「窓のゴムパッキンが、いつの間にか黒い点だらけ」「サッシの溝や、窓枠の木に黒ずみが出てきた」。
拭いてもすぐ戻ってくる、あの窓まわりのカビ。じつは、落とし方は「どこにできたか(素材)」で変わります。ここを間違えると、カビが取れないどころか、サッシや窓枠そのものを傷めてしまうことがあります。
まず、知っておいてほしいことがあります。窓まわりのカビは、あなたの掃除不足のせいではありません。札幌・北海道の冬は、窓が芯まで冷えて結露するのが当たり前。その水滴が、カビにとって絶好のすみかになるだけです。
この記事では、ゴムパッキン・アルミサッシ・木枠を、それぞれの素材を傷めずにカビを落とす手順を、薬剤メーカーの公表情報にそって整理しました。要点は、3つです。
- 使う薬剤は、素材で変える。ゴムパッキンは塩素系ジェル、アルミサッシは中性洗剤とエタノール、木枠は消毒用エタノールが基本です
- 「混ぜるな危険」だけは、絶対に守る。塩素系と酸性を混ぜると、有毒なガスが出ます
- 拭いても取れない黒ずみは、カビが素材の奥に入った合図。掃除ではなく、交換や張り替えのサインです
必要なところから読めるように、目次代わりにご案内します。
- ゴムパッキンのカビを取りたい方 → 「ゴムパッキンの取り方」の章へ
- アルミサッシ・レールのカビが気になる方 → 「アルミサッシの取り方」の章へ
- 木の窓枠・窓台のカビでお困りの方 → 「木枠の取り方」の章へ
- 取れない・広範囲で悩んでいる方 → 「取れない黒ずみのとき」の章へ
私たち「くらしの味方 開拓札幌」は、札幌で窓や住まいの困りごとの相談窓口を運営しています。ですがこの記事は、売り込みではなく、あなたが自分で窓まわりのカビを落とすための実践ガイドです。特定の業者に肩入れせず、最適な方法を中立の立場でご案内します。いっしょに、素材ごとに見ていきましょう。
窓まわりにカビが生えるのはなぜ?|北海道の冬と結露
窓のカビは、たまたま運が悪かったわけではありません。窓まわりは、家の中でもとくにカビが育ちやすい条件がそろう場所だからです。
カビが育つ条件は、大きく「水分(湿気)」「温度」「栄養(ホコリ・皮脂などの汚れ)」の3つ。窓まわりは、この3つが一度にそろってしまいます。とくに大きいのが、結露による水分です。
結露は、あたたかく湿った室内の空気が、冷たい窓ガラスやサッシに触れて冷やされ、水滴に変わる現象です。冷たい麦茶のグラスに、外側から水滴がつくのと同じ理屈ですね。この水滴が、ゴムパッキンやサッシの溝、窓枠の木にしみ込み、たまったホコリを栄養にしてカビが繁殖します。
そして、この結露がとりわけ激しいのが、札幌・北海道の冬です。外気が氷点下まで下がる朝、窓の室内側は簡単に冷え切って、毎朝のように水滴がつきます。加えて北海道の家は寒さに備えて高気密・高断熱なので、室内の湿気が逃げにくく、結露が起きやすい一面もあります。「冬になると、窓のパッキンやサッシに毎年カビが出る」——それは、この土地では珍しいことではありません。
ですので、窓まわりのカビ対策は「落とすこと」と「結露そのものを減らすこと」の両輪です。結露がなぜ起きるのか、どう減らすのかという原因と予防の詳しい話は、北海道の窓の結露対策|ひどい原因と根本まで直す方法にまとめています。この記事では、すでに出てしまったカビを、素材を傷めずに落とす手順に絞ってお伝えします。
カビ取りの前に|そろえる道具と、素材別の「使う薬剤」
窓まわりのカビ取りでいちばん大切なのは、素材に合った薬剤を選ぶことです。同じ黒カビでも、ゴムパッキン・アルミサッシ・木枠では、使っていい薬剤が違います。ここを取り違えると、カビは落ちても素材が変色したり傷んだりします。まず、この対応をおさえてから道具をそろえましょう。

素材別・向いている薬剤
ざっくり整理すると、こうなります。詳しい手順は、このあと素材ごとの章で説明します。
- ゴムパッキン:塩素系のカビ取りジェルが本命。根を張った黒カビを、漂白しながら落とせます。ごく軽いカビや予防なら、消毒用エタノールでも対応できます
