◎○△×は本記事での整理です
福祉除雪の対象は、道路に面した出入り口から玄関先までの経路の確保です。対象の条件は、札幌市の福祉除雪のページで確認できます。
大雪のときは「特別モード」に切り替わる
例外的に、生活道路に市の排雪が入ることがあります。大雪のときです。
札幌市の大雪時の対策ページによると、市は大雪時に「札幌市緊急除排雪実施本部」を設置し、状況に応じて3段階の対策を取ります。
なお、文中の「パートナーシップ排雪」は、町内会などが市と費用を分担して生活道路の排雪を行う制度のことです(次の章でくわしく解説します)。
- フェーズ1:大雪が見込まれる段階(積雪深が50cmに達するなど)。幹線道路の排雪を前倒しし、道路脇の雪山をすべて運び出す方式に切り替えます
- フェーズ2:一部の区で排雪作業の遅れが見込まれる段階。他の区の除雪事業者などから応援を集めます
- フェーズ3:半数以上の区で遅れが見込まれる段階。パートナーシップ排雪を取りやめ、市の費用負担で生活道路の緊急排雪を実施します
実際に令和8年(2026年)1月24〜25日の記録的な大雪では、市がパートナーシップ排雪をすべて取りやめ、フェーズ3の生活道路の緊急排雪に切り替えています。
とはいえ、緊急排雪はあくまで非常時の対応です。ふだんの冬の生活道路の雪は、次の章の方法で解決していきます。
生活道路の雪をどうにかする方法|自衛策は4つ
「市がやらない」とわかった部分は、制度と民間サービスで埋められます。
選択肢は大きく4つ。道路ごと解決したいなら①、自宅の間口だけなら②か③、費用を抑えたいなら④です。

①町内会で申し込む「パートナーシップ排雪」
生活道路の雪山を根本から減らせるのが、市のパートナーシップ排雪制度です。
町内会などの地域団体が申込単位で、市・受託業者と役割と費用を分担しながら、シーズン1回、生活道路の雪をダンプで運び出します。
- 申込単位:町内会など(個人単独では申し込めません)
- 回数:シーズン1回
- 費用:道路幅などの条件により、地域の負担が発生します
「うちの町内、雪山で見通しが悪すぎる」と感じているなら、まず町内会がこの制度を使っているか確認してみてください。使っていなければ、次のシーズンに向けて町内会へ相談する価値があります。
このほか、地域住民が自分たちで排雪する場合に市がトラックを無償で貸し出す「市民助成トラック制度」もあります。
制度の費用感や申込の流れ、民間排雪との比較は札幌の排雪ガイド|パートナーシップ排雪・民間業者・料金相場へ。
②民間のシーズン契約(家の前を冬じゅう任せる)
町内会単位ではなく「うちの間口と駐車場だけ、なんとかしたい」なら、民間の除雪サービスです。
代表的なのがシーズン契約。ひと冬の間、一定の降雪があるたびに家の前や駐車場の雪かきを業者が代行するもので、毎朝の雪かきと置き雪の処理を任せられます。
注意したいのは、申込のタイミング。受付期間は業者によって異なりますが、秋には枠が埋まりはじめる傾向があり、雪が降り始めてからでは選択肢が狭まることも。
料金の相場・業者の選び方・都度依頼との使い分けは、札幌の除雪・雪かき代行ガイド|料金相場と業者の選び方で解説しています。
③都度依頼(大雪のときだけ頼む)
「毎回は要らない。ドカ雪のときだけ助けてほしい」という方は、1回ごとのスポット依頼が向いています。
- 大雪翌朝の雪かき代行
- 育ちすぎた雪山の、1回だけの排雪
ただし、大雪の直後は依頼が集中し、希望日に来てもらえないことがあります。連絡先だけでも、雪が積もる前に確保しておくと安心です。
札幌の除雪・排雪業者一覧では、料金を公表している業者を区別のさくいん付きでまとめています。お住まいの区で頼める先を、雪が本格化する前に見つけておくと安心です。
④お金をかけずにできる工夫
費用を抑えたい場合の選択肢も、いくつかあります。
- 公園の雪置き場:札幌市は原則、公園への雪入れを禁止していますが、町内会などが区の土木センターと覚書を交わすと、一部の公園を雪置き場として使えます(個人では利用できません)
- 融雪機・ロードヒーティングなどの設備:札幌市には融雪施設の設置資金の融資あっせん制度や小型除雪機の購入費補助があります(それぞれ条件あり)
- ご近所での分担:雪の置き場所を隣近所で先に相談しておくだけでも、冬のトラブルはかなり減ります
やってはいけない雪の処理|道路への雪出しは法律違反
自衛策を考えるとき、あわせて知っておきたいのが「やってはいけない雪の処理」です。
知らずにやってしまうと、ご近所トラブルや事故のもとになります。
敷地の雪を道路に出すのはNG
雪かきでいちばんやりがちなのが、敷地内の雪を道路(車道)に出してしまうこと。
札幌市の冬のルール・マナーのページによると、道路への雪出しは通行の妨げや事故の原因となるため、道路交通法第76条・道路法第43条で禁止されています。
「除雪車が置いていった雪を、道路に返す」のも同じ雪出しにあたります。雪は敷地内で処理するか、この記事の自衛策(排雪・業者依頼)で減らすのが現実的です。
そのほか、市がお願いしていること
- 路上駐車をしない:除雪車が入れず、その区間の除雪ができないことがあります。放置車両に困っている場合の相談先は、各区の土木センターです
- ごみは収集日当日の朝に:前夜に出されたごみは、除雪作業の妨げになります(朝8時30分までに)
あわせて、市のルールではありませんが、境界付近への雪の積み上げは冬のご近所トラブルの定番です。降る前のひと言で防げることが多いので、雪の置き場所は先に話しておくのがおすすめです。
