窓ガラスが割れてしまった。まずは落ち着いて、この順番どおりに動けば大丈夫です。この記事は、今夜をどう乗り切るかを、上から順に実行できる手順書です。
結論を先にお伝えします。やることは、①安全確保 → ②破片の片づけ → ③穴・ひびを塞ぐ → ④雨風・防犯の一時対策 → ⑤(賃貸なら)連絡 → ⑥保険の確認 → ⑦業者へ、この7ステップだけです。
北海道の方で「触っていないのに突然パキッと割れた」という方は、それは「熱割れ」(俗に凍結割れと呼ばれる現象)の可能性があります。あなたのせいではありません。理由と見分け方は、記事の後半でくわしくお伝えします。
私たち「くらしの味方 開拓札幌」は、札幌で家の困りごとの相談窓口を運営しています。特定の業者に肩入れせず、お客さまにとって最適な方法を中立の立場でご案内します。まずは、今すぐの手順から見ていきましょう。
- 1 窓ガラスが割れたら、まずこの順番で【全体フロー】
- 2 ①まず自分と家族・ペットの安全を確保する
- 3 ②割れた破片を安全に片づける(掃除機はいきなり使わない)
- 4 ③穴・ひびを塞いで今夜をしのぐ(テープ・段ボールの正しい貼り方)
- 5 ④雨風・防犯の一時対策(放置がいちばん危険)
- 6 ⑤【北海道の冬】氷点下での応急の注意点
- 7 触っていないのに割れた=「熱割れ」の正体と見分け方
- 8 賃貸で窓ガラスが割れたら、誰に連絡し費用は誰持ちか
- 9 火災保険が使えるケースと、テープ補修の限界
- 10 無理せずプロに任せる判断と、札幌の相談窓口
- 11 窓ガラスが割れたときの、よくあるご質問
- 12 まとめ|まずは今夜をしのぎ、翌日に必ず業者へ
窓ガラスが割れたら、まずこの順番で【全体フロー】
割れた直後は、何から手をつければいいか分からなくなります。まずは全体像を頭に入れてください。この順番で動けば、迷いません。

- 安全確保:裸足で近づかない。子ども・ペットを別室へ。自分の装備を整える
- 破片の片づけ:大きな破片から。掃除機はいきなり使わない
- 穴・ひびを塞ぐ:段ボールとテープで、今夜をしのぐ
- 雨風・防犯の一時対策:床の水浸しと、不審者の侵入を防ぐ
- 賃貸なら、まず連絡:勝手に業者を呼ぶ前に、大家か管理会社へ一報
- 保険の確認:火災保険が使える場合があるので、割れた状況をスマホで撮っておく
- 業者へ:応急処置はあくまで一晩しのぎ。翌日以降に必ず交換する
ポイントは、①〜④で「今夜をしのぐ」、⑤〜⑦で「正式に直す」と分けて考えることです。今この瞬間に必要なのは①〜④。まずはそこだけに集中してください。
なお、この記事で扱うのは住宅の窓ガラスです。車のガラスは構造も対応先も異なるため、対象外とします。車の場合は、自動車ガラスの専門店や加入している自動車保険会社にご相談ください。
①まず自分と家族・ペットの安全を確保する
割れたガラスで、いちばん怖いのはケガです。片づけや塞ぎ方の前に、まず安全を確保します。ここを飛ばさないでください。
割れたガラスに、いきなり近づかない
飛び散ったガラスは、思っている以上に遠くまで飛びます。目に見える大きな破片だけでなく、細かい破片が周囲数メートルに散っていると考えてください。
- 裸足・靴下のまま近づかない:細かい破片は、床に光って見えないことがあります
- 子ども・ペットは、すぐ別室へ:好奇心で触ったり、足の裏を切ったりする危険があります。まず部屋から出す
- 自分のケガを確認:割れた瞬間に破片が飛んで、気づかないうちに手や顔を切っていることがあります。まず自分の体を見てください
片づける前に、この装備を整える
素手・普段着のまま作業すると、片づけの最中に必ずケガをします。次のものを身につけてから、破片に近づいてください。
- 底のしっかりした靴かスリッパ:室内でも、必ず履きます。薄いスリッパは破片が貫通するので避けてください