- アルミサッシ・レール:ふだんの汚れは中性洗剤、カビの殺菌は消毒用エタノールが基本。塩素系や強いアルカリ性の洗剤は、アルミを変色・腐食させることがあるので避けます
- 木枠・木製の窓台:消毒用エタノールが基本です。塩素系漂白剤やカビキラーは、塗装のない白木を傷めるため使いません
ポイントは、「塩素系(カビキラーなど)を使っていいのは、基本ゴムパッキンだけ」と覚えておくこと。アルミと木には、塩素系は不向きです。
そろえる道具
素材が違っても、共通してそろえておきたい道具はこちらです。
- マスク・ゴム手袋:カビの胞子を吸い込まない・薬剤で手を荒らさないために必須です
- 消毒用エタノール(濃度70〜80%):アルミにも木にも使える、いちばん扱いやすい定番。詳しくは次でふれます
- 塩素系のカビ取りジェル:ゴムパッキンの黒カビ用。ジェルタイプは液だれしにくく、窓まわりに向きます
- 中性洗剤(食器用でも可):アルミサッシのふだんの汚れ落とし用
- キッチンペーパー・ラップ:薬剤を密着させる「湿布(パック)」に使います
- 使い古しの歯ブラシ・綿棒・割りばし:サッシの溝やパッキンのすき間をかき出す用
- 乾いた雑巾・タオル(複数枚):仕上げの乾拭き用。カビが付いた布を使い回すと胞子を広げるので、仕上げは別の布にします
消毒用エタノールは「濃度70〜80%」を選ぶ
エタノールには濃度の違う製品があり、カビの殺菌に向くのは消毒用エタノール(濃度70〜80%前後)です。健栄製薬(エタノールのメーカー)のFAQによると、消毒用エタノールの濃度は76.9〜81.4vol%で、「エタノール濃度が80%前後のものが最も消毒効果に優れている」とされています。
もし手元に無水エタノール(濃度99.5%以上)しかない場合は、水(できれば精製水)で薄めて使います。同メーカーは、無水エタノールを約80mL量り取り、水を加えて全量100mLにすると約80%の消毒用の液になると案内しています。濃すぎるとすぐ蒸発して殺菌効果が落ちるので、薄める手間を惜しまないでください。
なお、エタノールは引火しやすい性質があり、火気は厳禁です。同メーカーも「火気に近づけないように」と注意しています。ガスコンロやストーブの近く、たばこを吸いながらの作業は避けてください。
ゴムパッキン(ゴムのふち)のカビの取り方
窓のゴムパッキンに出る黒い点は、たいてい根を張った黒カビです。ゴムの中まで入り込むため、拭くだけでは落ちません。ここは、漂白しながら殺菌できる塩素系のカビ取り剤の出番です。液だれしにくいジェルタイプが、縦の面が多い窓まわりには向いています。

ゴムパッキンのカビ取り手順
塩素系の薬剤を使うので、必ず換気をしながら、マスクとゴム手袋をつけて行います。
- 窓を開けて換気し、マスク・ゴム手袋をつける。塩素系のにおいがこもらないようにします
- パッキンの表面の汚れ・ホコリを、乾いた状態で拭き取る。先に栄養となる汚れを減らしておくと、薬剤が効きやすくなります
- カビの部分に、塩素系のカビ取りジェルを塗る。ゴムパッキン専用のジェルなら、狙った場所にとどまってくれます
- キッチンペーパーをのせ、その上からラップをかけて密着させる。この「湿布(パック)」で、薬剤がカビの根までしっかり届きます
- 製品に表示された時間だけ置く。置く時間は製品によって違うので、必ずラベルの指示に従ってください。「長く置くほど効く」と思って放置しすぎないのがコツです(ゴムの傷みや変色につながります)
- ペーパーを外し、水拭きで薬剤を完全に拭き取る。塩素系が残らないよう、水拭きは念入りに
- 乾いた布で乾拭きし、しっかり乾かす。水分が残ると、またカビの元になります
1回で落ちなければ、この工程を2〜3回まで繰り返してみてください。それでも黒さが残る場合は、次で説明する「交換のサイン」の可能性があります。
軽いカビ・予防なら消毒用エタノールでも
黒く根を張る前の、うっすらした汚れやカビの出はじめなら、消毒用エタノールでも対応できます。エタノールをスプレーして数分置き、拭き取るだけです。塩素系ほど強くないぶん、ゴムへの負担も少なく、ふだんのお手入れや予防にも向いています。ただし、色素が沈着した黒カビを「白くする(漂白する)」力はありません。黒くなってしまったものは、塩素系の出番です。