札幌市の除雪に関するよくある質問
Q. 札幌市の除雪の苦情・要望は、どこに連絡すればいいですか?
冬期間(令和7年度は12月1日〜3月20日)は、お住まいの地区の除雪センターが窓口です(24時間対応)。連絡先は全10区の除雪センター一覧にまとめています。開設期間外や、除雪業務の発注・管理に関わる内容は各区の土木センターへ。国道については、北海道開発局札幌開発建設部札幌道路事務所(011-854-6111)が窓口です。
Q. 除雪車が来たかどうかは、どこで確認できますか?
札幌市の出動情報ページで、生活道路の新雪除雪の出動状況が区ごとに10分間隔で更新されます(冬期間のみ)。テレビのデータ放送や、札幌市公式LINEでも確認できます。ただし「出動中」は区内のどこかで作業中という意味で、自分の家の前にすぐ来るという意味ではありません。
Q. パートナーシップ除雪(パートナーシップ排雪)とは何ですか?
正式には「パートナーシップ排雪制度」で、町内会などの地域団体・市・受託業者が費用と役割を分担し、シーズン1回、生活道路の雪を運び出す制度です。個人単独では申し込めません。制度のくわしい仕組みと費用は、札幌の排雪ガイド|パートナーシップ排雪・民間業者・料金相場で解説しています。
Q. 家の前の置き雪は、市に処理してもらえますか?
原則、処理してもらえません。市の除雪は雪を左右にかき分ける方式のため、置き雪は構造上必ず発生し、出入り口の雪処理は各家庭にお願いされています。毎回の処理がつらい場合は、民間のシーズン契約で置き雪ごと任せる方法があります(札幌の除雪・雪かき代行ガイド)。
Q. 屋根の雪下ろしも、市に頼めますか?
頼めません。市の除雪は道路が対象で、屋根の雪は建物の所有者の管理範囲です。放置すると落雪事故や雪庇(せっぴ)の原因になるため、屋根の雪下ろしガイド|危険性・業者・費用を参考に、早めの対処をおすすめします。
まとめ|「ひどい」の正体は仕組み。知れば打ち手が見える
最後に、この記事の要点を振り返ります。
- 札幌市の除雪は幹線道路の交通確保が最優先。生活道路は「10cm超+走行支障」で出動するかき分け除雪のみで、排雪は原則入らない。「ひどい」と感じる状況の多くは、この設計から毎年生まれている
- 連絡先は、冬期間はお住まいの地区の除雪センター(24時間)、期間外は各区の土木センター。ただし連絡=出動ではなく、出動は基準に基づいて行われる
- 生活道路と家の前の雪には、パートナーシップ排雪(町内会経由・シーズン1回)・民間のシーズン契約・スポット依頼という選択肢がある。シーズン契約は秋に枠が埋まりはじめるため、動くなら雪が降る前
仕組みを知っても、雪は減りません。それでも「どこまで市に期待して、どこから自分で動くか」の線引きができれば、冬の朝のストレスは確実に変わります。
開拓札幌は、札幌の暮らしの困りごとの相談窓口です。除雪・排雪の業者選びで迷ったら、公式LINEからお気軽にご相談ください。「相場だけ知りたい」という段階でも大丈夫です。
「自分で動く」と決めたときに役立つ、民間の除雪・排雪の相場早見表と契約前の確認ポイントは、無料資料「札幌の除雪・排雪|損しない業者選びと相場 まる分かりシート」(A4×6ページ)にまとめています。

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