- 軍手を二重に:軍手1枚では、細かい破片が繊維を通り抜けます。軍手の下にゴム手袋、または軍手を二重にすると安全です
- 厚手の長袖・長ズボン:腕や足の露出をなくします
- 必要ならメガネ:破片を拾うときに、目に入るのを防ぎます
装備が整うまでは、割れたガラスに触らないこと。「早く片づけたい」という気持ちは分かりますが、素手で触れば、片づけの前にケガをしてしまいます。
②割れた破片を安全に片づける(掃除機はいきなり使わない)
装備が整ったら、破片を片づけます。大きさによって、拾い方を変えるのがコツです。順番は「大きい破片 → 細かい破片 → 粉状の破片」です。
大きな破片は、手かほうきで
手のひらより大きい破片は、軍手をした手で、またはほうきとちりとりで集めます。とがった先端を人に向けないよう、そっと動かしてください。
細かい破片は、テープで吸着させる
ほうきでは取りきれない細かい破片は、ガムテープや粘着クリーナー(コロコロ)を床に押し当てて吸着させます。テープの粘着面を下にして、軽く叩くように使うと、目に見えない小さな破片まで取れます。
掃除機は、いきなり使わない
ここが大事なポイントです。割れたガラスを、いきなり掃除機で吸い込まないでください。
理由は2つあります。
- 掃除機が故障する:とがったガラス片が、ホースや内部の部品を傷つけます
- 破片が飛び散る:吸いきれなかった破片が、排気の風で舞い上がることがあります
掃除機を使うなら、ほうき・テープで大きな破片を取り除いた「最後の仕上げ」にしてください。どうしても粉状の破片が気になるときは、吸い込み口に使い古しのストッキングをかぶせ、輪ゴムでとめる方法があります。破片がストッキングの表面に張りつくので、掃除機の内部までは入りません。
集めた破片は、段ボール箱に入れて口を閉じる
集めた破片は、そのままゴミ袋に入れると、袋を突き破って別のケガにつながります。段ボール箱や、厚紙で包んでからまとめてください。箱の口はしっかり閉じ、「ガラス危険」と書いておくと、運び出すときも、収集する人にも安全です。
なお、札幌市での具体的な分別・出し方(何ごみになるか、袋への表示ルールなど)は、割れた皿・コップ・ガラスの捨て方|札幌のルールと安全な包み方でくわしく解説しています。この段階では「箱に入れて安全に保管する」ところまでで大丈夫です。
③穴・ひびを塞いで今夜をしのぐ(テープ・段ボールの正しい貼り方)
破片を片づけたら、開いた穴やひびを塞ぎます。目的は、今夜の雨風・寒さ・防犯をしのぐこと。あくまで一時的な処置です。ひびの程度で、やり方を変えます。

軽いひび割れは、テープで補強する
穴は開いておらず、ひびが入っているだけなら、養生テープや布テープを、ひびに沿って貼ります。両面(室内側と外側)から貼ると、破片の脱落を防げます。
このとき、テープを強く引っぱって貼らないこと。ガラスに圧力がかかると、ひびが広がる原因になります。あくまで軽く、押さえる程度で貼ってください。
穴が開いたら、段ボールで塞ぐ
ガラスの一部が抜け落ちて穴が開いた場合は、段ボールで塞ぎます。手順はこうです。
- 穴より少し大きめに、段ボールを切る:窓枠にかかるサイズにします
- 段ボールを、サッシ(窓枠)に固定する:ここが最重要です。テープはガラス本体ではなく、金属のサッシや窓枠に貼って固定します
- 内側から、ビニールを重ねる:ゴミ袋やビニールシートを段ボールの内側に貼ると、雨や雪の吹き込みを防げます
なぜ「ガラスではなくサッシに固定する」のか。残ったガラスにテープを貼って引っぱると、その力でガラスがさらに割れることがあるからです。ヒビの入ったガラスは強度が落ちているので、圧力をかけないのが鉄則です。
使うテープは「粘着力が強く、水に強いもの」
ガムテープ(布テープ)や養生テープが基本ですが、雨・雪が当たる外側には、耐水性のあるテープを使うと、はがれにくくなります。紙製のマスキングテープは、水に濡れるとすぐはがれるので、外側には向きません。