アルミサッシ・レールのカビの取り方
サッシの溝(レール)や、アルミの枠に出るカビは、たまった砂ぼこりや汚れと、結露の水分がまざって育ちます。ここで気をつけたいのが、アルミには塩素系の強い薬剤を使わないこと。健栄製薬も、サッシまわりに塩素系・酸性・アルカリ性の洗浄剤やアルコールを使うと、サッシやその周辺の材質が変色・変質・腐食することがあると注意しています。そこでアルミサッシは、やさしい中性洗剤で汚れを落とし、仕上げに消毒用エタノールで殺菌するのが基本になります。
アルミサッシ・レールの掃除手順
- 換気して、乾いた状態で砂ぼこりを取り除く。掃除機のすき間ノズルや、乾いた刷毛で、レールの砂・ホコリをかき出します。濡らす前に取るのがポイントです
- 中性洗剤をぬるま湯で薄め、布や歯ブラシにつけて汚れを落とす。健栄製薬は、洗剤を水で薄める場合の目安として「洗剤1に対して水5〜10くらい」を案内しています。溝の奥は、歯ブラシや綿棒、割りばしに布を巻いたものでかき出します
- 水拭きで洗剤を拭き取る。洗剤が残らないよう、固く絞った布で拭き上げます
- カビが気になる部分に、消毒用エタノールをスプレーして殺菌する。数分置いてから、乾いた布で拭き取ります。エタノールは揮発が早く、アルミにも使いやすい薬剤です
- 最後にしっかり乾かす。レールに水がたまると、またカビの温床になります
「溝の黒ずみがどうしても落ちない」というときも、塩素系のカビキラーをアルミに直接使うのは避けてください。変色や腐食のリスクがあります。エタノールを繰り返しても落ちない黒ずみは、アルミの表面ではなく、ゴムパッキンやコーキング(すき間を埋めるゴム状の充填材)に沈着したカビのことが多いので、その部分はゴムパッキンの手順(塩素系ジェル)で対処します。
レールの水抜き穴(水抜き孔)も見ておく
サッシのレールの外側の端には、たまった水を外へ逃がす小さな水抜き穴が空いています。ここが砂やゴミで詰まると、レールに水がたまってカビや汚れの原因になります。掃除のついでに、つまようじや細い綿棒で軽く通し、水がきちんと抜けるようにしておくと、カビの再発を抑えられます。
木枠・木製の窓台のカビの取り方
木の窓枠や窓台(窓の下の台)に出たカビは、いちばん扱いに注意が要ります。木は水分を吸い込みやすく、カビが内部まで根を張りやすいうえに、塩素系漂白剤を使うと変色・脱色してしまうからです。実際、塩素系のカビ取り剤であるカビキラー(公式FAQ)も、塗装のない白木や、ニス・ラッカー仕上げの木には使えないとしています。木枠には、まず消毒用エタノールで対処するのが基本です。
木枠のカビ取り手順
- 換気して、乾いた状態で表面のホコリを取る。マスク・ゴム手袋をつけます
- 目立たない隅で、エタノールを試してから使う。木の種類や塗装によっては、シミや変色が出ることがあります。先に小さく試して、変化がないか確かめると安心です
- 乾いた布に消毒用エタノールを含ませ、カビをやさしく拭き取る。ティッシュは繊維が木目に入り込むので、布を使います。ゴシゴシこすらず、木目に沿って拭くのがコツです
- 落ちにくいときは、エタノールをスプレーして数分置いてから、もう一度拭く。歯ブラシを使うなら、木目に沿ってごく軽く
- 乾いた布で乾拭きし、しっかり乾かす。木に水分を残さないことが大切です
エタノールで取れない黒ずみは
エタノールで拭いても黒いあとが残る場合、カビの色素が木の繊維に染み込んでいる可能性があります。ここで塩素系漂白剤を持ち出すと、木が白く抜けてまだら模様になりかねません。どうしても試すなら、「木部にも使える」と明記された専用のカビ取り剤を、目立たない場所で変色テストをしてから、ごく狭い範囲で使います。それでも取れない黒ずみは、無理をせず、後述の「取れない黒ずみのとき」を参考にしてください。
なお、湿った木を強くこすると表面がけば立ちます。けば立ってしまったら、完全に乾かしてから、目の細かい紙やすりで軽く整えると落ち着きます。
窓のカビ取りでやってはいけないこと