④雨風・防犯の一時対策(放置がいちばん危険)
穴を塞いだら、今夜のうちに気をつけたいことが3つあります。割れたまま放置するのが、いちばん危険です。
雨・雪の吹き込みを防ぐ
穴が開いたままだと、雨や雪が室内に吹き込み、床や家具が濡れて二次被害になります。段ボールの内側にビニールを貼るのに加えて、窓の下にタオルや新聞紙を敷いておくと、吹き込んだ水分を受け止められます。北海道の冬なら、雪が入って溶けて水浸し、ということも起こります。
不審者の侵入を防ぐ
ガラスが割れて穴が開いた窓は、外から手を入れて鍵を開けられる状態です。段ボールで塞ぐだけでなく、その窓のクレセント錠(鍵)は必ず閉めておくこと。1階や、ベランダ・掃き出し窓など、人が入りやすい場所ほど注意してください。
心配なときは、その部屋の内側からもう1枚、家具などで動線をふさいでおくと安心です。
冷暖房の効きが落ちるのを、割り切る
穴が開いていると、冬は暖房が逃げ、夏は冷房が効きません。段ボールとビニールで、ある程度は防げます。ただし、ここで無理に断熱シートを貼ったり、ストーブの熱を直接当てたりするのは危険です(理由は次の章でくわしくお伝えします)。
大切なのは、これらすべてが「一晩しのぎ」だと理解することです。応急処置で今夜を乗り切り、明日には必ず業者に連絡する。この前提を忘れないでください。
⑤【北海道の冬】氷点下での応急の注意点
ここからは、北海道・札幌ならではの注意点です。氷点下では、これまでの手順に、いくつか落とし穴があります。冬に窓が割れたら、必ず読んでください。
氷点下では、テープの粘着が効きにくい
寒さでテープの粘着力は大きく落ちます。とくに窓枠が氷点下まで冷えていると、貼ってもすぐにはがれてしまいます。対策はこうです。
- 窓枠の水分・氷を、先に拭き取る:濡れた面・凍った面には、テープはつきません
- 室内側から貼る:外側の冷たい面より、室内側のほうが温度が高く、粘着が効きます
- テープを手で温めてから貼る:粘着面を手のひらで少し温めると、つきやすくなります
凍った窓やサッシに、絶対に熱湯をかけない
これは、冬にやってしまいがちな最も危険な行為です。凍りついた窓やサッシを溶かそうとして、熱湯をかけてはいけません。
理由は、急な温度差でガラスが割れる(=熱割れ)からです。冷えきったガラスに熱湯をかけると、当たった部分だけが急激に膨張し、周囲との温度差でひびが入ります。すでに割れている窓なら、さらに割れが広がります。
「水道が凍ったらお湯をかける」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、それとは別物です。水道の凍結対策で使うのも、正しくは40℃程度のぬるま湯で、熱湯は水道管でも破裂のもとになります。まして窓ガラスに熱湯は、急な温度差で割れるので厳禁です。混同しないでください。
断熱シート・ストーブの熱を、割れた窓に直接当てない
寒さをしのごうとして、次のことをすると、かえって熱割れを誘発します。
- ストーブやファンヒーターの熱風を、窓に直接当てる:窓の一部だけが急に温まり、温度差で割れます
- 割れた窓に、断熱シートや濃い色のフィルムを貼る:部分的な温度ムラが生じ、熱割れの原因になります
暖房器具は、窓から離して使ってください。冷えた窓を急に温めない、というのが冬の鉄則です。
そして、北海道で「触っていないのに突然割れた」という方。それは、次にお伝えする「熱割れ」が正体かもしれません。
触っていないのに割れた=「熱割れ」の正体と見分け方
「何もしていないのに、突然パキッと割れた」。北海道では、冬にこうした問い合わせが増えます。俗に「凍結割れ」と呼ばれますが、正体は「熱割れ」という現象です。氷が割るのではありません。まず、これを正しく知ってください。
熱割れとは? ガラスの中の「温度差」で割れる