よかれと思ってやったことが、カビを広げたり、窓を傷めたりします。取り方と同じくらい大切なので、先に頭に入れておいてください。

① 塩素系と酸性を混ぜる(混ぜるな危険)
これは、命に関わる最重要ポイントです。塩素系の薬剤(カビキラー、キッチンハイターなど)は、酸性のもの(お酢、クエン酸、酸性タイプの洗剤)と混ざると、有毒なガスが発生し、たいへん危険です。「混ぜるな危険」の表示があるものは、単独で・換気しながら使い、ほかの薬剤と絶対に併用しないでください。同じ場所で立て続けに違う薬剤を使うのも避けます。
② アルミ・木に塩素系を使う
前の章でもふれたとおり、塩素系のカビキラーは、アルミサッシを変色・腐食させ、塗装のない木枠を変色・脱色させます。「強い薬剤なら何にでも効く」は誤解です。塩素系を使っていいのは、基本的にゴムパッキンだけ。アルミには中性洗剤とエタノール、木にはエタノールを使い分けてください。
③ 強くこする・叩く
カビを落とそうと、たわしやブラシで強くこすると、ゴムパッキンやコーキングに細かい傷がつきます。その傷に水分やカビが入り込み、かえって落ちにくくなります。表面のカビを叩くのも、胞子を奥へ押し込むだけなのでNG。基本は「薬剤の力で浮かせて、やさしく拭き取る・かき出す」です。
④ 濡れたまま放置する・生乾きで終える
カビを取ったつもりでも、窓まわりに水分が残っていれば、そこからまた繁殖します。とくにサッシの溝やパッキンのすき間は乾きにくい場所。作業後は乾拭きし、必要なら風を通して、しっかり乾かすまで気を抜かないでください。仕上げの乾燥まで含めて、カビ取りです。
⑤ 取れない黒ずみに、漂白剤を重ねがけ・削り続ける
何度やっても落ちない黒ずみは、たいてい素材の奥に色素が沈着した状態です。ここで漂白剤を何度も重ねたり、削り続けたりしても、色は落ちずに素材だけが傷みます。落ちない黒ずみは「掃除の限界」のサイン。次の章の見きわめに進んでください。
カーテンや壁紙、まわりにカビが移っていたら
窓のカビは、窓だけにとどまらないことがあります。結露の水滴がつたって、カーテンの裾、窓まわりの壁紙、窓の下の壁にまで広がっているケースです。窓を掃除しても、まわりにカビが残っていると、またそこから戻ってきます。素材ごとに、対処の入口だけご案内します。
- カーテンに黒い点が出ている:布のカビは、窓とは落とし方が違います。洗濯表示を確かめて、酸素系漂白剤でのつけおきなどで対処します。カーテンや布団・衣類などの布物のカビ取りは、カーテン・布団・衣類のカビの取り方でくわしく扱っています。まずは窓側のカビを止めつつ、カーテンは洗える素材かどうかを確認しておいてください
- 壁紙(クロス)に黒ずみが出ている:壁紙は、こすると表面が傷んだり、塩素系で変色したりします。壁紙のカビ取りも、窓とは手順が異なります。壁紙・壁のカビの取り方でくわしく扱っています
- 和室で、畳にまで及んでいる:畳は水拭きも塩素系もNGという、特有の注意があります。畳のカビの取り方|自分で落とす手順とやってはいけないNGを参考にしてください
共通して言えるのは、「窓のカビは、まわりに移る前に止めるのがいちばんラク」ということ。窓のカビを見つけたら、カーテンや壁もあわせてチェックしておくと、被害が広がりません。
取れない黒ずみ・広範囲のとき|交換とプロの見きわめ
手順どおりにやっても、うっすら黒いあとが残ることがあります。これは掃除の失敗ではなく、カビの色素が素材に染み込んだ「色素沈着」の状態です。ここから先は、掃除ではなく交換・修理の領域。無理に薬剤を重ねるより、次の見きわめをしてください。
ゴムパッキンは「交換」で直る
ゴムパッキンの黒ずみが、塩素系ジェルを2〜3回試しても落ちないなら、ゴム自体に色が沈着している状態です。こうなると、掃除では白く戻せません。ただしゴムパッキンは、部分的に交換できることも多い部品です。ホームセンターで窓用のパッキン(ビート)が手に入る場合もありますし、サイズや形が分からなければ、サッシ店・ガラス店に相談すると確実です。「見た目が気になるだけで、機能に問題がない」なら、そのまま使い続ける判断もありです。
「拭いても取れない曇り」はカビではなく交換のサイン
まれに、ガラスとガラスの間(ペアガラスの内側)が曇って、どれだけ拭いても取れないことがあります。これはカビや汚れではなく、ガラス内部に湿気が入り込んだ「内部結露」です。掃除では直らず、多くはガラスの交換で対応します。見分け方や交換の話は、北海道の窓の結露対策や、札幌の窓ガラス修理・交換の費用相場と悪質業者の見分け方でくわしく解説しています。
広範囲・くり返す・においが取れないなら、プロも選択肢
次のようなときは、プロに頼るのも、りっぱな選択です。
- カビが広範囲(窓1枚の大部分、または複数の窓)に及んでいる
- 取ってもすぐ再発する(素材の奥まで根を張っている可能性)
- カビ臭が取れない、部屋のあちこちがカビ臭い
- 窓まわりだけでなく、壁・天井・押入れなど部屋全体のカビが気になる
窓まわりや部屋のカビ除去は札幌のハウスクリーニングの領域、パッキン交換やガラス交換はサッシ店・ガラス店、と頼み先が分かれます。「うちの症状は、掃除で足りるのか、交換なのか、どこに頼めばいいのか」。その入口の整理から、私たち開拓札幌がお手伝いします。特定の業者に肩入れせず、状況に合った方法と業種を、中立の立場でご案内します。
一括見積もりサイトのように、申し込んだ直後から何社もの営業電話が鳴ることはありません。ご案内するのは、条件に合う1〜2社だけ。「電話したら対応エリア外だった」「もう予約でいっぱいだった」という探し直しも、こちらで引き受けます。
もう生やさないための予防|結露を「拭く仕組み」にする
せっかく落としても、原因の結露が残っていれば、カビはまた戻ってきます。予防のカギは、結露を減らすことと、ついた水分をためこまないことの2つです。
結露そのものを減らす方法は、大きく換気・湿度・暖房の見直しの3つ。こまめに換気して湿気を逃がす・室内の湿度を上げすぎない・水蒸気を出す暖房を控える、これで結露はかなり変わります。北海道の家は結露が起きやすいぶん、効果も大きく出ます。くわしい手順は北海道の窓の結露対策にまとめました。
いちばん効くのは、結露を「拭く仕組み」にすること
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい予防のコツです。結露対策というと大がかりに考えがちですが、カビを防ぐいちばん確実な一手は、シンプルに「朝、結露を拭き取ること」。水分さえたまらなければ、カビは育ちません。とはいえ「毎朝拭く」は続きません。だから、拭くのを”気合い”でなく”仕組み”にするのがポイントです。
- 窓辺にスクイジー(水切りワイパー)を1本置いておく:手を伸ばせば届く場所に道具があるだけで、拭くハードルが下がります。上から下へ水を落とし、下にたまった水だけタオルで取れば30秒です
- 吸水テープをサッシの下に貼っておく:垂れた水を受け止め、サッシや壁に水がまわるのを防ぎます。汚れたら交換するだけ
- カーテンを結露した窓にベタづけしない:濡れた窓に布が触れ続けると、カーテン側にカビが移ります。少し余裕を持たせるか、結露のひどい日は裾を上げておきます
- 月に一度、予防のエタノール拭き:カビが出ていなくても、パッキンやサッシに消毒用エタノールをさっと吹いて拭くと、カビの出はじめを抑えられます
「毎朝きっちり」でなくて構いません。道具を置く・テープを貼る・カーテンを離す。この“仕組み”を先に作っておけば、あとは無理なく続きます。
そして、拭いても拭いても追いつかないほど結露がひどいなら、窓そのものの断熱を上げる手もあります。内窓(二重窓)の効果や、使える補助金については、二重窓(内窓)は効果なし?北海道の家での本当の効果や、先進的窓リノベ2026の補助金額と申請の流れもご覧ください。
窓まわりのカビで困ったら|札幌の相談窓口
ここまでの手順を試しても改善しない、あるいは「掃除で足りるのか、交換なのか分からない」というときは、無理に抱え込まず、相談してしまうのが早いです。前の章でふれたとおり、カビの除去はハウスクリーニング、パッキンやガラスの交換はサッシ店・ガラス店、内窓は補助金対応のリフォーム会社と、症状で頼み先が分かれます。