板ガラスメーカーのAGCの技術解説(AGC Glass Plaza「ガラスが割れる時-3 熱割れ」)によると、熱割れの原因は熱そのものではなく、一枚のガラスの中に生じる温度の不均衡=熱応力です。
もう少しかみくだくと、こういう仕組みです。
- 窓ガラスの中央部分は、直射日光で温まって膨張しようとする
- 一方、サッシに隠れた端(エッジ)は、冷えたままで膨張しない
- この膨張しようとする力と、それを押さえる力の差(引張応力)が、ガラスの強度を超えると、突然ひびが入る
AGCの実験では、一般的な透明の板ガラスは、一枚の中に約60℃の温度差が生じると割れる(5ミリ厚の場合)とされています。北海道は昼夜・室内外の寒暖差が大きいため、この条件がそろいやすいのです。

熱割れが起きやすいのは「冬の晴れた日の午前・東南面」
日本サッシ協会の解説(日本サッシ協会「ガラスの熱割れ」)によると、熱割れが発生しやすいのは、冬期の晴れた日の午前中で、建物の東面・南面です。
朝、東や南の窓に強い日射が当たる一方、サッシまわりはまだ冷えている。この温度差がいちばん大きくなるのが、冬の午前中というわけです。「朝、日が当たる窓が、触ってもいないのに割れた」という状況は、まさに熱割れの典型です。
熱割れの見分け方=「端から、辺に直角のひび」
熱割れには、はっきりした特徴があります。次のような割れ方をします。
- ひびが、ガラスの端(エッジ)から始まっている(サッシに隠れていた部分が起点。AGC・日本サッシ協会とも同様の解説です)
- まず、辺に対して直角に割れ、その後、蛇行していく(日本サッシ協会の解説による)
一般に、飛び石や物がぶつかった割れ(衝撃割れ)は中心から放射状にひびが広がるため、端から直角に始まる熱割れとは見分けがつきます。
また、網入りガラス(中に金網が入ったガラス)は、熱割れが起きやすいとされています。日本サッシ協会によると、金網とガラスの膨張の差があること、切断面に傷が残りやすく周辺部の強度が一般ガラスの約半分しかないことが理由です。防火地域で多く使われるガラスなので、心当たりのある方は覚えておいてください。
熱割れは「不可抗力」=あなたのせいではない
いちばんお伝えしたいのはここです。日本サッシ協会は、熱割れを「立地条件や季節などの違いにより起きる不可抗力現象であり、サッシの構造上、完全に防ぐことはできない」と明記しています。
つまり、あなたの扱いが悪かったわけでも、製品の欠陥でもありません。自分を責める必要はまったくないので、安心してください。(なお、AGCによると強化ガラスは熱応力への強度が高く、日射熱では割れません。割れたのが強化ガラスでなかった、というだけのことです。)
賃貸で窓ガラスが割れたら、誰に連絡し費用は誰持ちか
賃貸にお住まいの方は、応急処置と並行して、連絡先と費用の負担者を確認しましょう。ここを間違えると、あとでトラブルになります。
まず、大家か管理会社に連絡する
賃貸で窓ガラスが割れたら、自分で業者を手配する前に、まず大家さん(貸主)か管理会社に連絡してください。
理由は2つです。
- 費用の負担者や、手配する業者が決まっている場合がある:勝手に高い業者を呼ぶと、費用が認められないことがあります
- 後々の負担割合の話がスムーズになる:先に一報を入れておくのが基本です
マンションなどの集合住宅では、窓が共用部分の扱いになることもあります。その場合は管理組合や管理会社が窓口です。まずは連絡し、指示を仰いでください。
費用は「割れた原因」で負担者が変わる
誰が費用を払うかは、なぜ割れたかで変わります。おおまかな考え方は次のとおりです。

- 自然災害・熱割れなど、自分に落ち度がない場合:貸主(大家)の負担になることが多いとされています。とくに熱割れは、前の章のとおり「不可抗力」なので、借主の過失とは言いにくいケースです
- 自分の不注意・過失で割った場合(家具をぶつけた、子どもがボールを当てたなど):借主(あなた)の負担になるのが一般的です
- 空き巣・泥棒に割られた場合:火災保険(借主が加入する家財保険など)で対応できることがあります
- 地震で割れた場合:火災保険では対象外です。地震保険の領域になりますが、補償の有無や出方は契約によるため、加入内容の確認が必要です
ただし、これはあくまで一般的な考え方です。最終的な負担は、賃貸借契約の内容や、大家・管理会社との話し合いで決まります。だからこそ、勝手に動く前に、まず連絡が大切なのです。
なお、修理・交換の具体的な費用相場や、信頼できる業者の選び方は、札幌の窓ガラス修理・交換の費用相場と悪質業者の見分け方でくわしく解説しています。
火災保険が使えるケースと、テープ補修の限界
持ち家の方も、賃貸の方も、火災保険で修理費が補償される場合があります。応急処置をしながら、この可能性も頭に入れておきましょう。
こんな原因なら、火災保険で補償されることがある
火災保険は「火災」だけの保険ではありません。契約内容によりますが、次のような原因でガラスが割れた場合、補償の対象になることがあります。
- 風災:強風・台風で飛んできた物が当たって割れた
- 雹災(ひょうさい):雹が当たって割れた
- 盗難:空き巣に割られた
- 物体の落下・飛来・衝突:外から物が飛んできて割れた
- 不測かつ突発的な事故:予測できない突発的な事故によるもの
ただし、補償されるかどうかの最終判断は、加入している保険会社が行います。契約の内容によっても変わります。とくに免責金額の設定には、損害が一定額未満だと保険金が出ない「フランチャイズ方式」と、損害額から自己負担分を差し引く「免責方式」があり、同じ被害でも結果が変わることがあります。まずは保険証券を確認し、保険会社に問い合わせてみてください。
今のうちに、割れた状況をスマホで撮影しておく
保険を申請する可能性を考えて、片づける前・塞ぐ前に、割れた状態をスマホで撮影しておきましょう。先にガラスの交換まで済ませてしまうと、被害の状況が確認できず、保険金が下りないことがあります。順番は「撮影と保険会社への連絡が先、本修理はその後」です。
- 割れた窓の全体(どの窓か分かるように)
- 割れ方が分かる、近くからの写真
- 原因が分かるもの(飛んできた物など)があれば、それも
撮影が済んでから、安全のための片づけ・応急処置に進めば大丈夫です。保険金の額や、申請の細かい手順については、札幌の窓ガラス修理・交換の費用相場|火災保険の使い方でまとめて解説しています。
テープ・補修液は「一晩しのぎ」。強度は戻らない
最後に、正直にお伝えします。ここまでの応急処置は、すべて「一晩しのぎ」です。
- 補修テープ・補修液・コーキング材は、穴や雨風を一時的にしのぐためのものです
- 一度ひびが入ったガラスは、元の強度には戻りません。テープで留めても、衝撃や振動で、さらに大きく割れる危険があります
- だから、応急処置で今夜を乗り切ったら、翌日以降にできるだけ早く、ガラスの交換を業者に依頼してください
「テープで塞げたから、しばらくこのまま」は禁物です。割れたガラスは、いつ落下・破損してもおかしくない状態だと考えてください。
無理せずプロに任せる判断と、札幌の相談窓口
ここまで応急処置の手順をお伝えしてきましたが、すべてを自分でやる必要はありません。次のような場合は、無理をせず、その日のうちに業者に連絡してください。
こんなときは、自分で処置せず業者へ
- 掃き出し窓(床まである大きな窓)が割れた:ガラスが大きく、破片も多いため危険です
- 首より高い位置のガラスが割れた:脚立に乗っての作業は、落下とガラスの両方の危険があります
- 強風・台風のさなか:無理に外側で作業すると、命に関わります。天候が落ち着くまで、その部屋から離れてください
- 破片が多く、自分では手に負えない:ケガのリスクを冒してまで、無理に片づけないこと