「うちの窓は、どの業種に頼めばいいの」。その入り口の整理から、私たち開拓札幌がお手伝いします。特定の業者に肩入れせず、お客さまの状況に合った方法と業種を、中立の立場でご案内します。ご案内するのは、条件に合う1〜2社だけです。
サッシのカビは、結露そのものを減らさないと何度でも戻ってきます。開拓札幌の公式LINEでは、「札幌ハウスクリーニング 箇所別・料金相場&業者選びシート」を無料でお渡ししています。

箇所別の料金相場と業者の選び分けを1枚に。窓の結露を根本から減らす方法は、「札幌の窓・ガラス 損しないチェックシート」でもお渡ししています。ご登録だけでも大丈夫です。しつこい営業は、いたしません。
窓・サッシ・パッキンのカビについて、よくあるご質問
Q. 何度掃除しても、ゴムパッキンの黒ずみが取れません。
塩素系のカビ取りジェルで湿布(パック)しても2〜3回で落ちない場合、カビの色素がゴムの内部まで沈着している状態です。掃除では白く戻せません。ゴムパッキン(ビート)は部分的に交換できることが多いので、見た目が気になるなら、サッシ店・ガラス店に交換を相談してください。機能に問題がなければ、そのまま使い続ける判断もあります。
Q. 賃貸に住んでいます。窓のカビは自分で取っていいですか?
軽度のカビを、素材にやさしい方法(エタノールなど)で取る分には、問題になりにくいです。ただし、パッキンやサッシの交換が必要なほどひどい場合や、退去時の費用負担が気になる場合は、まず管理会社・大家さんに相談してください。結露など建物側の要因が大きいカビは、こまめに拭き取り・早めに相談していれば、過度に心配する必要はありません。気になる状態は写真で記録しておくと安心です。
Q. 二重窓(内窓)にしたのに、カビが出ます。
内窓は結露を大きく減らしますが、換気や湿度の管理を怠ると、結露がゼロになるわけではありません。とくに内窓と外窓の間の空間は、湿気がこもるとカビが出ることがあります。ときどき内窓を開けて風を通してください。内窓の効果と、効きにくくなる条件は二重窓(内窓)は効果なし?北海道の家での本当の効果で解説しています。
Q. 「ゴムパッキン用」と、ふつうのカビ取り剤は何が違いますか?
成分(塩素系)は近いことが多いですが、ゴムパッキン用はジェル状で、狙った場所にとどまり、液だれしにくいのが特長です。縦の面が多く、狭いすき間に塗る窓まわりでは、ジェルタイプのほうが使いやすく、無駄も少なくなります。どちらも塩素系なので、アルミや木には使わない・酸性のものと混ぜない、という注意は同じです。
Q. 北海道は、夏より冬のほうがカビが出やすいのですか?
窓まわりについては、そのとおりです。北海道の窓のカビは、冬の結露が最大の原因。暖房で室内があたたまり、外気で窓が冷え、毎朝のように結露します。「カビ=梅雨・夏」というイメージが強いですが、窓のカビは冬にこそ気をつけたい相手です。結露を減らす具体策は北海道の窓の結露対策をご覧ください。
まとめ|窓のカビは「素材に合った薬剤で・混ぜず・乾かして仕上げる」
最後に、大切なポイントをおさらいします。
- 窓のカビは、素材で落とし方が変わる。ゴムパッキンは塩素系ジェル、アルミサッシは中性洗剤とエタノール、木枠は消毒用エタノールが基本
- 塩素系を使っていいのは、基本ゴムパッキンだけ。アルミと木に使うと変色・腐食する
- 「混ぜるな危険」は絶対に守る。塩素系と酸性を混ぜると有毒ガスが出る。換気して1種類ずつ
- 仕上げは乾拭き+しっかり乾燥まで。水分を残すと、すぐ再発する
- 2〜3回試しても取れない黒ずみは色素沈着=交換・プロのサイン。無理に削らない
- 北海道の窓のカビは冬の結露が主因。落としたあとは、結露を「拭く仕組み」にして再発を防ぐ
窓のカビは、素材さえ見きわめれば、軽いうちはご自身で落とせます。この記事の順番どおりに、落ち着いて進めてみてください。判断に迷ったら、公式LINEで窓の写真を1枚見せていただければ、掃除で足りるか・交換が必要か、中立の立場でご案内します。