ガラスの修理・交換を頼む先は、ガラス店・サッシ店・リフォーム会社です。緊急なら、夜間・早朝に対応してくれる業者もあります。
札幌で「どこに頼めばいいか分からない」ときは
とはいえ、割れて焦っているときに、信頼できる業者を自分で探すのは大変です。「電話したら対応エリア外だった」「相場より高い金額を提示された」といった不安もあります。
開拓札幌は、札幌の家の困りごとの相談窓口として、特定の業者に肩入れせず、お客さまの状況に合う業者を中立の立場でご案内しています。
- ご案内するのは、条件に合う1〜2社だけ。申し込んだ直後から何社もの営業電話が鳴ることはありません
- 「電話したら対象エリア外だった・もう埋まっていた」という探し直しも、こちらで引き受けます
- ご相談は無料。もちろん、相談だけでも構いません
今すぐ動ける業者を探したいときは、公式LINEから、割れた窓の写真を送るだけでご相談いただけます。今夜の応急処置で不安な点も、あわせてお聞きください。
今夜をしのいだあと、明日は相場と保険の話になります。開拓札幌の公式LINEでは、「札幌の窓・ガラス 損しないチェックシート」を無料でお渡ししています。

熱割れの見分け方、種類×サイズ別の修理相場、火災保険が使える原因の一覧まで、割れた窓の前で確かめられる1枚です。ご登録だけでも大丈夫です。しつこい営業は、いたしません。
窓ガラスが割れたときの、よくあるご質問
Q. 賃貸で、自分の不注意でガラスを割ってしまいました。費用はどうなりますか?
自分の過失で割った場合は、借主(あなた)の負担になるのが一般的です。ただし、まずは大家さんか管理会社に連絡してください。加入している火災保険(家財保険)に「破損・汚損」の補償が付いていれば、対応できる場合もあります。勝手に業者を手配せず、先に一報を入れるのが大切です。
Q. 触っていないのに割れた熱割れは、保険で直せますか?
火災保険の契約内容によっては、「不測かつ突発的な事故」として補償の対象になることがあります。ただし、最終的な判断は保険会社が行います。まずは片づける前に状況を撮影し、保険会社に問い合わせてみてください。
Q. 段ボールは、何で留めればいいですか?
ガムテープ(布テープ)や養生テープで、ガラス本体ではなくサッシ(窓枠)に固定します。雨や雪が当たる外側には、耐水性のあるテープを使うと、はがれにくくなります。ガラスにテープを貼って引っぱると、割れが広がるので避けてください。
Q. 割れたガラスを、掃除機で吸ってもいいですか?
いきなり吸うのはやめてください。とがった破片で掃除機が故障したり、破片が飛び散ったりします。まずはほうきとテープで大きな破片を取り、掃除機は最後の仕上げに。使うなら、吸い込み口にストッキングをかぶせると、内部への破片の侵入を防げます。
Q. 凍った窓に、熱湯をかけて溶かしてもいいですか?
絶対にやめてください。急な温度差でガラスが割れます(熱割れ)。すでに割れている窓なら、さらに割れが広がります。水道の凍結にお湯を使う対処とは別物です。窓ガラスに熱湯は厳禁と覚えてください。
まとめ|まずは今夜をしのぎ、翌日に必ず業者へ
最後に、大切なことをおさらいします。
- 順番は①安全確保 → ②破片の片づけ → ③穴を塞ぐ → ④雨風・防犯 → ⑤(賃貸なら)連絡 → ⑥保険確認 → ⑦業者
- 掃除機はいきなり使わない。段ボールはガラスではなくサッシに固定する
- 北海道の冬は、凍った窓に熱湯をかけない(熱割れの原因)。テープは温めてから、室内側に貼る
- 触っていないのに割れる「熱割れ」は不可抗力。自分を責めなくていい
- 応急処置は一晩しのぎ。強度は戻らないので、翌日に必ず業者へ
窓ガラスは、正しい順番で処置すれば、今夜を安全に乗り切れます。そして、直すのは明日でも間に合います。まずは、ケガをしないことを最優先に。